【野川忍】「労働法学者」という無駄飯食らい (63レス)
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7: 2012/08/11(土)18:30 ID:Tg/pdxko(1/2) AAS
八田達夫『ミクロ経済学』 終章「効率化政策と格差是正政策の両立」

<借地借家法正当事由にしろ、解雇規制にしろ、長期契約継続法理による強行規定は、
基本的に、まだ契約していない人たちを犠牲にする既得権保護政策の一種です。
長期契約継続法理は、日本社会の再分配政策を律してきた「既得権保護原則」に基づいた政策の一種だと言えるでしょう。
 長期継続契約の保護を行うことの問題は、個別の悲惨さに目を奪われて、保護を行うことが、
結果的に、契約の当事者以外の人たちに、より大きな悲惨を生むことを無視していることです。
 経済学の特徴は、ある政策の評価をするときに、その政策がもたらす便益をその政策がもたらす社会的機会費用と比較して判断することです。
それに対して、判例を作っていった裁判官たちは、個別の係争の事情に目を奪われて、
自分たちが作った判例の社会的機会費用を評価する余裕がなかったのでしょう。
(1)借地借家法における強行規定は、家主の借家供給を抑制し、
(2)貸金契約における強行規定は、貸し主に金を貸さなくさせ、
(3)解雇契約における強行規定は、雇用を削減させることなどには思いいたらないのでしょう。
さらにこれら強行規定のいずれもが、目の前にいるかわいそうな人の既得権を守る代わりに、
個別の係争とはまったく関係ない真の社会的弱者に対して大きな犠牲を払わせる結果をもたらします。
これまでの法曹教育で経済学が意味ある形で取り入れられていなかったために、裁判官たちは、
そのことについては、考えも及ばないのでしょう>。
外部リンク:mojix.org
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