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氷河期代弁団体2【生活再建】 (746レス)
氷河期代弁団体2【生活再建】 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/haken/1514960172/
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255: 名無しさん@そうだ登録へいこう [sage] 2018/01/07(日) 17:06:53.94 ID:JtwHVr3M0 >>234>>237の続き ・・・富の一般的な偏在にしても富の各家族への偏在にしても、それが大規模社会の経済と政治の正常な機能を支えている。すなわち、自由と道徳と法に反してまで平等のドグマの信仰を優先し 自らの社会の経済と 政治の機能不全に向かって自己破壊的な暴走、それが「正義」の仮面をつけた“嫉妬の哲学”である。そればかりか、この富の偏在という不平等がほぼすべての人々の所得の向上をなす牽引車となっている重要な真理が忘れられている。 一定の時間が経過すると、かつての貧者(もしくはその子孫)が豊かな生活を享受している、 そのような“不平等の時間的経過における富の相対的向上性”を総合的に判断しない人間のその日暮らし的感覚が支配的であるのが、今日の自由社会の現実である。 ?? ハイエク曰く、「今は貧しいものでさえ、自分たちの(過去の祖先と比較して)相対的な物質的幸福を過去の不平等の結果に負っている。」と、不平等の本質的なプラス面を力説してやまない。 ・・・人間がそれぞれの才能や努力そして幸運に従って、内面の精神的なものであれ外面の物質的なものであれ、質的により高級な水準に向かって向上しようとすることは、 才能/努力/幸運は各人に不平等であるが故に必然的な不平等を進めるから、平等主義はまた、人間のこのような質的向上を決して認めないし断じて許さない。 よって平等主義の支配する社会では質的向上が完全に窒息させられて、質的な向上や精神的な向上には一切関心のない、そのような努力をしない大多数の民衆の、その低級/低俗/低劣なレベルにおける平等化が達成されることになる。 かつて1970年代、日教組に巣くうマルクス教の教師による通知表の「オール3」の成績評価運動は、努力する生徒や才能ある生徒の努力(自由)に対する否定であるし下降への誘導そのものであったように、 平等主義という狂信とは低級化の信仰であることを端的に示すものであった。 さて、この大多数の民衆というものは、不平等な社会であればこの質的・精神的に向上する一部の「貴族」的少数を仰ぎ見て模倣し同様な向上への努力をなすが故に低級/低俗/低劣なそのレベルが 徐々に改善されて向上する慣性力が生じうるのだが、しかし、完全平等な社会においては、この向上の慣性力すらもない。下降のみしかない。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/haken/1514960172/255
256: 名無しさん@そうだ登録へいこう [sage] 2018/01/07(日) 17:09:43.83 ID:JtwHVr3M0 >>234>>237の続き ・・・裏返して言えば、“開かれた不平等”の文明が、社会の高貴さを保ち、かつ真・善・美を活き活きと生命あるものとする脊椎でありうる。例えば、公共的なものへの自己犠牲の精神は、 そのような少数(エリート)の精神がそれを有さない多数に仰がれて“差別”され称賛される、上下的な関係がその性向をもつ社会的基盤が存在して初めて生命をうる。 ● 平等の腐敗力 平等主義こそが、自由な政治社会にとって(じわじわと体を蝕む癌のごとくに)危険な脅威である。 近代デモクラシーとは平等化の政治であり、民衆の平等への渇望を卑しい欲望とせずに「人間の権利」として是認する政治であるから、本質的に反道徳性を黙認する政治である。 平等のこの腐敗の原理を、豊かな視野から体系的に警告した先駆者の一人は、トックヴィルであろうが、人間が(少数者を除き)「平等に対しては、熱烈な、飽くことなき、 永久的な、うちやぶることのできない情熱をもっている」ことが、デモクラシーが平等主義に立脚する故のその害毒をいつまでも弱めることなく自己破壊的に自らの社会に対する腐蝕を続けるのである。 各人の精神が高貴な徳と道義に輝くような社会と、平等主義の社会とは決して両立しない。なぜなら、平等主義の社会とは、各人が人格的に向上しようとする努力を是とせず逆に、自分より優れたものあるいは恵まれたものに対する、 羨望/憎悪/嫉妬あるいは復讐という、反道徳的な下劣な感情あるいは野獣的な感情が平等でないことに向けられたということで正当化して是とするものであるから、各人の精神を汚濁し汚毒していく。 平等主義の社会では「人々は相互のために貢献することはまれである」ので人間的な友情や人情の結合の感情そのものが欠けることになり、不義理・不人情・忘恩の社会となるからである。 また、「完全な平等は無責任の普遍化」と述べるT・S・エリオットの名言を待つまでもなく、平等社会では責任〈義務〉が美徳となりえず無責任が決定的に横行する。とりわけ、平等は人々をして目前の享楽の追求に耽溺させるから、 それはその精神の腐敗堕落を不可逆の過程に引きずり込む。享楽への耽溺は人格的向上の努力や精神的な苦悩の道を選択することから、人間を遠ざける。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/haken/1514960172/256
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