雛苺萌えスレ3 (246レス)
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229: 2024/09/29(日)06:36 ID:F351Qton0(4/9) AAS
「あら、おはよう。雛苺。」
母が優しい声で雛苺に挨拶を返す。
「おっ、やっと起きてきたか。遅いぞ雛苺。」
父が笑いながら雛苺に語りかける。
「おはよう雛苺、今日も元気だね!」
妹が笑顔で雛苺に応える。
「雛苺おはよう。よく眠れたか?」
兄が雛苺を気遣う言葉を掛ける。
「雛苺、よだれのアトついてるぞ笑」
僕は雛苺の頭を優しく撫でてあげた。
家族の豹変ぶりに雛苺は少し戸惑っているようだったが、この家に来て初めて優しくされた雛苺は満面の笑みで僕たちを見ていた。目からは涙が溢れている。
「あれ…?おかしいの…ヒナ、とっても嬉しいのに…泣いちゃったの…」
「うわあん!ヒナ寂しかったのよ!みんなヒナのこと無視するから…」
「でも、違ったの…ヒナはおバカさんだったの…みんなヒナのこと大好きだったのね!ヒナもみんなのことが、だあい好きなの!」
雛苺は今までのことを思い出してか、号泣し始めた。
僕たちは雛苺を囲んで雛苺に優しい言葉を掛けてあげ、頭を撫でてあげた。
「さっ、朝ごはんにしましょ!」
テーブルの上には朝からたくさんの料理が並んでいる。僕らが昔使っていた幼児用の椅子がお誕生日席に置かれている。勿論、雛苺に座って貰うためのものだ。
「雛苺のためにお母さん、頑張ったのよ〜!
まだまだお料理作るから、今日1日はみんな好きなだけ食べてね!」
「うゆ…どうしたの?なにかのお祝い?」
「今日はヒナちゃんが来て1年目の記念日だからね!お祝いだよ。」
「雛苺、気づいてるか?部屋の様子、いつもと違うだろ?」
リビングは折り紙で作った飾りや、「雛苺がウチに来た一周年記念」と書かれた貼り紙、「雛苺、いつもありがとう」と1文字ずつ丸く切り取ったものなどで飾りつけられている。
「あの字、俺が書いたんだぜ。うまいだろ?」
「あの雛苺の似顔絵は私が描いたのよ。どう似てる?」
雛苺は感極まってまた泣き出した。
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