[過去ログ] 第48回衆議院総選挙総合スレ46 [無断転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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531: (ブーイモ MMa1-zCia [202.214.167.80]) 2017/06/28(水)22:22 ID:YD+2KwldM(3/14) AAS
■景気後退のサインはうかがえず、波乱は海外要因か
米国経済は低成長・低インフレの状態にあるが、目先的な景気後退リスクは低い。たとえば、景気後退のサインとして、雇用者数の3カ月平均が減少に転じる、
全米活動指数の3カ月平均がマイナス0.7を下回る、景気先行指数が前年同月を下回る……などが知られているが、いずれもその徴候が見られないからだ。
米雇用者数は5月までの3カ月平均が12万1000人増と増勢は鈍化しているものの、減少に転じるにはまだ余裕がある。
全米活動指数は4月までの3カ月平均がプラス0.23である。プラスは5カ月連続で過去1年については緩やかな上昇トレンドを示しており、先行きが暗いわけではない。景気先行指数も4月まで6カ月連続で前年水準を上回っている。
こうした状況を踏まえると、年後半に景気後退が起こる確率はかなり低いと考えて良さそうだ。したがって、リスクは国内ではなく海外ということになりそうで、
欧州での政治的混乱や中国の不良債権問題、中東での地政学的リスクなどに注意が必要となりそうだ。
■トランプ政権の混乱で期待もはく落
FRB(米連邦準備制度理事会)は1〜3月期の低成長を一時的としている。しかし、5月の米経済指標を見ると鉱工業生産指数は前月比横ばい、小売売上高は前月比0.3%減、
住宅着工件数は年率換算で前月比5.5%減と、軒並み冴えない数字が並んでおり、一時的かどうかは疑わしくなっている。
ニューヨーク連銀が公表しているナウキャスト(6月16日現在)は、米GDP成長率を4〜6月期は1.9%、7〜9月期は1.5%と予想しており、低成長が継続するリスクは決して小さくはない。
ただし、冴えない景気が「息の長い景気拡大」をもたらしている面もある。低成長が続いていることで、過剰消費や過剰投資といった景気後退につながるような歪みが現在の米国経済には確認できないからだ。
ところで、トランプ大統領の公約の柱である「米国史上最大」のインフラ投資はまったくと言っていいほど話が進んでいない。
実施は早くても来年以降となり、仮に実施されたとしても公約にあるような規模にはならない見通しだ。
トランプ政権はロシア疑惑などから混乱が続いており、「トランポノミクス」への期待がはく落しつつあることも年後半の米景気見通しに暗い影を落としている。(NY在住ジャーナリスト、スーザン・グリーン)
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