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290
: 2015/06/24(水)04:43
ID:NwQ0aKkJ0(4/8)
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290: [] 2015/06/24(水) 04:43:26.79 ID:NwQ0aKkJ0 私の故郷に伝わっていた『禁后(パンドラ)』というものにまつわる話です。 どう読むのかは最後までわかりませんでしたが、私たちの間では『パンドラ』と呼ばれていました。 私が生まれ育った町は静かでのどかな田舎町でした。 目立った遊び場などもない寂れた町だったのですが、一つだけとても目を引くものがありました。 それは町の外れ、田んぼが延々と続く道にぽつんと建っている、一軒の空き家です。 長らく誰も住んでいなかったようでかなりボロく、古くさい田舎町の中でも一際古さを感じさせるような家でした。 それだけなら単なる古い空き家・・・で終わりなのですが、目を引く理由がありました。 一つは、両親など町の大人達の過剰な反応。 その空き家の話をしようとするだけで厳しく叱られ、時にはひっぱたかれてまで怒られることもあったぐらいです。 どの家の子供も同じで、私もそうでした。 もう一つは、その空き家にはなぜか玄関が無かったということ。 窓やガラス戸はあったのですが、出入口となる玄関が無かったのです。 以前に誰かが住んでいたとしたら、どうやって出入りしていたのか? わざわざ窓やガラス戸から出入りしてたのか? そういった謎めいた要素が興味をそそり、いつからか勝手に付けられた『パンドラ』という呼び名も相まって、当時の子供達の一番の話題になっていました。(この時点では、『禁后』というものについてまだ何も知りません) 私を含め大半の子は、”何があるのか調べてやる!”と探索を試みようとしていましたが、普段その話をしただけでも親達があんなに怒るというのが身に染みていたため、なかなか実践できずにいました。 場所自体は子供だけでも難なく行けるし、人目もありません。 たぶん、みんな一度は空き家の目の前まで来てみたことがあったと思います。 しばらくはそれで雰囲気を楽しみ、何事もなく過ごしていました。 私が中学にあがってから何ヵ月か経った頃、ある男子がパンドラの話に興味を持ち、「ぜひ見てみたい」と言いだしました。 名前はAとします。 A君の家は、お母さんがもともとこの町の出身で、他県に嫁いでいったそうですが、離婚を機に、実家であるお祖母ちゃんの家に戻ってきたとのこと。 A君自身はこの町は初めてなので、パンドラの話も全く知らなかったようです。 その当時私と仲の良かったB君・C君・D子の内、B君とC君が彼と親しかったので、自然と私達の仲間内に加わっていました。 五人で集まってたわいのない会話をしている時、私達が当たり前のようにパンドラという言葉を口にするので、気になったA君がそれに食い付いたのでした。 A君:「うちの母ちゃんとばあちゃんもここの生まれだけど、その話聞いたらオレも怒られんのかな?」 C君:「怒られるなんてもんじゃねえぜ?うちの父ちゃん母ちゃんなんか、本気で殴ってくるんだぞ!」 B君:「うちも。意味わかんないよね」 A君にパンドラの説明をしながら、みんな親への文句を言い始めます。 ひととおり説明し終えると、一番の疑問である「空き家に何があるのか?」という話題になりました。 A君:「そこに何があるかってのは、誰も知らないの?」 B君:「知らない。入ったことないし、聞いたら怒られるし。知ってんのは親達だけなんじゃないか?」 A君:「だったらさ、何を隠してるのかオレたちで突き止めてやろうぜ!」 Aは意気揚揚と言いました。 親に怒られるのが嫌だった私と他の三人は、最初こそ渋っていましたが、Aのノリにつられたのと、今までそうしたくともできなかったうっぷんを晴らせるということで、結局みんな同意します。 その後の話し合いで、いつも遊ぶ時によくついてくるDの妹も行きたいという事になり、六人で日曜の昼間に作戦決行となりました。 http://yomogi.5ch.net/test/read.cgi/keitai/1433901216/290
私の故郷に伝わっていた禁后パンドラというものにまつわる話です どう読むのかは最後までわかりませんでしたが私たちの間ではパンドラと呼ばれていました 私が生まれ育った町は静かでのどかな田舎町でした 目立った遊び場などもない寂れた町だったのですが一つだけとても目を引くものがありました それは町の外れ田んぼが延と続く道にぽつんと建っている一軒の空き家です 長らく誰も住んでいなかったようでかなりボロく古くさい田舎町の中でも一際古さを感じさせるような家でした それだけなら単なる古い空き家で終わりなのですが目を引く理由がありました 一つは両親など町の大人達の過剰な反応 その空き家の話をしようとするだけで厳しく叱られ時にはひっぱたかれてまで怒られることもあったぐらいです どの家の子供も同じで私もそうでした もう一つはその空き家にはなぜか玄関が無かったということ 窓やガラス戸はあったのですが出入口となる玄関が無かったのです 以前に誰かが住んでいたとしたらどうやって出入りしていたのか? わざわざ窓やガラス戸から出入りしてたのか? そういった謎めいた要素が興味をそそりいつからか勝手に付けられたパンドラという呼び名も相まって当時の子供達の一番の話題になっていましたこの時点では禁后というものについてまだ何も知りません 私を含め大半の子は何があるのか調べてやる!と探索を試みようとしていましたが普段その話をしただけでも親達があんなに怒るというのが身に染みていたためなかなか実践できずにいました 場所自体は子供だけでも難なく行けるし人目もありません たぶんみんな一度は空き家の目の前まで来てみたことがあったと思います しばらくはそれで雰囲気を楽しみ何事もなく過ごしていました 私が中学にあがってから何ヵ月か経った頃ある男子がパンドラの話に興味を持ちぜひ見てみたいと言いだしました 名前はとします 君の家はお母さんがもともとこの町の出身で他県に嫁いでいったそうですが離婚を機に実家であるお祖母ちゃんの家に戻ってきたとのこと 君自身はこの町は初めてなのでパンドラの話も全く知らなかったようです その当時私と仲の良かった君君子の内君と君が彼と親しかったので自然と私達の仲間内に加わっていました 五人で集まってたわいのない会話をしている時私達が当たり前のようにパンドラという言葉を口にするので気になった君がそれに食い付いたのでした 君うちの母ちゃんとばあちゃんもここの生まれだけどその話聞いたらオレも怒られんのかな? 君怒られるなんてもんじゃねえぜ?うちの父ちゃん母ちゃんなんか本気で殴ってくるんだぞ! 君うちも意味わかんないよね 君にパンドラの説明をしながらみんな親への文句を言い始めます ひととおり説明し終えると一番の疑問である空き家に何があるのか?という話題になりました 君そこに何があるかってのは誰も知らないの? 君知らない入ったことないし聞いたら怒られるし知ってんのは親達だけなんじゃないか? 君だったらさ何を隠してるのかオレたちで突き止めてやろうぜ! は意気揚揚と言いました 親に怒られるのが嫌だった私と他の三人は最初こそ渋っていましたがのノリにつられたのと今までそうしたくともできなかったうっぷんを晴らせるということで結局みんな同意します その後の話し合いでいつも遊ぶ時によくついてくるの妹も行きたいという事になり六人で日曜の昼間に作戦決行となりました
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