66期司法修習生スレ (761レス)
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747: 2019/10/21(月)22:24 ID:d0Gw68Qr(2/2) AAS
内縁の妻Xが内縁の夫Yの豪邸に住んでいる。
夜中にYが就寝中に心臓病で急死した。
Xは、Yから「会社の人間ドックは、トップシークレット業務が多忙のため受けていない」と聞かされていた。
死亡診断書では、Yの年齢として通常あり得ない心臓付近の血管の石灰化が原因と記されていた。
Xは事実婚のため、Yの財産を相続できない。Yの母親Zから年110万の贈与を受けてギリギリの生活をしていたが、Zは癌で亡くなった。
Zの配偶者であるAは、「Zは、無くなる前にXに贈与を継続すること及び居住権を認めたことを撤回した」と主張し、Yは豪邸の管理費を賄うために働き出した。
そんな中、Xは親が要介護状態になり、仕事と介護の両立が困難な状況となった。
Xは、Yと過ごしていた期間にYのために支出した少額の金額でも手に入れたいと考えている。
しかし、Yの加入している保険及び財産について内縁の妻は調べようがなく、情報もなく途方に暮れている。
Xはを保護する法理を答えよ。

こんな設問が出たらどうしますか?
法の不備により、Xは居住権のみを有するが、結局豪邸の維持は出来ずに、要介護の親と共倒れになる可能性が高い。

労災保険や遺族年金が事実婚の妻にも請求権があるが、事実上行使できないことをどう評価するのか。
その場合は、個別事案では適法であっても、全体的事情から類推適用するなど、主観的観念と客観的概念を有機的に結びつけて結論を導くのは、一人ひとりのセンスである。

最高裁の判例と違う判決を出すことは勇気のいることであるが、新潟水俣病判決は、見事最高裁判決を覆す判決を出した下級審判決である。
人権などを国家権力により剥奪できる裁判官の責任は極めて重く、当事者一人ひとりの人生を左右することを司法修習生などは自覚する責任がある。
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