[過去ログ] 彼の家に行ったら玄関にしゃがんだガイルがいた (671レス)
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668: 2009/08/17(月)21:41 ID:FBDw0LAIO携(1) AAS
「まあ、その。院長先生、作戦の成功を願って熱海で買ってきた温泉饅頭なんていかがですか?ほ、ほら真昼間から酒なんてアレですし。」
「ふむ。悪くないな。太郎君、まず君が食べてみたまえ。」
「え゜!?」
「どうした?太郎君。まず君が食べて見せろと言ったのだ。」
「…………。」
「ふふん。私の目は節穴ではないぞ。君がこの作戦にいい感情を抱いてないことは分かっていた。
 おおかた塩化スキサメトニウム(筋弛緩剤)のような即効性の薬でも盛ってあるのだろう?」

「……は?何を言っているんですか?(ぱくっ)もぐむぐもぐちゃ。これのどこに一服盛ってると?」
「あ、あれっ?何ともないの太郎君?」
「もう〜。院長先生?疑心暗鬼は組織の結束を弱めますよ?」
「は、はははは。いや〜私はてっきり。いや、その……すまん。」
「ほら、気を取り直して、お茶と一緒に饅頭食べましょう。」
「む。これはうまい。ズズズズズズズ……。

 …………うぐ、ぐはぁ!?」
「実はですね、院長センセ?一服盛ったのは饅頭でもお茶でもなく今、院長が手にしている信楽焼きの湯のみの底に塗りこんでおいたんですよ。
 饅頭を食べて見せろといわれたときはギクっとしたけど、その湯のみ茶碗は院長が大切にしているお気に入り、
 万一お茶に疑いが向けられた場合でも僕に口をつけさせるような真似はしないだろうと踏んだんです。」
「…………き、貴様。」
「院長先生。僕はあなたに感謝しています。僕に逃げられない現実から開放してくれた。
 よくよく考えてみると全て元凶はあなただったような気もするけれど、それはさておき。
 やっぱり僕は僕の気持ちに従うことにします。花子ちゃんはともかく、あの学校を戦場にはさせません。」
「……た、太郎君。これが見えるか?」
「携帯電話の送信メール履歴?それがどうしました?」
「き、君は詰めが甘い……君がお茶と饅頭を出してきた時点で既に、計画のゴーサインを出してあったのだ。」
「な、……く、クソッ!!」
「1時間後に……あの学校は外部から完全に遮断されるだろう。止める事ができるかね!?ハ、ハハハハハハ……ぐふっ!」
「1時間……!!」
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