■長野式鍼灸治療法 2処置目の2■ (823レス)
■長野式鍼灸治療法 2処置目の2■ http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/kampo/1287843684/
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195: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2011/07/28(木) 09:59:30.60 ID:lUTPTuAO 遅くなりました。副腎処置のバリエーションについて書いていきます。 話は戻りますが、副腎処置は長野先生の著書でもその重要性が説かれています が、松本先生の著書でも当然重要視されていますが、処置の手順がより詳細に 書かれていますので、ここでは松本先生の著書を参考に書いていきます。 副腎処置は3つのステップで行っていきます。 <ステップ1> 臍4時8時の圧痛に対し、同側の照海、兪府、尺沢を取穴 このステップ1では、臍周りやその他の所見により、下腿の腎経の配穴が変化します 照海意外を使用する例としては以下の通りです 復溜…帯脈に圧痛がある(この圧痛が緩むとこで取穴)、骨の痛みがある、遅脈である 太谿…呼吸器症状がある、甲状腺疾患(人迎の圧痛) 築賓…薬を常用している、鼠径靱帯の圧痛がある(この場合は同側四トクか外関を足す) 復溜+陰谷…然谷の圧痛がある、鼠径靱帯の圧痛がある(この場合は同側四トクか外関を足す 照海+築賓…更年期で照海のみでは腹部の圧痛変化が弱い場合 *上記適応が複数にわたる場合は、然谷の圧痛にたいする、復溜+陰谷が優先 <ステップ2> ステップ1を行ったにも関わらず、臍の圧痛が40%以上残る場合に下記を適宜使用 陰陵泉…上にむけて15度の角度で押してみる。これで臍が緩むようであれば、その反応は脾の反応として出ている 京門…第12肋骨にそって10度の角度で刺鍼。これでとれるなら腎の機能低下 帯脈…帯脈に圧痛があり、復溜の刺鍼でその圧痛が緩むが、帯脈の圧痛がまだ残るときに使用 これで、臍が緩むなら、腹斜筋等の緊張により腹筋周りの緊張バランスが崩れている <ステップ3> ステップ1、2を使用して30%以上臍の圧痛が残る場合に使用 方法は臍の4時や8時の残る圧痛または緊張に対し、直接刺鍼する。 角度は45度で臍の中心に向けて刺鍼する。その際に、硬い組織に鍼があたる ことが多いが、無理して鍼を進めず、硬い組織に触れたときは、1ミリ以下の 微量雀啄をして緩んだ後にさらに鍼を進める(2〜3分置鍼しとくと良い)。 <ステップ4> これは、臍4時8時の反応+沈遅脈の患者のみで使用可能 命門の華陀穴に対し脊柱に向けて45度の角度で刺鍼 L2、3の棘間が広い場合は、命門に灸を行う 以上が松本先生の著書で述べられている副腎処置の概要です http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/kampo/1287843684/195
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