ラテン語スレ [無断転載禁止]©2ch.net (719レス)
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442: ボケ老人 (オイコラミネオ MMd6-Q+5r) [sage] 2020/01/02(木) 00:23:39.94 ID:eTSRsmqsM スペイン語の año はカタルニア語で any(nyはスペイン語 ñ やフランス語 gn と同じ発音)となり、スペイン語に見える男性名詞の語尾 -o は、カタルニア語では大抵落ちる。 しかしながら、スペイン語 hogaño と比較して、カタルニア語 enguany は、特に前半部がこなり特異な形をしている。 この音韻変化の詳細過程の説明は比較的難しいらしく、吾人はそれを今まで目にしたことはない。 それは一応異化作用という音韻変化とすることで解決し得る。 具体的には、後ろに来る母音a によって母音o の非円唇化が促進され、更に前舌化したという変化の過程を想定できる。 この辺りの説明は一部にも見られる。 ところが、子音 g が ng となった過程の説明を見つけるのは難しい。 吾人が、スペイン語 hogaño をカタルニア語 enguany と比較して直感したのは、ここには音韻調和が働いたのではないかということである。 スペイン語を公用語とする南米の国パラグアイには、もう一つ準公用語的存在の土着語・グアラニー語も行われる。 そのグアラニー語には、所謂「鼻音調和」なる現象がある。 これは同じ語の中では、子音の鼻音や鼻母音が、破裂音と共存できないという音韻法則である。 その際、本来の破裂音は対応する鼻音に変化したり、又は前鼻音化したりする。 ここで目に付くのは、後者の変化である。 つまり、破裂音p/t/k はその前に鼻音m/n を取って前鼻音化(prenazalized)し、又自らは有声化して閉鎖音となる: p→mb /t→nd/ k→ng してみれば、カタルニア語でも同じような音韻調和が働き、後ろの鼻音n に影響されて hoc の -c が前鼻音化音になったのではないか? これが吾人の考えである。 類例がカタルニア語内にまだあるかどうかは知らないが。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/gogaku/1462787198/442
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