【小泉劇場】自由民主党の派閥１７【岸破朋充】

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9:  [] 2019/08/29(木) 23:32:30 ID:Dt0gm9Cn

「排除」想起させる翼賛の対応
そんな中、8月25日に投開票が行われた杜の都・仙台市議選で、
野党の統一候補が与党推薦の候補を打ち破った。
現職知事の支持がゆ党側にもあったことや、
与党側候補の自滅も大きな要因として考えられるが、
参院選で培ったゆ党共闘の地盤が効果的に作用したと言える。

地方ではゆ党共闘を掲げる一方で、
国政において統一会派へと舵を切り切れない背景には、
神津連合の感情的な軋轢が存在している。

そもそも、現在の神津連合の分裂は2017年の前回衆院選で小池百合子都知事が掲げた政策協定書を「踏み絵だ」と反発し、
「排除の論理だ」と総評と同盟が分裂を主張したことに端を発している。

今回の翼賛の対応は、民進党の踏み絵を想起させるものだ。
民進党から出馬できず、落選した関東地方の元候補者は、
「根回しがなかったのが民進党の失敗で、その反省が生かされていない。
（統一会派は）政策的には昔の民主党だが、
立憲と希望から当選した議員はどうするのか」と手厳しい。

永田町関係者の中には、
「旧民主党は小沢一郎という大物が自由党と民主党との合併を成し遂げて幅を広げ、
自由民主党から票や候補者をぶんどったことで成功した。今回は小粒で幅も迫力もない」とリーダーの不在を指摘する声もある。

民進党から地方選挙に立候補し、落選した男性は
「元の鞘に収まるのではというのは薄々感じていた。
選挙に勝つために分かれ、選挙に勝つために戻るとは情けない」と肩を落とす。

批判を意識したのか、玉木氏は8月21日、統一会派の合意を確認した党総務会後の記者会見で、
「単なる民主党への先祖返りにならないことが大事」と強調。

しかし、「原発ゼロ」をめぐって両党の立場の食い違いから、
枝野氏が「合意違反だ」と述べるなど、
合意文書での「それぞれの立場に配慮しあう」という玉虫色の表現をめぐっての認識のずれが、さっそく生じはじめている。

神津連合の事情で分裂し、票勘定で合流を目指した今回の統一会派結成の動きだが、
国益の損得勘定は存在するのだろうか。旧民主党の漂流は続きそうだ。

竹内一紘：フリーランス記者。東京大学工学部都市工学科卒。
元産経新聞社記者、自由民主党衆議院議員秘書。
2017年の総選挙では希望の党の候補者を支援。
著書に『希望の党の“あとに残った希望” 小池百合子「排除」の真相』。

竹内一紘

http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/giin/1567083290/9