[過去ログ] 【KFC】ケンタッキーフライドチキン 172【Ponta】 (421レス)
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34: (ワッチョイ 4e3a-z/AB) 2018/10/10(水)09:43 ID:KHBDNmCI0(1) AAS
「検査結果が返ってきた。僕は完全にエイズを発症していた。3つの日和見感染にもかかっていた」
医師たちは、生存の見込みはないと判断した。
「できるだけ普通の生活を送らせようというのが、お医者さんたちの意見だった。余命5カ月の判断で、帰宅させられた」
医師たちはその後も、入手可能な薬をすべて使ってジャクソンさんの治療を続けた。
1日1日を生きるのが精いっぱいという子供時代を過ごした。死なずに生き続けるのは綱渡りの曲芸のようなものだった。
「今日は元気そうだと思っても、その1時間後には別の感染症で病院に救急搬送されるという状態だった」
投薬の副作用で、ジャクソンさんは左耳が聞こえにくくなった。
病院で会ったほかの子供たちは、生き延びられなかった。しかしジャックソンさんは、医師たちを驚かせた。状態が改善し始めたのだ。
やがてジャックソンさんはなんとか学校に通えるまで回復した。バックパックに大量に詰め込んだ薬の点滴を受けながら、少しずつ授業に出るようになった。
人懐っこい男の子だったジクソンさんは、自分の病気が当時の社会にどういう烙印を押されているか、知る由もなかった。
「90年代当時は、便座からでもエ イズがうつると思われていた時代です。大学の教科書にさえ、目と目が合うだけでH IVに感染すると書いてあった」とジクソンさん。
そもそもジクソンさんを怖がったのは子供たちではなく、親たちだった。お誕生会にジクソンさんを呼ばないだけでなく、ジクソンさんのきょうだいも招待しなかった。
そして級友たちは成長するにつれて、自分の親の偏見をそのまま受け継いだ。
「『エ イズの子、ゲイの子』とか呼ばれました。自分は孤独で独りぼっちだと感じるようになったのはその頃です。世界に自分の居場所はないと思った」
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