[過去ログ] 【P4】 Persona4 -ペルソナ4- Part346 (634レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
143: 2009/08/16(日)04:36 ID:liJWiv/I0(2/3) AAS
「だって、あんたが笑わせるから!」
「もー怒った。お仕置きだ」
「え、その言い方って、やらしい」
花村は千枝を起き上がらせ、腰を持ち上げる。
「ちょっと、待っ……」
「多分、これが、一番スムーズだ」
千枝の少ない性行為の知識の中では、大抵、初めての場合は正常位である。だが、今の場合は座る花村の上に、千枝が降ろされる形になっている。
「ちょ、それ、怖っ、って、いた〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!! 痛い痛い痛い!!」
「ふう、やっと入った。イデッ!」
「何でこんな体勢なの! 最初は違うでしょー! いたたたたた」
「万有引力。デッ。ごんごん殴るなよ! だって、最初は本当に入りにくいんだよ! しかもお前の中、すげー狭い!
多分、普通通りじゃ入らねー! っていうか、その、あの、締め付け、すごいから、うっ、すみません、出そう」
「何であやまるの?! 出るって?!」
千枝にとっては、とにかく痛くて苦しくて、狭くて仕方がない。
しかも花村が動かすので、その度になんともいえない感触が身体に走る。
「いやっ、花村、動かさないでっ!」
痛みの先に、快感がある。
「無理! それに俺、早いから安心しろ!」
「早いの!?」
その方がありがたい。
「早くない!」
「どっち!?」
「だから、今日だけの話だ。久しぶりだし、その、相手がお前だから早いと言うだけで、いつもじゃないからな! 本当だ! 次は絶対に寝かさないくらい、遅い!」
言っている意味がよく分からないが、花村は真剣だった。
千枝としては、早かろうが遅かろうが、どうでも良かった。痛い。痛いが、気持ちが良い。花村が、今、中にいる。
「花村……っ」
腰から下が溶けそうになる。ただ熱く、花村の感触しか、既にない。
「やだ、何、もうっ」
今まで味わったことのない、感覚。千枝は花村にしがみついた。
時々、痛い。でも、やめてほしくない。
「千枝、愛してる」
いきなり名前で呼ばないでほしい。ぞくりとする。
「俺の名前も、呼んでくれ」
「陽介?」
「訊くなよ」
今までずっと名字で呼んでいたのに、今更名前でなんて、恥ずかしい。
「だって……っ」
それに、ものも言えないくらい、切羽詰って来ている。
下から突き上げられ、千枝の中で花村の存在が大きくなっているのだ。
(いろいろあった)
本当に、今まで、あった。
優しくて、運が悪くて、報われない、この人のことを、言葉に言えないくらい、愛している。
「千枝、俺より先に、死なないでくれ」
暗い声だった。花村は千枝の胸に顔をうずめている。千枝はそっと抱き締めた。
「うん。約束するよ」
分かっている。今まで花村がどんなに傷つき、苦しんで来たかを。
もう、離れない。もう、この手を決して離さない。
先に死なない。約束する。
(あたしが哀しみから、守ってあげる)
「好きだよ、陽介」
「俺もだよ、千枝」
後は何も考えられなかった。快感が体中を貫いていく。もう痛みはなく、ただひたすらに気持ち良い。
「陽介、もう、何か……っ無理、かも。すごく、変な感じ……」
ふわっと意識が遠のいていく。熱いものが満ちて、千枝は意識を保つことができなかった。
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 491 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.009s