[過去ログ] 第48回衆議院総選挙総合スレ46 [無断転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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545: (ブーイモ MMa1-zCia [202.214.167.80]) 2017/06/28(水)22:40 ID:YD+2KwldM(7/14) AAS
ht 外部リンク:headlines.yahoo.co.jp
中国経済:景気指標の総点検(2017年夏季号)〜党大会までは大丈夫と囁かれる中、景気悪化のサインが点灯!
■要旨
1.最近の金融マーケットを概観すると、株価はボックス圏で一進一退、人民元は小反発、住宅価格は上昇を続けており、短期金利は上昇し始めた。
住宅価格の高騰を受けて中国政府は住宅バブル退治に乗り出したものの、住宅価格の上昇に歯止めは掛かっていない。
これを受けて、中国人民銀行は金融を引き締め方向にコントロール、短期金利は上昇してきた。
2.供給面を点検すると、4-5月期の工業生産は前年同期比6.6%増と1-3月期の同6.8%増を0.2ポイント下回っており、6月の動きは未反映だが4-6月期の成長率は1-3月期を下回る可能性がある。
また、製造業PMIはやや低下、非製造業PMIはほぼ横ばいで推移している。
3.需要面を点検すると、個人消費は1-3月期を上回る伸びを示しており、4-6月期の成長率を押し上げる要因となる可能性が高い。
一方、投資はインフラ関連や不動産開発の伸びが鈍化してきたため成長率を押し下げる要因となる可能性が高い。
また、4-5月期の貿易黒字は前年同期比6.9%減となったものの、1-3月期に比べるとマイナス幅は縮小している。
4.その他の重要指標を点検すると、道路貨物輸送量は高い伸びを維持しているものの、電力消費量は伸びが鈍化してきた。
また、通貨供給量(M2)は政府見通しの「12%前後」を大きく下回ったものの、投資に結び付くことの多い中長期融資は高い伸びを維持している。
5.景気の動きを総合的に見るため、ニッセイ基礎研究所で開発した回帰モデルを用いて実質GDP成長率を推計したところ、
4・5月はともに前年同月比6.9%増と、第1四半期(1-3月期)の実績(6.9%)と同水準を維持している。
但し、当研究所で作成した「景気評価点」では景気悪化のサインが点灯、景気の先行きを注視する必要がでてきた。
■最近の金融マーケット
最近の金融マーケットを概観すると、株価はボックス圏で一進一退、人民元は小反発、住宅価格は上昇を続けており、短期金利は上昇し始めた。
まず、株式市場に焦点を当てると、15年後半以降ミニバブルの崩壊で何度か急落を演じたものの、16年1月28日(上海総合で2655.66)でボトムアウト、
その後はボックス圏で推移している。株価急落時に下値を支えた政府系ファンド(国家隊)が売りに転じた一方、株価急落時に打ち出された年金基金が株式投資を開始、上値も下値も重い展開となっている。
為替市場に目を転じると、15年8月には人民元の米ドルに対する基準値を3日間で約4.5%切り下げ(市場実勢の下落は約3%)、その後も下値を探る動きが続いたが、17年に入ると下げ止まり小反発した。
米国では15年12月以降4回の利上げを実施、今後も段階的な利上げが予想されている。しかし、トランプ政権への期待が萎むとともに米国の長期金利は低下、米中の長期金利差は大方の予想を覆して拡大、それまでの米ドル高は修正局面を迎えている。
また、住宅市場では16年7月に前回高値を上回って、最高値更新を続けている。中国政府(含む中国人民銀行)は住宅バブルの退治に乗り出した。それまで高騰の目立っていた深?市や上海市などでは上昇に歯止めが掛かったものの、
住宅バブルは周辺に飛び火している。そして、短期金利は上昇し始めた。中国人民銀行は15年10月に基準金利(預金・貸出)を引き下げて以降その後は据え置いているが、
リバースレポ(7日物)や常設流動性ファシリティなどを2回に渡って引き上げるなど、金融を引き締め方向にコントロールしている。
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