作り笑いが歪む (457レス)
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130: 鏡の向こうの名無しさん [] 2013/03/22(金) 11:27:39.68 ID:FLXS17C7 91年、大野は沖縄水産のエースとして夏の甲子園に出場、 4連戦を含む全6試合に完投し、773球をたった一人で投げ抜きチームを準優勝に導いた。 悲劇が酷使の右腕を襲ったのは、決勝戦の対大阪桐蔭戦。試合途中で右ヒジが完全に曲がってしまい、 正常な状態で腕が振れなくなってしまったのだ。閉会式では右腕をくの字に折ったまま行進せざるをえなかった。 スタンドからそのシーンを目のあたりにした母・良江さんは「あの子のヒジが・・・」と言ったきり顔を伏せ、絶句した。 大野は語った。「決勝戦はヒジがパンクして、キャッチボールすら満足にできない状態。 痛みも限度を超えると、頭がボォーッとして自分でも何をやっているのか分からなくなってくるんです。 試合中、一度も勝てる気はしなかった。だから負けても少しも悔しくなかった。むしろホッとしたというのが実感でした」 大野が右ヒジに痛みを覚えたのは、県予選が始まる前の5月だった。 熊本県の招待試合で鎮西、熊本工業という強豪校相手に2連投、1日で18イニングをひとりで投げきった。右ヒジの痛みは日を追って激しくなり、 それが原因で頭痛を併発、満身創痍のまま県予選を迎える。ヒジをかばって変化球主体のピッチングをすると、 チームメイトから「おまえのせいで甲子園に行けんかったら、一生恨んでやるからな」と罵声を浴びせられた。 大野にとって仲間の罵声は、監督の叱声にも増してショックだった。合宿所のトイレで、人知れず涙をこぼす日々が続いた。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/hidari/1243076348/130
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