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684: iPhone771G@無断転載は禁止 2016/10/31(月)23:40 AAS
【プレスリリース】DNAが2倍になったカエル | 日本の研究.com
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何百万年も前、ひとつのカエルの種が2種に分かれました。その何百年後に、今度はその2種が、異種

交配と全ゲノム重複により一つの生物の中に異なる2種類のゲノムをもった「異質四倍体」のカエルとなりました。このような興味深い事例が、アフリカツメガエル(学術名:Xenopus la

evis)で起こっていたことがわかりました。アフリカツメガエルは、近縁種のネッタイツメガエル(学術名:Xenopus tropicalis)の2倍近い数の染色体をゲノム中に含んでいるのです。

生物によっては、その進化の過程において何百万年もの年月の間に染色体の数が増える様々な事象

が起きています。なかでも、全染色体の数が倍増する事象のことを倍数化と言い、脊椎動物では、その起源となる系統の中で、少なくとも2回、異なる倍数化が起きています(すな

わち四倍体になっています)。今日、哺乳動物、爬虫類、鳥類では、染色体の数が通常ではないものを見つけることは稀ですが、倍数化は魚類、両生類、植物では今でもよく見られる現象です。

アメリカツメガエルのゲノム進化を調査する本研究チームを牽引してきたのは、カリフォルニア大学バークレー校教授で、沖縄科学技術大学院大学(OIST)分子遺伝学ユニット

の代表をつとめるダニエル・ロクサー教授、東京大学の平良眞規教授、カリフォルニア大学バークレー校のリチャード・ハーランド教授です。この大型共同研究には、世界中から様々な大学や研究機関が参加しました。Nature誌に掲載され、表紙を飾っ

た本研究は、アフリカツメガエルのゲノムの中にある2種類のゲノムが、絶滅した二つの祖先種の染色体の2セットから成り立っていることを明らかにしました。

OIST分子遺伝学ユニットのポスドク研究員であるオレグ・シマコフ博士は、進化途中の分岐から、その後に

起きたアフリカツメガエルの祖先種の融合までの間の何百万年という時間を決定づけるためのアルゴリズム(数式)を開発しました。このような時間の長さ

の計算を可能にするため、アフリカツメガエルのゲノムの中で遺伝子がどこに位置するかを見極める
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