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477: 10/31(木)01:43 ID:+ZXior/2(4/10) AAS
大学生の探検
熱帯の湿った風が、黒々とした森の奥から流れ出し、奇妙な臭いを運んできた。探検隊の青年リョウは鼻をつまみたくなるほどの腐敗臭に顔をしかめた。その臭いは、ただの腐った植物の匂いではなく、どこか人間の本能に恐怖を呼び覚ますような、異様で不潔なものであった。
「ようこそ、ウンバの村へ…」
探検隊を迎えたのは、ガタガタと歯が欠けた老人で、口元から腐った液体が垂れ流れていた。老人の背後には、青黒く膨らんだ腐敗物が積まれた「祭壇」があり、蝿がぶんぶんと群がっていた。リョウは目をそらしたくなったが、どこを見ても腐臭にまみれ、汚らしいものが目に入ってくる。
ウンバ族は、ある奇妙な儀式を重ねてきた。彼らの「食文化」の中心には「ウンバペースト」と呼ばれるものがある。しかし、そのペーストはただの発酵物ではなかった。生まれたばかりの動物の死骸や、病気で腐った果実、そして大地のあらゆる汚物が混ざり合い、何年も地面の下で「育てられる」のだ。
村全体に漂う腐敗臭が息苦しくなってきたリョウは、吐き気を堪えつつも好奇心に突き動かされ、祭壇の傍に近づいた。そこで、村人たちが「ウンバペースト」をすくい、黒ずんだ手で口に運ぶ様子を目の当たりにする。彼らの顔はどこか陶酔しているようで、まるで呪われた儀式の中に取り込まれているかのようだった。
「食べよ、大地の贈り物を…」
突然、リョウの目の前に差し出された汚らしい手。その手には、腐りきったペーストが盛られ、強烈な悪臭を放っている。断ろうとする彼の腕を、冷たい何かが掴んだ。「食べよ…さもなくば、永遠にウンバの呪いを受けることになるぞ…」老人の目は異様に光り、そこには人間を超えた邪悪な意志が宿っているかのようだった。
逃げ出したい衝動に駆られるが、村人たちがリョウを取り囲み、腐臭の渦に閉じ込められていく。そして、彼は自分の手に運ばれるウンバペーストの冷たさと湿り気を感じ、嗚咽を飲み込むこともできなかった…。
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