中国の伝統武術やカンフーは弱い事がバレた (359レス)
中国の伝統武術やカンフーは弱い事がバレた http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/
上
下
前
次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
170: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/26(金) 12:06:09.15 ID:9ekRf34C 彭武熾老師語録 道高者「隠」、学高者「蔵」、藝高者「黙」、黙隠蔵修。 至人無己、神人無功、聖人無名。 『武壇春秋』より http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/170
171: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/26(金) 15:28:12.66 ID:YC7Ep3ak 闘ってこその武術ですし、高度な知識と技術を持った中国武術家が闘ったというはっきりした記録が世間には無いですから散手は積極的にされたたほうがいいですよ ただ勝つことのみに執着せずキックスタイル無しで門派のスタイルを守った仕合いが理想ですね ヤンキーでもなくDVやパワハラも受けないごく普通の人は自由組手でもしない限り闘う機会なんて全く無いですからね http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/171
172: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/26(金) 18:44:33.10 ID:YC7Ep3ak もはやそのようなことを言う時代でもなくなってるのでしょうか? ある程度一通りやって既に終焉を迎えたそんな時に来てしまったような そんな感じもしますが 私が中国武術を学んだのは94年~95年頃 週2日で満1年間 しかしそれ以上そこで継続しても埒が明きそうにも自信がつきそうになく魅力も感じなくなりやる気も失せて辞めてしまいましたが 今思い返してもそこは妥当な判断であったと思いますが ただの講習会参加とは違いますので しかもガチンコには笑われるレベルですが 組手経験無しに喧嘩を経験せなあかん羽目にも一応はなってますからね 白帯ワールドな話ぐらいはさせて欲しいところですが それ以降はずっと空白期間で最近になって動画で呼び戻されましたが とにかく時代遅れ感が半端ないようです おそらくは2000年初頭には2chで書いてなあかんような内容でしょうからね しかし武術を学んだ者としては貴重な体験でもあったと思いますし 一度ぐらいは約束無しの仕合いでも経験してみるべきだと思いますけどね もし武術を学んで一度も闘ったことが無いならそれは武術家ではないでしょう http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/172
173: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/27(土) 08:18:46.38 ID:X82cO93q >>169 それもしかしてネタで書いてますよね? 中国武術の練習システムではよく陥りがちな落とし穴だと思いましたので あくまで一般論として言いましたけど指摘や自己顕示と捉えないで下さいね 私も偉そうに言える程格好の良い立場ではありませんので しかし今どきそんな考えで中国武術やる人始める人などいないとみてますけどね http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/173
174: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/27(土) 10:38:31.36 ID:oQ2bcRgY >>169 軍隊で正式に採用され使用されてきた武術に何を言ってるんだろうな、お前は?w 軍隊以上の実戦が何処の世界にあるのだろう? http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/174
175: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/27(土) 11:20:03.53 ID:nbe4x/wN 24 :劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :2008/11/23(日) 21:52:05 ID:TDb2PyCO0 さんは大むかしに松田隆智先生から螳螂拳の“崩歩拳”を教わってはって、私がそのこと を師匠に言うと「見せてみなさい」 で、さんはやってみせたんやが、私からすればけっこうな功夫やと思ったんやがな、師匠 は即座に「それは表演用だな。殺人技とは言えない・・・」 Oさんたちが王さんからまたしても羅漢功などを教わるあいだに、我々はなんと・・・崩歩拳の講習会と相成った。 師匠が螳螂拳を教えるところを見るのは十年ぶりくらいや。 さんと並んで最初から套路を開始するが・・・とにかく速いというか 鋭い。私も以前に何回も見てるんやけど、それにしてもyou tubeなんかで 見ることのできる崩歩拳とは根本的に違う。さすがのさんもこれにはビックリしてはった。 「螳螂拳は実戦的・・・」とよく言われるが、これは実戦的を通りこして殺人的やな。 それと螳螂拳・・・七星や梅花などのいわゆる“硬螳螂”にはあまり纏絲勁がない・・・ なんて言うけど、師匠の崩歩拳は起式からして纏絲かかりまくりで、こうも一般的な套路 とは違うもんか?と思わされた。 崩歩拳の“崩歩”とは、螳螂門の代表的な歩法のひとつやが、私ですら初めて崩歩の真髄 を垣間見せてもらったぞ。 28 :創 ◆/CFjn1Rco. :2008/11/23(日) 22:07:24 ID:icnl/cQLO やっぱり先生の工夫が入ってるのとちゃいますか? 蟷螂参八卦 29 :劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :2008/11/23(日) 22:10:06 ID:TDb2PyCO0 “崩歩から八肘に至れば神仙といえども避け難し” 「崩歩拳を完全に身につけるには分身八肘拳をやらねばならない。 八肘なしの崩歩拳は体操にすぎない」 さんを教えながら・・・「螳螂拳といえども八卦の理をわきまえて やらないと完璧とは言えない。逆に八卦ができる人であればこういうこと は完全にできる」と力説してはったですもん。 「朝から言ってるように“易筋経”をやるぞ!あと30分だけみな必死でがんがれっ!」 「易筋経って、あのマヌケっぽい中国の体操でしょ?あんなの明日の朝にでもチョロッとやればいいじゃん?」 「だから月侠は半可通なんだ。これからやる易筋経はそんなもんじゃない!」 ということでハカを講師として温泉旅館の迷惑も顧みず、旅館の庭園で十人あまりが円陣を組んで易筋経の講習が始まった・・・ んやけど、正直身体がバラバラになりそうや。 要はヨガみたいなストレッチなんやが、とにかくキツいというかこれまた 世間一般に見ることのできる易筋経とは全然違う。 正直私は途中でギブアップしたが、Oさんたちは女性が多いし、Mくんなんか は若いから、ヘロヘロになりながらもなんとかついていってたみたい。 中国雑技団かいな?と思ったわ(笑 じつは昨日は私あまり体調が良くなかった。 ここんとこ仕事がそれなりに立て込んでたし、前日には長距離運転したし・・・ 自分ではほとんど練習せずに、教練補佐というかオブザーバーに徹してたのもまあじつはそういう事情があったからや。 ところが易筋経をやったあとは・・・なんとなく身体がダルかったのも、腰や膝 の古傷が疼いてたのもウソみたいに消えてしもうて気分爽快・・・ これは驚いたね。武術もええが、やっぱ中国伝統の養生術は素晴らしい!(笑 私は最初、師匠やハカがしきりに「ハッカ、ハッカ」て言うもんやからてっきり“客家(はっか)”のことかいな?と思った。 師匠が客家なんはいまさら言われるまでもないことやし、かといっていくらなんでもハカが客家人なわけないし・・・ なんのこっちゃ?と思ったね(笑 そしたら高見物くんが「先生、ハカっていうのはオールブラックスのやってるあの踊りのことですよ・・・」って教えてくれたわけや。 私の親父は元ラガーやったから、私も子どもの頃から親父といっしょによくテレビでラグビーの試合を観てたし、 ニュージーランドのオールブラックスといえば有名なんも知ってたが、さすがにそこまでは知らんかったわ(笑 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/175
176: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/27(土) 11:40:22.74 ID:nbe4x/wN 58 :劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :2008/11/24(月) 09:31:33 ID:0NV1dy1p0 私が調べた範囲だけでも易筋経は数十種類あるが、ハカも言ってたけど ほとんどは単純な手足の運動・・・要はラジオ体操に過ぎない。 かといってやたら神秘的で形而上的な理論で装飾したものも実際的ではない。 大陸の“○○功”なんてのにそういうんが多いけど、師匠は 「大陸の武術家にも優れた人はいる。だけど要は“文学”の人が多いのだ。 武学を論じるには文学だけでは不足。もちろん文学の基礎教養のない人が力任せにやるのは武学ではないけどな・・・」 なんて言うてた。易筋経のようなものでも、実際に長い年月の体験の蓄積として 伝えられたものと、ちょっと知識のある人が頭の中だけで考えたものとに区別される。 そやから「××老師の系統・・・」なんてことにやたらこだわるのもおかしな話やが、 やはり系統とか師伝といったものは大事であることも事実・・・ いまこれを書いててふと思ったんやが、A師範な・・・あの人はそれこそ このスレに出てくるような一般的な中国武術の知識というのはあまり知りはらへん(笑 ところが話をしてると、どんな本にも書いてないような、ネットを探しまわってもヒット しないようなことを知ってはったりする。 まあどういう感じかというと・・・『王宗岳太極拳経』ってあるやろ? 無論私も中学生の頃から何回も読んだが、あれの解釈でどんな本にも載ってないような具体的な説明をしてくれはった。 ああいうんは字面だけ見てもなんか抽象的なことが羅列してあるだけで、 実際の拳法の実技にどう結びつくんか不明なことが多いんやけど、師範はそういうことをちゃんと知ってはるよ。 前にも書いたやろ?最初お会いしたときは強いのは強いんやろうけど、 要はキックボクシングの監督なんやろうな?って思ったって・・・ ところがその話を聞かされて、認識を改めたなんていうよりはちょっと ビックリしてしもうた。「なんでこの人こんなこと知っとるねん?」てな 感じでね。これが中国や台湾で現地の太極拳名家と呼ばれているような人 から聞いたんであればそこまで驚くこともなかったんかもしれんが、こんな日本人にはいままで会ったことがなかったんでね。 で書いたように、“文学の人”は『太極拳経』を解釈するにしても要するに 古典文学として説明するだけのことや。これはこれで意味があることやが“武学”とは 言えない。かといって最初から文学など眼中になく、太極拳の技法をただ力学的に分析 して身につけようとするのもやはり武学ではない。 世に文学の人は多いが武学の人は少ない。たとえ本場中国といえどもな。 【劉雲樵】「学生はまず文学や芸術を学び、その最後の段階で仕上げとして武術を学ぶべきだ」 「聖賢の書を読み、儒家思想の薫陶を受けたものだけが武術の最高境地に至ることができる」 【彭武熾】「國術≠武術。武術とは武芸、武道を含めた武学のごく一部であって、単に技術だけの問題 ではない」 「力と技だけ練っても兵士になるだけ。八極拳は将軍の武芸であり、頭も練らないと将軍には なれない」 蒋介石総統や張学良将軍、さらには周恩来総理や賀龍元帥なんかも日本の軍人を非常に 尊敬しておったそうな。 「中国は文の国というが実際には武を軽視した文など上っ面だけのものにすぎない。 しかし日本には尚武の気風があり、なおかつその基盤の上に本当の文がある。 我々中国人も日本の文武両道を見習うべきだ・・・」 江澤民に聴かせてやりたいような言やがw日本のむかしの軍人はまずは文の素養を 育んだうえで武の道に入っていくことが要求されてたわけや。 いまの日本の“識者”たちは“軍国主義者”なんて揶揄するけど、こういう人たちには 武がないわけやから言うてること・・・つまり文もしょせんは絵空事にすぎないんやな。 かと思えば空幕長ともあろうお方がヘンテコな文を発表して大騒ぎになるし・・・ いまの日本はいかに文と武が噛み合ってないかってことの証拠よ(笑 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/176
177: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/27(土) 12:54:05.99 ID:nbe4x/wN 112 :名無しさん@一本勝ち:2008/11/24(月) 22:36:35 ID:d7/uWw2uO 孟子など、弟子に問われて「昔は昔、今は今」。 完全な変節に解釈されているが、時間の経過とともに考え方も変わるということですよ。 ゆとり脳ではわからんわな。 年令の経過に従って考え方も変わるが、ゆとりは年寄りより頭が固いかもしれませんよ。 301 :劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :2008/11/27(木) 09:14:20 ID:xZsYrooX0 これはあくまでも一般教練用の目次みたいなもんやが、套路には“古譜”と いうのがあって、こっちを知らんと各式の本当の意味はわからない。 “英雄獨立”とかがそうやが、四字熟語を暗記するわけではないぞ。 あくまでも老師から直伝を受けながら“口伝心授”されるもんや。 日本の古武道の秘伝書なんかもそうやろう? とこないだ師匠が言うてた(笑 たとえば・・・大八極に“転身下式→撃襠捶”てとこがあるやろ? これは古譜では“寒風入地”というんやが、むかしの人はヒマやったからね、 一日中こんな名前を考えて遊んでた・・・のは事実やろうがwしかし実際に 目の前で師匠の実演を見ると、なるほど!と思わざるをえない。 “振り返って体勢を低くし下段を突く”・・・なんて説明では伝わりようの ないものがあるんや。これを“神韻”という。 プロレスと同じや。 逆フルネルソンで相手を後方に投げ飛ばすのは“ダブルアームスープレックス” で、誰がやってもダブルアームスープレックスやが、あのビル・ロビンソンだけは “人間風車”になる。 人間風車はダブルアームスープレックスなんやが、ダブルアームスープレックスは 必ずしも人間風車にあらず・・・おわかり?(笑 フットワークの巧みなボクサーはなんぼでもおるが、“蝶のように舞い蜂のように刺す”のはモハメッド・アリだけ・・・ これは“文学”ではない。こういうことを理解することが武学なんや。 オリジナルホールドで、その人間にしか醸し出せない独特の雰囲気までも含めたもんが古譜というわけや(笑 ある老師は“寒風入地”と呼んでいるが我々の老師は“豹子入洞”と呼ぶ。 名称がちがう・・・あそこは真伝を授かってない・・・ こういうのが“文学的”というわけや。自分のオリジナルホールドもないくせに 四字熟語をもてあそんで喜んでおる(笑 その反面「漢詩の鑑賞やあるまいし、中拳ヲタってのはワケわからん漢文が好きで・・・w」 こういうんは武学ではないんよな。武術や格闘技を単なる勝敗を競うゲームと考えておる。 “人生の道”ではないわけやな? そやから古譜というのは個々の動作の名称を記したもの・・・というよりも、 その拳法全体における動きの雰囲気や注意点を文学的表現で表したもの・・・という具合に考えたほうがええと思う。 で、それは実際に師より教えを受け、自分で練習しないことには絶対わからないもんや。 拳譜を集めて「これが正しい!」やの「ここは誤字ではないか?」やの(練習なしに)議論することがいかに無意味なことがわかるであらう。 むかし『武術』に大柳さんが若い頃武壇で学んではったときの回想録みたいなんが 載ってたが、拳法の型を習うのに名称を全然教えてもらえない・・・なんて書いてあった。 「これが伝統的な教授法!」なんて編集者は勝手に感激してたけどな、これは大柳さんが 習い始めの頃は「拳法の名称なんか教えてもどうせすぐ来なくなるんやから意味ないやろと現地の連中から思われてただけやと思う。 何回も繰り返し台湾に来てようやくむこうの人たちから“身内”と考えられるようになってからはまったく違ったはずや。 師匠によると劉雲樵なんかはむしろ最初に拳譜(古譜)の説明をしてからでないと型を教えなかったらしいよ。 もちろん稽古はしんどいが、なんでそんなキツいことをするのか?それは 古譜の神韻を表現するためにはこうこうこれこれだからだ・・・なんて感じやったらしい。 学生たちがワケもわからんと徒に精力を浪費して練習したような気分になる・・・てな練習を非常に嫌ったという・・・ http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/177
178: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/27(土) 13:01:02.93 ID:nbe4x/wN 411 :劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :2008/11/29(土) 09:40:42 ID:S3dQuXxB0 “COMBAT 〇I”はそれこそ何十年も前から『ブラック・ベルト』なんかに通信教育の広告出してるよ(笑 要は台湾や中国なんかでもよくやる硬気功表演の一種やな。バスやトラックを腹の上走らせたりね。 これはこれでひとつの技術であり、熟練するにはそれなりの修練が必要やとは思うが、やっぱ我々の感覚 では正統派の武術とは言えないな。 ただ、この流派に関していえば“DIM MAK”つまり“點穴”をメインに置いてるわけや。 こういうデモをやるのは「我々はこんなに鍛えてる!」ということを誇示するためでは なく、「人体というのは場合によってはこんな衝撃にも耐えられるのだが、しかしそれでも 點穴の方法を用いればいとも簡単に倒されてしまう・・・」ってことを主張したいからやな。 その點穴で確実に相手を倒す技術というのは・・・やはり正統な空手や功夫の稽古をやって るんやろう。 416 :劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :2008/11/29(土) 10:01:59 ID:S3dQuXxB0 ほんならフツ〜に空手や功夫の表演をやればよさそうなもんやが・・・ そこはやはり資本主義経済の本場アメリカ・・・人目を引く営業努力をせんと勝ち組にはなれん。 動画に“全米に三千人の弟子”なんて出てたけど、通教や単発セミナーなんか を入れると実際にはもっとおると思う。 さらに本やDVD、関連グッズなんかもあるわけで、この“宗家”の年収は私の数倍 から下手すりゃ十倍以上になりかねん。 これはこれで立派な職業武道家や。 私でも一億円くれるっていうんなら医者なんかさっさとやめて、こういう表演で全米を歩き回るよ(笑 つかこれは最初から“格闘技”ではないんやから、その場合締め落とした グレイシーのほうもちょっと大人げないな(笑 420 :名無しさん@一本勝ち:2008/11/29(土) 10:12:12 ID:r8uy7IaCO 痛みは耐えれても、締めは無理っしょ。 昔々のインドの苦行に首を締める修行があったらしいが、それでも限界があるよ。 419 :劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :2008/11/29(土) 10:10:59 ID:S3dQuXxB0 つか柔術の締め技も點穴の一種なんや。 點穴というとマンガに出てくるみたいに「指先で経絡秘孔を突く!」てな イメージがあるけどなw 要は人体の急所を的確に攻撃して、最小限の力で 最大限の効果(つまり殺傷力)をあげる・・・てのが本来の意味。 中国の“チンナ”というのは以下の技術に分類される。 ?分筋:皮膚や筋肉を捻るようにして制圧する。 ?卸骨:関節・靱帯などを痛めつける。俗に言う“逆手技” ?點穴:当身技のこと。 ?封閉・截脈:脳への血流を遮断し気絶させる方法。締め技はここに含まれる。 拳法やシュワイジャオに優れ、たくさんの技を知ってたとしても、こういう チンナの理論や方法を用法に反映させられないのは“低級な武術”になってしまう。 その反面さほどたくさんのことは知らなくても、実戦でこれらの方法が自然と できる人は高手や。侍衛や軍人、警官なんかが習うのがこれやな? 表演しかする必要のない人はこんなことは知らなくても、できなくても全然問題ない。 そもそも同じ武術でもまったく方向性が異なるんやから・・・ 八極拳は一撃必殺の強大な発勁だ!っていうけど、これはあくまでも“拳児”の 中のおはなしであって、マンガやからやたらド派手に人がフッ飛ぶにすぎない。 前に書いたように李元智→李清漢の“憲兵八極拳”なんかになってくると、 コンクリートの壁に穴が開いた!なんてアホなこと言うてるんやのうて、ひたすら 人体の急所を攻めまくるだけや。 you tubeにある大内八極拳のテレビ特集でやってる用法もそんなんばっかやろ? http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/178
179: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/27(土) 13:13:31.09 ID:nbe4x/wN 438 :劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :2008/11/29(土) 14:28:44 ID:S3dQuXxB0 私にはわからないけどやっぱなにかコツというか特殊な方法があるんやろうな。 沖縄の空手でもタマキンをどうこうとか聞くけど。 そやけど立って構えた状態ならそういう手品もできても、お互いに動き回って 闘うとなるとそんな方法は役に立たないやろう。 ノドに槍を突き当ててもだいじょ〜ぶ・・・って気功の表演があるけど、ホンマ に殺す気で突っ込んでこられたら逃げなしゃあないで(笑 ただこれは私の経験やが・・・ 学生時代空手の試合に出たんはええが、どうもその日は体調が良くなかった。 ほんでもって動きも悪いし、最初の試合では一方的に惨敗したんかな? 次の試合でも途中まで全然ええとこなくって・・・ ところが私がヨレヨレの突きを出したときに相手の前蹴りが私の 股間をまともに直撃! ふだんなら試合の勝ち負けはともかくこんなカウンターは絶対喰らわ ないんやが、この日は調子狂ってて踏み込みが甘く、下段の守りも なってへんかったわけ・・・ 当然私は倒れ・・・たんやが、急所を蹴られて悶絶っていうんやのうて、 衝撃でビックリしたっていうか、ちょうど後ろから突然「ワッ!」てやられた ような感じやった。 タマキンにまともに蹴りが入ったんは事実やが、別に特に痛いとは思わへんかった。 それどころかいままで気が抜けて全然安定してへんかった下半身が、まるで別人の ようにドッシリと安定するようになり、それまでの不調がウソみたいに身体がよう動くようになった。 結局その試合、ポイントで勝ったんか負けたんかは忘れたが、 あそこを蹴られてからというものは自分でも納得いく動き、試合 ができたのは憶えてる。 試合のあとですぐにトイレに行って見てみたが、確かに蹴られた はずやのに多少赤くなってる程度でまったくなんともなかった。 こういうことも実際あるってことや。 一種のショック療法なんかな? そういえば大兄とかにまともに突きや蹴りを入れられてダウンさせられる のは毎度のことやったが、ときどきその後数日前から具合悪かった胃腸とか 腰とかが良くなってしもたり・・・なんてことも何回かあったな(笑 いずれにせよそういうんはまったくの偶然や。危ないからよい子のみなさん は決してマネしないでね(笑 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/179
180: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2022/08/27(土) 14:21:55.15 ID:AYkHDjlR そういえば、倉井って今どうしてるんだろうな http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/180
181: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2022/08/27(土) 19:18:50.87 ID:EIp9V7MO >>174 これ、何かの歌の歌詞になかった? http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/181
182: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/28(日) 03:37:35.47 ID:SY0PqdVG 323 :名無しさん@一本勝ち:2008/11/02(日) 13:26:51 ID:bngQxMoj0 「大拿別子」って大外刈りと同じ? 325 :名無しさん@一本勝ち:2008/11/02(日) 14:55:46 ID:+MX1GFCi0 >323 あのニュースでは腕取って投げてたような記憶が・・・ 本当は腕極めてそのまま投げるんじゃないだろうか? 頭打とうがお構い無しに すごくソフトバージョンで実演してたんじゃないかと。 326 :名無しさん@一本勝ち:2008/11/02(日) 16:26:48 ID:vp+AjXN2O 掛けた足で犯人の身体支えて、ひっくり反らんよう後頭部を持ってたな。 327 :名無しさん@一本勝ち:2008/11/02(日) 16:30:15 ID:bngQxMoj0 “別子”という名前が何か気になって調べてみたところ、“別(bie)”には 「ひっかける」という意味があるそうで、“別子”は「ひっかけて倒す技」 というニュアンスらしい。手でひっかけるか足でひっかけるかで“手別子” “腿別子”に大きく分類される。“腿別子”ではまた手で組む位置によって、 例えば“大領”(奥襟)をつかんでかけるのは“大拿別子”、“直門”(右手 なら相手の左前襟、四指が外、親指が内)をつかんでかけるのは“直門別子”、 “偏門”(右手なら相手の右前襟、四指が内、親指が外)をつかんでかける のは“偏門別子”、というようにいろいろ呼び方があるらしい。 違ってたら指摘よろしこ。 329 :劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :2008/11/02(日) 17:17:07 ID:XzMo7ECC0 >327 中国語の辞書には“別子=別針”とあって“モノを止めるピン、クリップ”みたいな 説明がある。相手の脚の後ろにひっかけた脚をピンやクリップのように考えてもらえば ええわけですな。 柔道の“刈り”というよりは相撲の“掛け”に近いニュアンスかもね。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/182
183: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/28(日) 03:40:40.12 ID:SY0PqdVG 698 :劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :2008/11/07(金) 09:52:45 ID:Aq2CI+v80 松田本でご存知のように中央國術舘の八極拳は“団体訓練”“一般普及”用の簡易式で 古傳の勁道は失われ、実戦拳法としては役に立たない体操である・・・という認識が日本 ではある。 しかしこのスレでも何回かやったように、それはあくまでも全国に散らばった教官たちが 一般の兵士や学生(職業軍人や武術の専門家ではない)教える際に、やむをえず簡易化した もののことであって、國術のプロを養成する中央國術舘においてプロの中のプロたちに伝授 されたものとは明らかに異なる。 私もそのことは理屈ではわかっておったんやが、昨夜身をもって理解できた。 699 :名無しさん@一本勝ち:2008/11/07(金) 10:03:21 ID:lRDYTuIq0 松田留置の功罪だな・・・、で、今は呉連枝の八極何ぞにうつつをぬかしてる。 700 :劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :2008/11/07(金) 10:07:20 ID:Aq2CI+v80 とくに李元智は台湾において“憲兵八極拳 開山祖師”と称せられている。 大内八極拳ならぬ憲兵八極拳・・・『拳児』ではとりようによっては“劉雲樵>李元智” のような書きかたがされていたが、それは大きな誤解やということ。 ただ大内八極拳もそうやが憲兵八極拳のほうも松田先生が初めて台湾に行かれた1970年頃 には一般にはまったく公開されてなかったということ。 当時の台湾はまだまだ軍事独裁政権やったからな。MPが内部で練習してる格闘技はそれ自体 が軍事機密で、いまみたいに外部に公開するということはまずなかった。 当然松田先生らが目にする八極拳が高校生や一般兵士のやるもので、それで上記のような 誤まった認識をもたれたのではないかと思う。 私も台湾でそういう民間の八極拳を見たが、確かにあれだけ見れば松田先生が そんなふうに考えてもしゃあないと思う。 一方で現代の台湾においても憲兵というのは厳格や。 台北市の中心部にある憲兵総司令部の前をよくクルマで通るが、繁華街などは 東京や大阪と区別がつかないほどモダンになり自由になったこんにちの台湾でも あそこの前だけは非常に場違いな・・・一種異様な雰囲気がしてる。 政府の悪口を言うただけで即タイ〜ホ→収容所送りになってた40年くらい前の 台湾では憲兵隊などというのがいかに一般社会とはかけ離れた世界であったか、 いまの若い人たちにはちと想像するんは難しいかもね。 我々のような民間人は趣味・娯楽で武術を練習してるわけや。 そやから自分の意思で続けることもやめることも可能やし、マイペースで 生涯にわたって修業・・・なんて悠長なことも言うてられる。 ところが軍人や憲兵、あるいは侍衛なんかの場合は職業上の義務というか 任務として武術を学ぶ必要があるわけやな。 教えるほうも「黙って修練してればそのうちわかる」やの、まして「宇宙と 一体化w」なんてことを言うてるバヤイやない。 プロとして結果を出さんとあかんわけで、教えるほうも教わるほうも必死や。 世間一般で言われる“カンフー”とはまったく別の世界がある・・・ということを 昨日李老師にお会いしてあらためて思い知らされた。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/183
184: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/28(日) 05:04:43.86 ID:SY0PqdVG 782 :劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :2008/11/08(土) 09:08:28 ID:gySIJWi20 道場に入るとシルバーブロンドの李清漢老師のお顔が真っ先に目についた。 ネットで見た写真の通りや。さっそく抱拳禮をして初対面の挨拶。 師匠の『武壇春秋』を見せて、劉雲樵門下の彭武熾の弟子です・・・と自己紹介する。 李老師は持参した多くの資料を見せてくださった。 李元智や常東昇、潘文斗など、中央國術舘の錚錚たる名師といっしょに撮った 写真や、それらの師より授けられた手書きの拳譜などがたくさんあった。 李老師は「私は1949年、20歳くらいのときに台湾に来て、そのあとこれらの老師たちにおよそ30年ほど 師事した。どの老師からも真伝を授かったよ」と言うてはった。 “1949+30=1979”・・・これらの老師たちが亡くなったのはだいたい70年代から80年代にかけてやから 確かに李老師のおっしゃるとおりや。 老師が学ばれたのは“憲兵八極拳”“シュワイジャオ”“チンナ”“八卦掌”などがメインやが、どんな 拳法でもだいたいひととおりはできるらしい。 身長は・・・私と同じくらいやな。165センチ程度で、体重は60キロ。 体重は「50年間変わってない」と言うてはった(笑 お会いするまではさすがに80歳と聞いてたんで、まあやはりもうかなり 衰えてはるんかもなあ・・・と思ってたんやが、実際に見るととてもそんなふうには見えない。 腕も筋金入りでおなかにはわずかな贅肉もなく、触らせてもらったが腹筋は 見事に割れたブルース・リーボディや。 一瞬師匠を思い出したが80歳でこの肉体とは、確かに “超絶老人”や(笑 李老師:「國術を志す者は“酒”“タバコ”“女人”を遠ざけなければならん。 食事も最低限度であるべきだ。 台湾南部の師傅たちは毎晩のように乾杯!をやって、バカみたいに 飲み食いするけど、ああいうことをやっててはトシとってからも功夫を維持することは難しい。 そういう習慣は若い頃から始まるわけで、若い人ほど自制心を強く 持たねばならん」 み、 耳 痛 〜 っ ! ( http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/184
185: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/28(日) 05:05:15.09 ID:SY0PqdVG 実際李老師はほとんどメシ食わないみたいや。おトシやからもうそんなに 食べないのかな?とも思ったけど、若い頃からそんな感じらしい。 つかもう24時間國術のことしか考えてはらへんみたいやな(笑 食うにしても寝るにしてもすべては武芸のため・・・であって、武術が本能化してしまってる。 李元智はじめむかしの國術大師というのはみなこんな感じやったらしい。 李老師は廣東生まれ・・・と聞いてたのでこんな質問をしてみた。 劉月侠:「老師は南方のご出身だそうですが、やはり子どもの頃最初は南拳・・・ 洪家拳とか鶴拳とかから始められたのですか? 李老師:「確かに私は南方で生まれ育ったが、祖先は河南省の開封に住んでいた。 知ってるだろ?ここは少林寺のすぐ近くだ。 祖先の住んでた地域では誰もが武芸の修練をしていたので、私も祖父や父から最初に少林拳を学んだ。 いわゆる“北少林”ということになる。もちろん育った地域が地域だから 南方の門派もやるにはやったが、ベースはあくまでも北派だな」 李老師:「河南は自然環境が厳しく、黄河の氾濫による水害、干ばつ、蝗害などが絶えなかった」 劉月侠:「パール・バックの『大地』に出てくるようなおはなしですね?w」 李老師:「そう!よく知ってるね!w」 李老師:「だから生活に困窮した流民が多く発生したのさ。 私の祖先もそうで、故郷を離れて各地を放浪し“打拳”や“売芸”で糊口をしのいだ。 放浪の末に南の廣東にたどり着き、ようやくここで定住するようになった わけだ。私の武芸や医術のルーツというのはそういうところにある。 “走江湖”ってわかるだろ?」 劉月侠:「“走江湖”?!まるで映画や小説みたいなおはなしですね!」 李老師:「いまでこそ映画の世界だけど、私が子どもの頃には当たり前の話でそう珍しいことじゃない。 映画になるというのもモデルがあるからで、しかもそういう話を聞いて共感する人がそれだけ多いということだ」 以前李老師のバイオグラフィーを紹介したけど、李老師は廣東・廣西で育ったのちに 國共内戦を経て台湾・・・さらにシンガポールなどを転々としていまはなんと中南米の エルサルバドル在住という、まさに放浪の拳法家である。 80歳になった現在でも今日は日本、明日はヨーロッパ、さらにその次はアメリカと世界 を休む間もなく飛び回っておられるが、どうもそういう運命というか血というのは祖先 から受け継がれてきた“走江湖”の伝統なのかもしれない・・・ http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/185
186: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/28(日) 05:07:50.07 ID:SY0PqdVG 798 :名無しさん@一本勝ち:2008/11/08(土) 15:49:09 ID:WMnZaqt20 竜明宏に何気に似てる(笑 799 :劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :2008/11/08(土) 17:01:56 ID:yvmVwVpk0 劉月侠:「ず〜っと軍隊や憲兵隊で教えておられたのですか?」 李老師:「家がお世辞にも裕福とはいえなかったので若くして軍隊に入った。 いま話したように私は江湖の武芸を多少心得ていたので、軍の幹部 が武術教師に適任であると判断し、教官養成班に推薦してくれたのだ。 大陸を去り台湾に来てからも助教をしながら学んだ。 潘文斗には金門島で学んだが、当時(1950年代)金門島は大陸と交戦中で 命がけの毎日だったな」 劉月侠:「内戦もさることながら日中戦争中は大変でしたでしょう?」 李老師:「私は廣東で軍に入ったわけだが、南方はとくに日本軍の攻撃が酷かった。 國民政府は日本軍の攻勢に耐えきれず、本拠地をどんどん内陸に移転して ついには昆明まで来てしまっていた。 米英は日本の進攻を食いとめるためにビルマを経由して蒋介石総統に援助 物資を供給していた(いわゆる“援蒋ルート”)。 その補給路を断つために日本は台湾の基地から飛行機で空爆を繰り返した ため、南方各地は相当甚大な被害を受けたものだ」 劉月侠:「ううっ、私はもちろん本や映画で何度も見てよく知ってるつもりですが、 実際の体験談として聞くとやはり身が引き締まるような思いですね・・・」 李老師:「わはははは・・・もう大むかしのことだよ!w しかも戦争というのは いつの時代であれそういうものだ。 でもやはり歴史というものはよく知っておかないといけないな。 日本でも、中国や台湾でも、最近の若い連中は武術を学ぶのも表面的な 技術のことばかりで、歴史やその背景にある精神なんかを疎かにしやすい。 そういうことはキミたちが伝えていかないとダメだよ」 劉月侠:「李元智や常東昇といった老師たちも同じような目に遭ったわけで、 日本に対しては相当反感を持っていたのでは?」 李老師:「そうでもない。もちろん敵だから好きなわけはないが、でもね、 戦争で無茶苦茶してたのは“偽日本人”なんだよ。 “真日本人”というのはおとなしく、礼儀正しく、たとえ戦争で あっても決して筋の通らないことはやらなかった。 みんなこういう真日本人は嫌うどころかむしろ尊敬してたよ。 私も戦後・・・こうして日本人に教えるようになったりして、先師 たちの言ってたことが実感できるようになった」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/186
187: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/28(日) 05:08:20.23 ID:SY0PqdVG 李元智や劉雲樵など、かつて日本軍と戦った大陸来の老師たちが日本に 対して複雑な感情を抱いていたのは事実のようだが、だいいち蒋介石総統 からしてそうなのである。 ただこういう軍人たちは旧日本軍の軍規の厳しさや勇猛果敢さには非常に 敬意を表していたらしい。 劉雲樵もそういう話をしていた・・・ということを師匠から聞いたことが あるが、現代の我々は果たして胸を張って“真日本人”である!と言える であらうか?(笑 劉月侠:「ところで李老師は鍼灸のほうも大家だそうですね?呉恵平に師事したとか?」 李老師:「おおっ!呉恵平なんてよく知ってるね?キミは西医だけでなく中医も勉強した のか?台湾の鍼灸師で呉恵平を知らなかったらモグリだよw キミも呉恵平に習ったのかい?」 劉月侠:「いや、鍼灸の師は武術同様彭武熾ですが、彭は呉恵平のことは よく知ってると言ってました」 李老師:「そうだろうそうだろう・・・w 台湾の正統派の鍼灸はほとんど 呉恵平の息がかかってるからな。当然のことだw」 李老師:「すでに話したように私の先祖は“走江湖”だったので、生活のために 医術も心得ておく必要があったわけだ。 そういうわけで私も子どもの頃から武芸とあわせて鍼灸を学ばされた。 私も含めて呉恵平の弟子というのは軍人が多かったな。 つまり軍医ということだ」 私が持っている呉恵平の著書(『鍼灸世紀』)には呉恵平が楊森将軍(國府軍元老)や 旧カンボジア共和国大統領ロン・ノルなどと一緒に写ってる写真が載ってる。 呉恵平というのは“鍼灸版李元智”・・・と考えていただければええと思う(笑 ただ私の師匠が言ってたが、こういう立場の鍼灸師たちは教授が非常に厳格で、師匠の 鍼灸の師などは劉雲樵よりも怖かった・・・なんて言うてた(笑 いずれにせよ民間ではない軍界のおはなしや。 國術にせよ鍼灸にせよ、1970年くらいまでの台湾では軍界と一般社会ではまったく異なった 世界があったらしい・・・ http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/187
188: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/28(日) 05:08:32.80 ID:SY0PqdVG 918 :劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :2008/11/10(月) 20:59:31 ID:0VP9+FIG0 すべて学んだわけではないが、中央國術舘〜李元智〜李清漢老師と受け継がれてきた八極拳は たいへん素晴らしいものであった。 もちろん一回や二回習った程度で「ここが優れている!」とか「こういう特長がある!」なんて 論評するのは甚だおこがましいことなのではあるが、まあ2ちゃんねるということで私なりに 気づいたというか感じたことをいくつか書いてみよう・・・ まず李老師ご自身が仰ってたことやが、非常にシンプルである。 シンプル=単純・・・ということで、松田本の影響を受けた人は「やはり古傳の技法を 簡略化したため精密な秘伝の方法が消滅してしまってるんや」なんて思うかもしれんが、 いちがいにそうとばかりは言えない。 むしろ古い套路に見られるような意味不明の(これもマニアによると「深い意味がある」 らしいがw)複雑な動作が省かれ、八極拳の精髄中の精髄というべき動作だけで構成されてる ように思う。 そやから非常に習いやすいんやな? もちろん個々の動作に関してはやはり細々とした要点が多々あり、熟練するには他派の八極拳 同様長い年月と研鑽が必要であるということに変わりはないが、とにかく見てて、やっててわかり やすい。これが第一の特徴や。 みなさん思い出すやろう?中拳界で大むかしから言い伝えられてきた伝説・・・ “高級な武術と低級(単純)な武術”・・・ 「ボクシングにはストレートとフックくらいしか技がない。あとは体力と反射神経と 根性に頼るだけの低級な拳法である!それに対して中国拳法というのは奥が深く、 高級な技法が多々あり・・・云々」 こういうことを言うてる中拳家の実力が実際にはいかなるものであったか?・・・なにも 武壇スレでなくても武道板ではもはやギャグにもならんがな(笑 つまりシンプル=単純だから「たいしたことない」なんていうのはアホらしいこと甚だしい ということや。“シンプル イズ ベスト!”(笑 第二としては・・・ 昨日書いたように李清漢老師は「八極拳は“ボンバー”だ!」と仰ってたし、 事実李老師の発勁はまさに“八極は爆発だぁっ!”というべき凄まじさであったが、 実際の用法では非常に“チンナ”が多かった。 中国拳法の技というのはほとんどが“打”“拿(チンナ)”“シュワイ”“点穴”の 各種用法に応用できる・・・というのはよく聞くと思う。 八極拳においてもこれは例外でなく、どの派でもチンナの用法というのは必ずある。 劉雲樵は“聯合警衛安全指揮部(金立言先生らが所属した統合侍衛隊)”で教えるよう になるまでの旧組織であった侍衛には主にチンナを教授してたそうやし、大陸の呉連枝宗家 のビデオではチンナ用法の解説にかなりの時間が割かれていたのを憶えている人もおるやろう。 そやから八極拳の用法としてチンナがあるのはむしろ当然のことなんやが、李清漢老師の解説は とにかく突出してチンナが多かったように思う。 最初私が思いがけず技を掛けられたのもチンナやったしな。 これは昨日言うたように李元智の八極拳が“憲兵八極拳”であることに 関係が深いと思う。ちなみに“中央國術舘系”“軍隊の”八極拳というのは みなさんよく聞くと思うが、“憲兵八極拳”というのは初耳やろ? 私も今後は民間で教伝されてる一般の八極拳と区別して、李元智の八極拳の ことを憲兵八極拳と呼ぶことにしよう。 金立言先生が自らの八極拳を大内八極拳と称してはるんと同じや。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/188
189: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2022/08/28(日) 05:23:42.50 ID:RWHpIiCl 927 :劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :2008/11/10(月) 21:44:56 ID:0VP9+FIG0 憲兵=MP(ミリタリー・ポリス)・・・読んで字のごとく警察業務がメインやから、 憲兵の行う武術というのは逮捕術の一種がメインであり、憲兵八極拳もその業務上の 必要性からチンナが主体の武術になっていったものと考えられる・・・というのが私の意見や。 それに対してたとえば大内八極拳では相手を突き飛ばしたり、転倒させたりする用法が多い。 同じ軍人であっても憲兵と侍衛ではやはり任務の内容が大きく異なるわけやな。 もちろんいずれにおいてもあらゆる用法はあるわけやが、どこに重点を置くか?ということが やはり違ってくるわけ・・ あとここまで書くと例によって私の妄想なんやけどな(笑 李元智は八極拳で有名やが、もちろんおよそ中華國術であればなんでもできた。 太極拳やシュワイジャオはもちろんのこと、酔八仙拳なんてのまで習得してはったそうな(笑 ではいったい「本門はなに?」ってことになると・・・私は“秘宗門”やと思う。 秘宗門・・・わかるな?『水滸伝』の英雄燕青を開祖とし、弟子たちは政府から追われる 謀反人であった開祖の名を秘して“秘宗門”と称した・・・という伝説のあるあの門派や。 劉雲樵が幼少の頃学んだ燕青拳も、映画で有名な霍元甲の迷蹤藝も秘宗門の分支とされているが、 李元智は中央國術舘に入る前の時点で秘宗本門の陳善の系統を受け継ぐ嫡伝弟子なのである。 陳善は河北滄州における秘宗門の宗家で、金恩忠の『國術名人録』にも記載があり、 幾多の他流試合において無敵を誇ったため“賽勝英”陳善と称せられたという、武芸の郷 滄州においても特筆される武術家であったらしい。 この陳善のまたの綽名が“卸骨王”・・・卸骨というのは別名を“分筋卸骨術”といい、 要は現代でいうところのチンナ術なのである。 つまり陳善はチンナに非常に通じていた・・・ということなんやが、今日においても秘宗門 においてはチンナがたいへん重要視され、秘伝として豊富な技法が伝えられているらしい。 つまりね、憲兵八極拳においてチンナ用法が多いというのは、憲兵の職務上の 必要性に加え、こういう李元智のバックボーンがうまいことからみあった結果では ないか?・・・というんが私の推測や。 もう30年近く前・・・1980年頃やったかな? 当時松田先生や笠尾先生の本以外は中国拳法に関する情報というのは非常に 少なかった。しかも大陸はまだ文革の混乱が完全に収拾しておらず、武術の情報 などはほとんど入ってこなかった。 ところが私はわずかな大陸情報をゲットしようと毎月必ず『人民中国』日本版 を読んでいた。 ある月のベタ記事に“武術協会の重鎮が本を出版”なんてのが載ってた。 スポーツ面にときどきこういう武術や太極拳の記事が載ることがあったんや。 “先ごろ滄州武術協会の李書亭氏は『青秤剣』の一書を上梓した。 李氏の父上である李雨三公は國民党の張学良も教えを請うた武術 の達人であり、李氏も幼いころから武芸を学び・・・” こんな感じのごく短い記事(写真もなかった)やったが、張学良が指導を要請 するほどの達人・・・というのに興味があって、すぐあちこち本をひっくり返して みると・・・ ありましたがな!・・・松田隆智著『中国武術 少林拳と太極拳』の183ページ・・・ “秘宗拳の系統”に陳善の孫である陳玉山の弟子として、“李雨三”“李元智”の名が 並んで書いてある! 「李元智は台湾國術界を代表する名師やそうやから・・・その兄弟弟子ということに なると張学良がわざわざ指導を要請するほどの達人であってもおかしくないか?」と思ったね。 つまりこういう記録からしても李元智が滄州秘宗門を代表する伝人であったというのは確かや。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/jyudo/1637735897/189
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 170 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
1.903s*