[過去ログ] 【百科事典】ウィキペディア第2077刷【Wikipedia】 (1002レス)
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994(1): 2020/07/26(日)10:18 ID:??? AAS
>>993
開発の経緯
1954年、戦略航空軍団司令官に就任したカーチス・ルメイによって超高速・高々度・長航続距離の条件を備えた新型爆撃機の開発が提唱された。
アメリカ空軍には既に大型ジェット爆撃機B-52が配備されていたが、これに替わる新型機開発計画として "WS-110A"(WS=Weapon System)が1955年11月に開始された。
後に機体の愛称から「ヴァルキリー計画」と呼ばれた。
ルメイの要求は、超音速爆撃機B-58以上の(すなわちマッハ2以上の)高速で、アラスカ - モスクワ間を無着陸で往復できる爆撃機という、当時知られていた技術では無謀とも言えるものだった[1]。
これに応えてノースアメリカンとボーイングがそれぞれプランを提出した。双方の案とも、大量の燃料消費と高速化のための機体重量軽減を考慮し、小振りの両翼の左右に張り出すような形でグライダーのような外見の有翼式燃料タンクを装備して亜音速で巡航、
敵地に近づいたところでこの特大の燃料タンクを切り離し超音速に加速するというものだった。ルメイはこれらのプランを一瞥するなり「これでは飛行機(単数)ではない、三機編隊だ!」と激怒、両社にプランを突っ返したという[2]。
プランの練り直しを迫られたノースアメリカンの設計陣は、NACA(現在のNASA)で非公開とされていた一つの研究論文に着目した。これは、デルタ翼機体の下側にくさび状の部位を設けることにより、その左右で圧縮された衝撃波が翼の裏側に揚力をもたらす、というものであり、
空気を切り裂く(音の壁を超え続ける)抗力はそのままではあるが、揚力発生に必要な抗力は抑えられるため、超音速時のクルージングレンジを飛躍的に伸ばす事を可能とする、というものである。
コンプレッション・リフト(圧縮揚力)と呼ばれるこの新理論を利用することで、後述するような斬新で流麗なデザインの機体が出来上がった[3]。
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