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ながされて行殺島 (752レス)
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: 2005/06/18(土)23:59
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47: [] 2005/06/18(土) 23:59:52 ID:+4q5gIa/ 第34夜 星を見る少女 ある晴れた夜のこと。 自室に帰ろうとアパートの階段を上っていたとある青年が、向かいのアパートの窓際に立つ美しい少女の存在に気づいた。 少女は輝く瞳で空を見上げて立っている。 いったい何を見ているのだろう。 青年が同じように空を見上げると、そこには満天の星空。 空を覆い尽くす星々のきらめきに、青年は時間を忘れて見とれてしまった。 彼女もこの星の美しさに心を奪われていたんだな・・・ 青年は急に彼女に親しみを覚え、にこりと微笑みかけた。 だが、残念なことに彼女は青年に気づいた様子もなく、ただ空を見上げつづけている。 青年は仕方なく自分の部屋へと帰っていった。 次ぎの日も青年が帰宅すると、少女は窓際で空を見上げて立っていた。 「よっぽど星が好きなんだな。今時にしては珍しいロマンチックな子だ」 青年の中で、星を見る少女はだんだん気になる存在になっていった。 その翌日。 青年は落ち込んでいた。 なぜなら、その日は雨だったからだ。 今日は星が出ていない、だから今日は彼女の姿が見られない。 肩を落とし帰宅する青年・・・ところが、今日も少女は窓際にいた。 少女はいつもと同じ場所に立ち、雨雲に覆われた空を恨めしげに眺めている。 そんな少女の様子になぜか胸騒ぎを覚えた青年は、思いきって彼女の部屋を訪ねてみることにした。 青年はアパートの階段を駆け上り、彼女の部屋の前に立つ。 ノックの音、静寂。 彼女に呼びかける青年の声、しかしまた静寂。 ドアノブを握ると鍵は掛かっていない。 一瞬の躊躇の後に青年はドアを押し開け、そして全てを悟った。 彼女は星を見ていたのではない。 窓際で首を吊って死んでいたのだ。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/intro/1119071514/47
第34夜 星を見る少女 ある晴れた夜のこと 自室に帰ろうとアパートの階段を上っていたとある青年が向かいのアパートの窓際に立つ美しい少女の存在に気づいた 少女は輝く瞳で空を見上げて立っている いったい何を見ているのだろう 青年が同じように空を見上げるとそこには満天の星空 空を覆い尽くす星のきらめきに青年は時間を忘れて見とれてしまった 彼女もこの星の美しさに心を奪われていたんだな 青年は急に彼女に親しみを覚えにこりと微笑みかけた だが残念なことに彼女は青年に気づいた様子もなくただ空を見上げつづけている 青年は仕方なく自分の部屋へと帰っていった 次ぎの日も青年が帰宅すると少女は窓際で空を見上げて立っていた よっぽど星が好きなんだな今時にしては珍しいロマンチックな子だ 青年の中で星を見る少女はだんだん気になる存在になっていった その翌日 青年は落ち込んでいた なぜならその日は雨だったからだ 今日は星が出ていないだから今日は彼女の姿が見られない 肩を落とし帰宅する青年ところが今日も少女は窓際にいた 少女はいつもと同じ場所に立ち雨雲に覆われた空を恨めしげに眺めている そんな少女の様子になぜか胸騒ぎを覚えた青年は思いきって彼女の部屋を訪ねてみることにした 青年はアパートの階段を駆け上り彼女の部屋の前に立つ ノックの音静寂 彼女に呼びかける青年の声しかしまた静寂 ドアノブを握ると鍵は掛かっていない 一瞬のの後に青年はドアを押し開けそして全てを悟った 彼女は星を見ていたのではない 窓際で首を吊って死んでいたのだ
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