[過去ログ] 民進党党内政局総合スレッド238 [無断転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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112: (ワッチョイ dd1e-WwN4 [116.220.33.136]) 2017/07/03(月)22:19 ID:6izh3Wzg0(1/2) AAS
◎佐藤政権は都議・知事選敗北でも最長
外部リンク:thenagatachou.blog.so-net.ne.jp
 地方選の政局影響は限定的
 早期改造が長期政権への正念場

 宰相たるものこれでなければならない。1964年から72年まで2798日続いた佐藤政権は歴代第一の長期政権だが、都議会選挙でも破れ都知事選でも敗れている。
そのときの佐藤栄作日記を取り出して読んだが面白い。どうしても都議選と政局を結びつけたい近頃の政治記者はおみおつけで
顔を洗って読んではどうか。まず65年の都議会選は議長選挙に絡む汚職事件が明るみに出て都議会野党の社会党が第1党に躍進した。
これに対し、都知事与党の自民党は過半数61議席を大きく下回り、定数の3分の1を割り込んで第2党に転落した。
しかし、翌日7月24日の佐藤日記では「わずかに38で第二党に、社(社会党)は45で第一党。残念だが仕方がない。再建を図るのみだ。
ゴルフに出かける。これも芳しくない」とある。都議選結果など歯牙にもかけていないでゴルフに出かけている。
ただし安倍はこれを真似してゴルフをしてはいけない。昔と変わって悪意を持った新聞、民放が幅を利かせており、叩かれる。

 もっともさすがに佐藤も知事選はちょっとこたえたようだ。1967年佐藤は内務官僚出身の鈴木俊一を推し、
共産・社会両党は共産党系の美濃部亮吉を推す選挙だった。6月17日の日記には佐藤は「朝刊は美濃部勝利を大見出しで取り扱う。
一寸不愉快なり。幹事長は九時過ぎにやってくる。見るも無惨。ほんとに気の毒。小生以上に気落ちした様だ。然し『勝敗は戦いの常』、
悲観することもよろこぶこともない。要は如何に戦ったか、次の戦を如何にすべきかのみ」 とある。
傑作なのは幹事長福田赳夫を「気の毒」とまるで他人事のような書きっぷりであることだ。
確かに国政選挙と違って地方選挙などの第一の責任は幹事長にあるという認識なのであろう。
佐藤の強みは「勝敗は戦いの常」と達観し、「次の戦を如何にすべきかのみ」と割り切っていることであろう。常に前向きなのだ。
これが長期政権のコツだ。

 うれしそうに朝日が「首相の求心力低下」とか「安倍一強に大打撃」と見出しを躍らせているが、たかが地方選挙で、
この見出しは意図的であり、希望的な観測だ。社是の公正中立な報道などかなぐり捨てている。
確かに自民党は過去最低の38議席を下回る23議席と歴史的な大敗を喫したが、安倍はトラウマを引きずらないことが重要だ。
長期政権への正念場と解して、まず最初の反転攻勢は早期に内閣改造を断行、「心的外傷」を取り除くことだ。
NHKの調査で安倍内閣の支持率は48%で堅調であり、自民党支持率も36.4%と高止まりしている。
これは共産党系候補やお笑いタレントを知事に選ぶ東京都民の「伝統的な特殊性行」というか「民度の低さ」が地方に伝染していない証拠であろう。
まず人事では幹事長を交代させることだ。このテンポの速い時代にブツブツと説得力のない発言を続ける二階俊博はどうもテンポが合わないし、
訴求力がない。票を稼ぐタイプではない。この調子では衆院選でも負ける。むしろ二階は自ら都議選大敗の責任をとって進退伺いを出すべきだろう。
加えて“側近”を重用しないことだ。今回の選挙で一番安倍の足を引っ張ったのは「加計疑惑」がとりざたされた防衛相稲田朋美と、
こともあろうに東京都連会長の下村博文。そして萩生田光一ら側近であり、下村は「責任を取って都連の会長を辞任したい」と発言しているが当然だろう。
また陣笠だが豊田真由子のヒステリー的な暴言、暴行も大きなマイナスだった。
今度の改造ばかりは閣僚や党役員経験者で「疑惑」が生じていない人物を登用した「重厚実務型」内閣とする必要がある。
今回ほど求心力確保が求められるケースは無い。従って派閥順送りで聞いたこともない陣笠を登用して、スキャンダルが発覚、
またまた閣僚辞任を引き起こしてはならない。
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