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62(1): 09/02(月)02:21:18.23 ID:5tuOcF5y(1) AAS
あの人ダンスキレッキレよ
186: 09/07(土)14:48:06.23 ID:RjeIQH1q(6/7) AAS
ある日、町の人々の間で噂が立った。「あの公園に行くと、誰もが驚くようなことが起こる」と。公園には、いわくつきのベンチと謎めいた木があり、その場所に行けば何か特別な体験ができるというのだ。興奮した住人たちは、好奇心に駆られて公園に向かった。
その日の午後、多くの人々が公園に集まり、期待に胸を膨らませながらベンチに座ったり、木を観察したりしていた。みんなの顔には期待感が漂っていた。誰もが、「ここで何が起こるのか?」とわくわくしながら時間を過ごしていた。
しかし、時が経つにつれて、誰もが気づくようになった。公園には何も起こらない。ただ、ただのベンチと木がそこにあるだけだった。人々は次第に興奮が冷め、無言でその場に座り続けるようになった。ベンチの座り心地や木の葉の揺れについて、誰も話さなくなり、ただ黙々と時間が過ぎていった。
そして数日後、最初の興奮はすっかり消え去り、誰もが公園の存在自体を忘れ始めた。公園に来る理由もなく、ただ日常が淡々と続いていくばかりだった。公園はただの無駄な場所となり、誰もそのことを気にかけることはなかった。
最後には、期待していた体験もなく、ただ無意味な時間が過ぎるだけで、誰もがその場所を不快に思いながら去っていった。結局、公園の神秘的な噂はただの幻想であり、誰もその場に残された不愉快な記憶だけが残った。
375: 10/09(水)22:14:35.23 ID:8VlQ3dTj(5/8) AAS
【大学に行く前までに知っておく知識】
まず、ゴキブリは驚異的なスピードで動くことで有名です。特に暗闇の中で光をつけた瞬間に壁や床を這う黒い影を目にすると、その速さに反射的に恐怖を覚えます。ゴキブリは秒速1.5メートル、つまりその小さな体でありながら人間にとっては超高速で動いているように見えます。この機敏な動きが、私たちが予測できない方向へと逃げるため、ますます不快感を増幅させます。
また、ゴキブリの外見も不快さを助長します。平たい体に艶やかな黒や茶色の外殻、そして何より長い触角。触角は常に動いており、周囲の空気のわずかな変化を察知しているかのように感じられ、その姿が私たちにじっとこちらを見つめているような錯覚を与えます。さらに、その脚には細かい毛がびっしりと生えており、壁や天井を自在に這い上がるその様子は、物理的な制限を持たないように見えるため、どこにでも現れるという恐怖を抱かせます。
さらに気味が悪いのは、ゴキブリの驚異的な生命力です。ゴキブリは過酷な環境にも適応し、1か月ほど食べ物がなくても生き延び、さらには1週間頭がなくても生き続けることができるとされています。殺そうとしても簡単に死なないその生命力は、どこか不死の存在のような異質さを感じさせ、恐怖を倍増させます。
特に恐ろしいのは、彼らが繁殖力も強いため、一匹を見かけたらその周囲に何十匹も潜んでいる可能性があることです。深夜、無音の中で聞こえる小さなかさかさという音。それは、ゴキブリが壁の中や家具の裏で動き回っている音かもしれません。
こうした特性から、ゴキブリは単なる害虫にとどまらず、人間の根源的な恐怖や不快感を刺激する存在であると言えるでしょう。
443: 10/24(木)21:35:47.23 ID:lfyCGMCj(9/10) AAS
【タイトル:優しい男】
彼の人生は、ある意味で面白い人生だった。いや、普通の人にとっては理解できないものであろう。彼の名は佐藤。平凡なサラリーマンとして日々を過ごしていた彼に、ある転機が訪れたのは、通勤途中でのことだった。
ある日、道端に転がっていたうんこ。それは何か特別な輝きを放っていた。もちろん普通の人間であれば避けるべきものだろう。しかし、田中は違った。彼の心に突如として芽生えたもの、それは「美」だった。茶色いそれの形、質感、匂いさえもが、彼にとっては何か芸術的なものに感じられたのだ。
そこから、彼の人生は一変する。佐藤はありとあらゆるうんこを集め始めた。人間のもの、動物のもの、時には異国の地で拾ったものまで、どんな糞でも彼にとっては宝物だった。友人たちは離れていった。家族も彼を理解できなかった。彼がうんこ博物館を開きたいと話し始めたころには、すでに誰も彼をまともに見ていなかった。
だが、佐藤にはそんなことはどうでも良かった。彼の家は、今や糞の山であふれ返っていた。ラベルを貼り、丁寧にケースに入れ、種類ごとに分類していた。彼の収集物は、誰にも理解されることはなくとも、彼にとっては人生の意義そのものだったのだ。
彼の晩年、佐藤は世間から完全に忘れ去られた。唯一残ったのは、部屋いっぱいに詰め込まれたうんこのコレクション。彼は最後の瞬間まで、自らの趣味を貫いた。死後、その部屋は発見され、掃除人たちによってすべて処分された。まるで彼の人生が無意味だったかのように、すべてはゴミとして葬り去られた。
省1
485: 11/02(土)22:53:55.23 ID:WBe9swAF(2/2) AAS
【テーマ、大学生の朝の夢物語】
朝の澄んだ空気の中、いつもの道を歩いていると、不意に視界の隅にそれが見えた。ゲロ。見慣れたアスファルトの上に、昨夜の残滓が淡いピンク色で広がっている。
僕は少し眉をひそめながら、ふと思った。これは誰のものだろうか。昨晩の酔っ払いか、それとも何かを抱え込んでいる人か。どちらにしても、ここに吐き出す必要があったものだ。都会の朝には、こういった「痕跡」が残る。人が夜の間に抱えていた何かを、明るみの中に置き去りにしていく。
そのまま通り過ぎようとする僕の中で、何かが揺らめいた。「もしかして、このゲロも僕の一部かもしれない」。僕が隠してきた未消化のもの。吐き出せずに、胃の奥で腐っているもの。それが形となって、ここに現れたのではないかと。
僕は立ち止まり、じっとそれを見つめた。ゲロは、ただそこにある。特別な意味もなければ、誰かに見てもらう必要もない。けれど、それは僕の道の一部となっている。
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