[過去ログ] 【上級国民許すまじ】氷河期代弁団体1【打倒竹中】 (1002レス)
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959: 2018/01/03(水)17:11 ID:gI/Cgu6g0(3/3) AAS
・・・人々(=国民個人)から国家へと写したにすぎないと信じるのは誤っている(→私有財産の国有化とは、そのような単純なことでは済まない)。
そこで(=私有財産を国有化し政府に委託した時)生まれる権力は、新たに創り出された権力(であり)、競争社会(=自由主義社会)では誰も所有することがない権力なのである。
(自由社会の私有財産制の下で)財産が多くの民間所有者に分割されているかぎり、独立して活動するそれら所有者が、
人々の所得や地位を決定する権力を独占して持つことはありえない(→例えば、所得や地位について、政府権力や特定集団などの決定に国民が隷従する必要がない)。
もっといい条件を提示してくれる(別の)人や国があれば、人はそちらへ雇用を求めることができる(=選択する自由がある)からである。
今日の世代が忘れ去ってしまっていることは、私有財産制は、財産を所有する者だけでなく、それ(=財産)を持たぬ者にとっても、最も重要な自由の保障であるということである。
つまり、生産手段の管理が独立活動をする多数の人々に分割されているからこそ、誰も人々の運命を左右する完全な権力を持ち得ないし、人々はそれぞれ自分がどうやっていくかを決定することができる。
もし、あらゆる生産手段が一つの手にゆだねられるとするならば―――それが「社会」全体といった名目であろうが、
あるいは独裁者であろうが―――、その管理権を行使する者は、人々に対して完全な(独裁)権力を振るうことになろう。
たとえば、ある人種的ないし宗教的小集団に属している人(A)がいて、彼(A)はまったく財産を持っていなかったが、同じ集団の仲間が財産を持ち(→仲間が財産を持っていたおかげで)、彼(=A)を雇うことができたとする。
その時の彼(=A)は、私有財産が完全に撤廃(=国有化あるいは公有化)され、社会全体の財産の名目的な共同保有者となった場合の彼(=A)自身と比べて、ずっと自由であることを誰が疑うだろうか?
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