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262(1): 2023/03/25(土)12:58 AAS
>>261
【★ 「仏教」の研究 (1) 】
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★「日本語には『仏教用語』が多く入り込んでいる。」
<出典> 「 個人ブログ:2020/7/21 」
( http■外部リンク:ta-ichikawa.com )
「日本人は、自分のことを「無宗教」だと思っており、「日本社会」が宗教の思想によって動いているなどとは思っていない。しかし、実際は、日本社会はかなり宗教的だ。
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まず、日本語には、かなりの数の仏教用語が入り込んでいて、その言葉が日本人の思考を仏教的にしている。
例えば、「我を張る」というのは仏教用語だ。大乗仏教では、『強く自己主張すること』を「我を張る」と表現して、『未熟者のすること』だと批判的に考える。この影響で、日本人は自己主張を抑えようとする。
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「中立」や「極端」も仏教用語だ。仏教では、両極端を排し、真ん中が良いと考える。また、中立が良い、と考える。
「中央公論」という出版社は、明治初期に「仏教」を学ぶ学生が設立したので、この名前になった。
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日本のマスコミが、「厳正中立」を宣言しているのも、仏教の考え方から無意識に影響を受けている。世界的に見てマスコミが左右に偏しない立場を主張するのは、珍しいことなのだ。
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「自由」や「平等」という言葉も、実は仏教用語だ。ヨーロッパで生まれた "Freedom" や、"Equality" の概念は、明治時代に「自由」や「平等」とそれぞれ訳されたので、意味に齟齬が生じている。つまり、欧米の言葉を「仏教」の教義で解釈するので、本来の言葉とは全く違う意味になっているのだ。
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日本の古典文学:『源氏物語』や『平家物語』も、大乗仏教の考え方に基づいて書かれている。『平家物語』の冒頭の文章:「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 ……」は、仏教の教義そのものだ。
このように古典を通して、日本人の発想は仏教的になっているのだ。 」
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