基礎法学系(法理学、法社会学) (209レス)
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6
(1): 2010/09/16(木)00:20 ID:WEHqaJT2(1/2) AAS
>>5

とりあえず、どんなふうに腑に落ちないのか、
書いてみたら?
実定法スレッドがその質問に向いているとは思えないので、
もしかしたらこのスレッドでも大丈夫かも。
7
(1): 5 2010/09/16(木)02:07 ID:diQGd4JQ(1) AAS
「納税」ではなく納められる「税」の対価が行政サーヴィスなのではないかと。
そして、納税の義務付けに対しては行政サーヴィスとは別に、
国民の国家に対する権利なり国家の国民に対する義務が対応する(しうる)んじゃないかと考えて、
それで腑に落ちないと。
8: 2010/09/16(木)13:45 ID:sVkHnwy7(1) AAS
>>7
納税←→行政サービス請求権
税(お金)←→行政サービス
と対応するべきだと言いたいのですか?

実利のない観念論なので、哲学板とかの方が良いかもしれません。
9: 6 2010/09/16(木)17:04 ID:WEHqaJT2(2/2) AAS
まず、たしかに税は、警察活動など行政サーヴィスの財源となります。
その意味では、税の対価が行政サーヴィスだといっても、誤りではありません。
しかし、税は同時に社会保障給付など金銭給付の財源ともなります。
そのため、税の対価は行政サーヴィスに限定されるわけではありません。
もちろん、国家からの金銭給付など、広範なものを行政サーヴィスに含めれば、
税の対価が行政サーヴィスだといっても構わないかもしれません。
そうなると問題は、行政サーヴィスという言葉の定義の問題になります。

次に、国民の国家に対する権利が、納税義務の対価となるかについては、
現在の法制度は、必ずしもそのようになっていません。
上で、社会保障給付について言及しました。
省8
10: 2010/09/16(木)18:09 ID:Kfr8p5Ke(1) AAS
そりゃそうだ。
納税してない幼児(たとえばその父母も納税してないとしても)でも行政サービスは受けられるからね。

国民であれ外国人であれ納税する人もしない人もいるのだから、納税に何かの対価があると考えるのが誤りでは?
納税はそれだけで独立した義務。納税しているからといって何も要求・請求することはできない。
それではだめなの?
11
(2): 2010/09/17(金)18:05 ID:nl0kz6zX(1) AAS
「納税の対価は行政サーヴィス」という文言が“権利と義務の均衡”を意識させるところがあって、ついつい7のようなレスになってしまったんですが、
結局私の疑問はその説の背景になっている考えはどのようなものかというものです。
あらためて解説あるいは誘導をお願いしたいと思います。
12
(2): 6=9 2010/09/17(金)23:03 ID:b/4zicBd(1) AAS
>>11

少なくとも、法学の学術的な議論のなかで、
「納税の対価は行政サーヴィス」という議論は、見たことがありません。
現行の法制度がそのようになっていないのも、上述のとおりです。

おそらく「納税の対価は行政サーヴィス」という議論は、学術的な議論から
出たものではなく、比喩あるいはイメージにとどまるのではないでしょうか。

ですが私自身は、「納税の対価は行政サーヴィス」という議論は、学術的にはもちろん、
イメージとしても不適当だと思っています。
しかしあえて正当化しようと思えば、次のようになるのではないでしょうか。

「行政サーヴィスは、財源がなければ実施しようがない。
省10
13: 2010/09/18(土)13:45 ID:yW/h9gOu(1) AAS
法とは何か、サンクションとは何か、裁判とはどうあるべきか、代替的紛争解決手段、正義論、棚瀬ネタは不可。
え?
14: 2010/09/20(月)00:00 ID:bKL9gpD/(1) AAS
棚瀬ネタってナニ? 棚瀬なにがしは頭がいかれてんの?
15
(1): 2010/09/21(火)23:26 ID:pJqwZVyC(1) AAS
>>12
巷間あたかも定説であるかのように語られているのをよく見かけるので、
自然法的なものであれ実証主義的なものであれ何かしらの法律観に
基づくものだろうと思っていたのですが、
単なる俗論と見た方がよいということでしょうか。
16
(1): 6=9=12 2010/09/23(木)00:40 ID:Vf5EqkNx(1/2) AAS
>>15

少なくとも、法律を専門にしている人間の間で、そのような
話は聞いたことがないです。
俗説というよりも、イメージ・比喩のようなものだと思います。

行政サーヴィスが税の対価だという議論は、腑に落ちないとの
ことでしたが、仮に学問的に正確かそうでないかを気にされているのならば、
正確でない、ということで決着をつけてよいと思います。

続きます。
17
(2): 2010/09/23(木)00:47 ID:Vf5EqkNx(2/2) AAS
実際にそのような議論があるのだろうか、と思って、
Googleで少し検索してみました。
ほとんどは、法律を学んだことがない方の議論のようです。

もっとも一部に、リバタリアニズムに立つ議論の前提として、
行政サーヴィスを税の対価だと捉える議論を見つけました。
しかし、リバタリアニズムは法制度を、まっさらの状態から
論じようとするものです。
たとえばジョン・ロックのプロパティ論を、局限まで純粋に貫徹しようとすれば、
どうなるかを論じるものです。

ですが、現行の日本の法制度は、生活保護受給に納税を要しないなど、
省11
18
(1): 2010/09/25(土)16:10 ID:hzjJy6GL(1) AAS
AA省
19
(1): 2010/09/26(日)01:36 ID:OYBs4MLt(1/2) AAS
同意もしてないサービスをかってにやって
あなたはサービスを受けたのだから金を払うべき
というのは確かに受け入れ難いよな
まあ基本的には国会の可決=同意とみなされるだろうけど
個人の権利を重要視するリバタリアンとしたら納得行く説明が欲しい所だよな
20
(1): 2010/09/26(日)02:28 ID:OYBs4MLt(2/2) AAS
一応 憲法論としては公共の福祉にかなえば個人の権利を制限できるとあるし 
納税の義務もあるが
累進課税制度は法の平等に反してるとも言える
年俸の高い野球選手と一般人が受ける行政サービスは同じだが 野球選手の方がより多く税金を払っているし
今流行のマイケル・サンデルの本にそんな話が出てたよ
21: 2010/09/27(月)17:01 ID:mIQAMvjj(1) AAS
a
22: 2010/09/29(水)00:38 ID:vUpAtfNm(1) AAS
>>18
つまんねえサイト晒すなバカタレ!
23: >>17 2010/09/30(木)17:34 ID:6sKOkIdU(1) AAS
>>19

リバタリアニズムからすると、国会の同意を、個人の同意と同視できるのでしょうか?
そうすると、国会が同意すれば、つまり法律で定めれば、個人の意思で放棄可能な個人の権利は、
適法に制約できてしまう、ということになってしまいそうです。
これは、明治憲法下における法律の留保に近く、リバタリアニズムからはもちろん、
現代リベラリズムからも、受け入れがたい帰結になるように思います。

>>20

累進課税は、配分的正義にはかなっています。
すなわち、徴収された税は、社会保障財源にも充当されます。
一定の社会保障は、低所得者に対してのみ給付されます。
省6
24: 2010/09/30(木)18:24 ID:Uch0DemL(1) AAS
アナーキーを志向するタイプのリバタリアニズムはもちろんのこと、
安全保障(国防・警察)・教育(スタートラインまでの)などの一部の国家的役割を認めるリバタリアニズムも国会の同意を無条件で個人の同意と同視したりはしない。
そもそもたとえば合意の範囲を超えて福祉などに使われる税ですら不正(国家による窃盗)と考えるのだから(つまり国会が認めたとしてもある税については不正と主張するのだから)、
同じように、国会が認めたとしてもある法律(個人の合意を超えた法律)については不正であると主張するだろう。

サンデルは福祉主義そのものを批判してはないだろう。
ただ、合意のみが自由を制限しうるとするリバタリアニズムや正義と共同体目的を切り離すリベラリズムの在り方を批判しているだけだと思う。
25: 2010/10/02(土)07:39 ID:vgc7j6Iy(1) AAS
「改正」の試みたる以上、改正されるものがあり、それは形式的には日本の現行民法典であるが、実質的には判例・学説・実務の総体である。

「請負・委任・寄託・雇用を包摂する上位のカテゴリー」というのだから滅茶苦茶である。

木庭顕「債権法改正の基本方針」に対するロマニスト・リヴュー,速報版

外部リンク[pdf]:www.j.u-tokyo.ac.jp

東京大学法科大学院ローレビュー第5巻
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