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連続ドラマ小説「ニホンちゃん」36クール目 (707レス)
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」36クール目 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/
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652: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 20:35:38 ID:IjQg6JMM 「この子は何処の子?」 何気ない一言で人を大きく傷つけることは珍しいことではありません。その日、ニホンちゃんはタイワンちゃんと雑談に興じていましたが、ついうっかり口を滑らせて 「そう言えばさ、タイワンちゃんってチューゴ君の何だっけ? 従妹? 他人?」 その一言が発せられるや否や、グワッシャァァン! とガラス窓を蹴破ってチューゴ君が突入してきました。 「何言ってるアル、ニホン! タイワンは朕と血を分けた妹アルぞ! 正真正銘の中南海家の一員であって、ただ一寸やんちゃで中華アパートを飛び出しているだけアル!」 「は、はい。」「はぁ!?」 「呆けたかニホン。きっちり記憶しておくヨロシ。」 それだけ言い捨てるとチューゴ君はタイワンちゃんと言い争いが起きないうちにさっさと戻っていきました。 ニホンちゃんは一連の出来事を理解するのに手間取って、さらにタイワンちゃんに向かって 「あ〜そっかそっか。妹なんだっけ。この前の喧嘩では私の子分だったけどね。」 今度はタイワンちゃんがブチィィッ! と頭の血管を浮き上がらせ 「何言ってるのよ、ニホンちゃん! 私は私に決まってるでしょ! チューゴはね、単なるお隣さんよ。私はチューゴとはそれだけの関係しかないわけ。わかる!?」 2人から責め立てられたニホンちゃん、とりあえずはその場を丸く収めなくてはいけません。 「えと、えと・・・ 私は何も言わなかったことにしといて・・・ 下さい・・・。」 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/652
653: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 20:45:00 ID:IjQg6JMM http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090505AT3S0500G05052009.html 中国「台湾が我が国の領土の不可分の一部アル!」 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009050200016 台湾「台湾は中華民国に帰属する!」 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/653
654: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 20:51:33 ID:IjQg6JMM 第2998話 隠神刑部 ◆INU.G/gObk 投稿日: 2009/05/15(金) 00:32:03 ID:xLoSykS/ それはマルタくんが初めてエリザベスちゃんのお屋敷に来たときのお話です。 屋敷の人に案内されて大広間に通されたあと、パーカーと名乗る執事から 自分のお仕事とお屋敷のことについてレクチャーを受けました。 そしてお話の最後にパーカーさんから紙袋がひとつマルタ君に手渡されます。 「パーカーさん・・・・これは?」 「プレゼントといいますか、これから貴方に着ていただく服でございます。 護衛といえど、当家に相応しい格好というものがありますからな」 着るものも支給してくれるなんて、とウキウキながら袋を開けるマルタくん。 しかし袋の中身を見た瞬間、マルタくんは硬直してしまいました。 ひと呼吸おいた後、なにかの見間違いだったのではないか?と、もう一度 紙袋の中をのぞきこみましたが、何度見ても袋の中身は変わりません。 たらり、とマルタくんの額に汗が流れました。 なぜならば、その袋に入っていた物は真っ白なスクールシャツとニットのベスト、 そしてスカートとニーソックスだったです。 「な、なんかスカートとか入ってるような?」 「お嬢様もお年頃ですから。護衛も女性の方がよろしいかと」 「ボク、オトコノコなんですけど」 「なにか問題でも?」 「・・・・」 この日から、マルタくんの受難の日々がはじまりました。 解説 隠神刑部 ◆INU.G/gObk 投稿日: 2009/05/15(金) 00:35:57 ID:xLoSykS/ >>356さんの発言から妄想を膨らませてお話作ってみました。 ソースは特にないです。全部妄想の産物です。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/654
655: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 20:58:35 ID:IjQg6JMM 『我が子は優男』 「ただいま〜 あれ、ママンは今日パートだっけ?」 「いやマカロニーノ、ママはパートじゃぁ無いんだ。」 マカロニーノ君が帰宅したら、荒らされた部屋の中にパパンが一人でしょんぼり座ってました。顔は痣と傷だらけで着ている服はボロボロです。 「パパン、この部屋はこの前の地震から片付けてなかったっけ?」 「いや、荒らしたのはママだ・・・」 「何で荒らしたの?」 「決まっているだろう。浮気がばれたからだ。」 「ふ〜ん・・・ 今に始まったことじゃないのにね。この前は自転車レースの時に浮気現場が生放送(第2749話)されただろ?」 「そうだったか・・・ そんなこともあったな・・・。」 「で、この前の地震で往診してくれた女医さんに色目使っただろ?」 「好意的に理解してくれたけどな。」 開き直りかけてきたパパンを前に、マカロニーノ君は困っています。何で小学生の彼がこんな事で困らなければいけないのでしょうか。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/655
656: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 21:04:43 ID:IjQg6JMM 「パパン、反省してないな。ママンが実家に帰っちゃったらどうすんだよ。」 「反省しろって言ってもな、マカロニーノ。美人に興奮するのは男の性だぞ? お前だって彼女は綺麗な方がいいだろ? ある程度は若い方が良いだろ? 胸大きい方が好いだろ?」 パパンが浮気性ならマカロニーノ君はマザコンです。ここは何とかママンに帰ってきてもらいたい。とにかくママンのお料理が食べられなくなるのは勘弁です。 「仕方ないなぁ、パパン、このビデオ(第2829話)見なよ。後はそれを取引材料にして帳消しにしてもらいな。」 解説 マンセー名無しさん 投稿日: 2009/05/15(金) 01:27:43 ID:PTGE7yoa http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2599771/4115312 ベルルスコーニ伊首相、結婚生活について「終わったこと、もしくは終わりつつあること」と語る。 http://www.web-tab.jp/article/6733/ 同氏、女医に「貴女からの蘇生は大歓迎」。女医は悲嘆の中で笑顔を呼び起こそうとしたと受け止めて好意的。 第2829話はポルノ女優を兼業したイタリア人女教師が停職処分って話です。 第2749話は不倫相手とビーチで遊んでた男がヘリに手を振り現場生中継って話です。 元ネタに第2829話や第2749話との関係はありません。当方の妄想ですがケンチャナヨにして下さい。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/656
657: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 21:10:11 ID:IjQg6JMM 第3000話 サザンクロス 投稿日: 2009/05/25(月) 00:29:44 ID:7A02cetU 「蛙の死」 その蛙は、ヒキガエルのくせに顔が長く、両目の間隔が狭いので、口の大きな人間に 似ていました。地球小学校の池にいつのまにか棲みつき、人が来るとのそのそと池辺 に這い出し、不思議そうに相手を見上げました。 その蛙をカンコ君は何となく気に入り、雨の日の昼休みや放課後には、顔を見に来る のが常でした。 動作の鈍い、不器用な蛙でした。 給食の残りのパン屑や、その場で掘り出したミミズを投げてやっても、空中でうまく キャッチできず、池の底に沈んでいく餌を「なんだこれは?」と言いたそうな眼で 見守るのでした。 孤独な蛙でした。 池の周辺で、他の蛙を見たことがありません。いつも一匹で飛び跳ね、泳ぎ、げこげこ 鳴いていました。 両手を使わないと持ち上がらないほど巨大な蛙なので、寿命だったのかもしれません。 流行のツボカビ病にやられたのかも、悪い餌にあたったのかもしれません。 ともかく――。 今日、カンコ君は、池で白い腹を見せて浮かんでいる蛙を見つけました。 傘を差したまま、カンコ君はその場にかがみました。 足元には蛙の亡骸。 背中の紋様、見たことがないほどの大きさ、そして長い顔。間違いなくあの蛙です。 「死んじゃったニダよ」 とつぶやき、 「あー……」 と、息をつきました。 心の中は奇妙に平静で、殻に守られたように何事にも傷つけられることがないように 思えました。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/657
658: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 21:17:56 ID:IjQg6JMM 雨が強くなりました。カンコ君は傘を叩く雨粒の音に耳を澄ませました。 静かに背中を見せて、蛙はうずくまっています。 生きているように見えます。カンコ君は蛙の顎を指で持ちあげました。 1、2、1、2…… 指を離すと、再びしまりなく蛙は横たわりました。 (こいつはもういないニダ) そう思うと、急に涼しい風が胸に吹きこむような感覚に襲われました。 それはカンコ君がこれからの人生で数え切れなく出遭うはずの感情。 喪われたものは戻らない。別れたものに二度と出会うことはできない。そう確信した ときに味わう、苦い味――。 (一期一会) その言葉を唐突に思い出しました。 (あのねー、茶道の言葉なの) クラスメイトの少女の言葉が胸中に蘇ります。 (茶会に招かれたお客も主人も、また再び会えるとは限らないでしょう? 会えた としても、この時この場所の茶会は一回きりだわ。だから主人はもう二度とこの人に 会えない! くらいの心持で最高のもてなしをしないといけないの。だけど、世の中 なんて、みんな一期一会じゃないかしら? 『この人とはいつでも会える』と思うと、 どうしても相手を粗末にしてしまいがちだわ。本当は何の保証もないのに) 聞かされた当時は、ふん、まーたニホンが気取って、わかったようなことをいってる ニダと思いましたが、今になるとこの言葉が身に沁みます。 カンコ君は蛙をそれほど可愛がったわけではなく、投げ石の標的にすることがよく ありました。大抵は驚いた蛙に池の底へ逃げられて終わりでしたが、不意をつけば 石がヒットすることもあり、その時はガッツポーズで喜んだものです。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/658
659: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 21:25:35 ID:IjQg6JMM この前に会いに来たときもそうでした。 握り拳ほどの石を見事にぶち当て、ぎゃぼっ、という悲鳴とともに吹っ飛んだ蛙を 見て、今日はいいことがありそうニダ、などと思いました。 蛙が死んだのは、もしかするとあの時の投石のせいかもしれません。 (なんてことニダ……!) カンコ君はいたたまれずに立ち上がりました。身体を翻し、池から走り去ります。 (あれがウリの一期一会ニダか? そんなのないニダよ。悪気はなかったニダ。 だって、お前はいつも池にいると思っていたから……) 切れ切れの想念が胸に浮かび、あやふやなままに消えていきます。罪悪感と喪失感が ないまぜになり、彼の精神を苛みました。彼はまったく孤独であり、永遠に許される ことがないように思え、ひたすら走ることでごまかせるように思えました。 彼は教室へ駆け込みました。 ベランダに置きっぱなしのスコップをつかむと、また飛び出しました。 「お前のお墓を作るニダよっ!」 蛙の亡骸に向かって、そうカンコ君は宣言しました。そうしなければ済まない気持ち でした。 池辺に深い穴を掘りました。亡骸を墓穴に丁寧におろし、土を掛けます。あたりの雑草 はきれいにむしって、仕上げに漬物石ほどの石を置きました。 ふう、と一息ついて、全体をざっと見渡すと、それなりにりっぱなお墓に見えました。 カンコ君はお墓に手を合わせ、 「なんまんだニダ、なんまんだニダ」 と一心に祈りました。 生きてた頃は苛めてしまって悪かったニダ。もし時間を巻き戻せるなら、あんなことは 絶対しないニダのに。ウリは悔しくてならないニダ。もうやり直す機会も与えられない ……。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/659
660: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 21:31:40 ID:IjQg6JMM がさりと、雑草を掻き分ける音がしました。 何げなく目をやったカンコ君は、口をあんぐりと開け、足元の一点を見つめたまま硬直 しました。 ――ヒキガエル! 一匹のヒキガエルがうずくまって、カンコ君を見上げていました。いま葬ったばかりの 蛙より身体がずっと小さく、若い固体です。背中の紋様は赤みがかり、はっきりした 線を描き、顔つきも精悍でいかにもやり手そうでした。 カンコ君が掘り出されてのたうっていたミミズをおずおずと放り投げると、蛙は空中で すばやく舌で絡めとり、丸呑みしました。そして蛙とは思えないくらいの敏捷さで、まだ 地表にいるミミズを次々と呑み、満腹するとジャンプしながら池へ消えていきました。 まったく惚れ惚れとする手際のよさでした。 「新しい蛙が……やってきたニダ」 これは偶然でしょうか? 彼にはそう思えません。 前の蛙が、自分の替わりに後継者を与えてくれたように思えるのです。 いつのまにか雨がやんでいます。 分厚い雨雲を割って、夕方のオレンジ色の日光が地表へ差しこんでいます。 「よーし、今度の蛙はちゃんとかわいがって、大事にするニダよ!」 カンコ君は将来にむかって、そう誓うのでした。 解説 マンセー名無しさん 投稿日: 2009/05/23(土) 13:31:35 ID:Yp52U3Nd >>221-223 飯嶋酋長・・・・・・・(´;ω;) 韓国の盧前大統領が死亡 警察が確認 http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090523/kor0905231007003-n1.htm ご冥福をお祈りします。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/660
661: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 21:40:49 ID:IjQg6JMM 「隣はだあれ?」 いつもと同じ、穏やかな日でした。 そう、フラメンコ先生があの一言を口にするまでは・・・ 午後のHR。議題は「席替え」です。今までは班ごとにまとまっていたのですが、 そろそろ席替えしてみようか、という事になったのです。 みんなワイワイガヤガヤ。 ニホンちゃんも、ちょっとドキドキしています。 (タイワンちゃんかアメリ−くんが隣だといいんだけど・・・とにかく、カンコくんから遠くがいいなぁ) みんなもそれぞれ意識している友人や嫌いなクラスメ−トをチラチラ見ています。 そこへフラメンコ先生が衝撃の一言を放ちました。 「席は縦2列ずつで、隣の人と机をくっつけてね。じゃあみなさん・・・」 おそらく先生も、その一言がどれだけの混乱を生むか予測していなかったのでしょう。 「好きな人と自由にペアになって下さい!(はあと)」 「え?・・・・」 さあ、どんな組み合わせができるのでしょうか? 「ええ?ど・・・どうしよう」 ニホンちゃんはとまどいながらクラスを見回しました。 しかし、とまどっているのはみんな同じです。 エリザベスちゃん「やっとあなたの隣から解放されるのね」 フランソワ−ズちゃん「それはこっちの台詞ですわ」 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/661
662: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 21:46:10 ID:IjQg6JMM カンコくん「アメリ−!!」 アメリ−くん「来んな!!」 チュ−ゴくん「タイワン!」 タイワンちゃん「イヤ―ッ!!」 あっちでもこっちでも・・・ 混乱はどんどん拡大していきます。 果たして収拾はつくのでしょうか? ようやくフラメンコ先生も事態の深刻さに気付いた様です。 「みなさん!ちょっと聞いて下さい!」 「?」 「え〜このままでは、いつまでたってもまとまりそうにありません」 みんな頷きました。 「そこで、くじ引きにします。決まった席には文句を言わない事。いいですね?」 「・・・は〜い」 確かにそれしか無さそうです。みんな先生のつくったクジを引いて・・・ 混乱は絶頂に達しました。 チュ−ゴくん「なんで、よりによってお前アルか!」 フランソワ−ズちゃん「こ、これならエリザベスちゃんの方が・・・」 エリザベスちゃん「・・・悪夢ですわ・・・」 カンコくん「まあ、これも悪くないニダ。そもそもウリのご先祖様とお前の先祖は・・・」 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/662
663: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 21:53:41 ID:IjQg6JMM ベトナちゃん「・・・・・・・・」 アメリ−くん「重い・・・空気が重いよ・・・」 マカロニ−ノくん「あっはっは。君とは縁があるねえ」 ゲルマッハくん「ア−リア!」 ア−リアちゃん「いやあ!もう離れたくないの!」 ロシアノビッチくん「俺、悪者かよ・・・」 ニホンちゃん「は、はじめまして・・・」 紫苑ちゃん「ふん」 結局・・・・席替えは中止。 みんな元の席に戻りました。 エリザベスちゃんやゲルマッハくん達は明らかにうれしそうです。 ニホンちゃんは、新しいお友達ができなくてちょっと残念ですが、 タイワンちゃんと離れずにすんだので、ホッとしました。 が・・・ カンコくん「結局ニホンとウリとは離れられないニダ・・・」 すぐ後ろから恐ろしい囁きが聞こえ、ニホンちゃんは憂鬱になりました。 隣人は選べないのが世の定めとはいえ、ニホンちゃんの悩みはまだまだ続きそうです。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/663
664: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 22:01:06 ID:IjQg6JMM 「英雄の根源」 「ウリの研究によってまた一つ偉大なる真実が明らかになったニダァァァー!」 「はいはい、凄いね、良かったね。」 カンコ君が勝利の雄叫びを上げてもニホンちゃんは知らん顔、しかし策士チューゴ君はとりあえず話だけは聞いてやることにしたようです。 「何事ネ、カンコ。また日ノ本残滓でも見つかったか?」 「違うニダ、違うニダ。何と、かのチンギスハンはウリのご先祖様という事が証明され(ry」 「チッ、少しでも期待した朕が馬鹿であったわ! 汝の先祖はチンギスハンの馬屋番が関の山であろう。チンギスハンは我が中南海家の先祖アル!」 パカラッ パカラッ パカラッ パカラッ パカラッ パカラッ 「ん? 蹄?」 パカラッ 「黙れ!」 ヒヒヒィ〜ン ゲシッ 「アイゴ!」 モンゴル君は騎馬で登場です。カンコ君を蹴り跳ばすと下馬してチューゴ君に向き直りました。 「やい、チューゴ! 我が家の守り神様が何だって!? 中南海家の出だと?」 「ふん、事実を述べたまでネ。そもそも汝の家も、元を辿れば半分は我が家の分家のようなものであろう。」 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/664
665: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 22:07:28 ID:IjQg6JMM 「ん、もう1回征服されたいのか!?」「何ィ?」 怒り狂うモンゴル君・猛るチューゴ君を見てニホンちゃんは事の重大さに気付きました。自分も最近トル子ちゃんに張り倒された覚えがあります。そして今回は彼女より恐ろしげな人達が荒れているのです。 「あ、あの、モンゴル君? チューゴ君? 私、あの、家のご先祖様がチンギスハンになったんだ〜って言っちゃったことがあるんだけど、怒らない、かな?」 「それ、ネタだろ?」 ちょっと古いけど http://www.zakzak.co.jp/top/200905/t2009051401_all.html チンギスハンは我が国の英雄だ、とモンゴル・中共・韓国 向こうの方々はネタだと思ってるんでしょうか。確認はしていないので念のため。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/665
666: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 22:13:35 ID:IjQg6JMM 第3003話 隠神刑部 ◆INU.G/gObk 投稿日: 2009/05/29(金) 20:49:44 ID:WxuFuQEX 『カンコくんはうちゅうじん?』 「・・・・ニホン・・・・ニホン」 「ほぇ〜・・・・」 ニホンちゃんはどこからともなく聞こえてきたささやき声に気づき、ベッドから 上半身を起こします。すると、なぜか目の前にカンコくんがいました。 「・・・・カンコくん?」 いつの間に部屋に入ってきたんだろう、とニホンちゃんは思いましたが起き抜け の頭ではあまり考えがまとまりません。 混乱のあまり「あー」とか「うー」とか言葉にならない声を発するニホンちゃん。 その様子に苦笑いをしながらもカンコくんは言葉を続けます。 「ニホン、今日はお別れを言いに来たニダ」 「ほぇ?」 「帰る日が来てしまったニダよ。さよならニダ、ニホン」 ニホンちゃんにそう告げたとたん、カンコくんの体はふわふわと宙に浮かび上がり 壁や窓をすり抜けてニホンちゃんから遠ざかっていくではありませんか。 不穏な空気を感じ取ったニホンちゃんは急いで窓を開け、カンコくんをなんとかして 呼び止めようと手を伸ばします。「行かないで」との言葉にカンコくんは少し困った 顔をしましたが止まりません。ニホンちゃんは必死になって大声で叫びました。 「待って、カンコくん!」 *** http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/666
667: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 22:20:14 ID:IjQg6JMM 「カンコくん!!!」 ニホンちゃんの声に、クラス全員が振り向きます。 不意の出来事にざわめく教室。ニホンちゃんがきょろきょろと周りを眺めると、 そこはさっきまでいた自分の部屋ではなく、いつもの学校の教室でした。 「ニホン、いったいなにをやってるニカ?」 「あれ、カンコくん。さっきお別れって・・・・」 「ニダー?ははーん、さては寝ぼけてるニダね。 授業中に居眠りするなんてダメなやつニダ。 ニホンはウリがいないとホントになーんもできないニダ♪」 そういうとカンコくんはホルホルと笑い出しました。 “夢だったんだ・・・・。 そうよね、カンコくんがいなくなる訳ないもんね。” 今日はいつもと違うシャツを着ていますが、たしかにこの少年はカンコくんです。 ちょっと意地悪だけど、いつも楽しく笑わせてくれるカンコくん。 カンコくんが隣に居ることに胸をなでおろし、ニホンちゃんは席に着きました。 ニホンちゃんとカンコくん、この二人の日常はまだまだ続きそうです。 *** 「そういえばカンコくん、前の服はどうしたの?」 「破けたから捨てたニダ。ウェーハッハ」 解説 隠神刑部 ◆INU.G/gObk 投稿日: 2009/05/29(金) 20:53:39 ID:WxuFuQEX 今日はノムたんの国民葬だったので、追悼作品を投稿しました。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/667
668: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 22:30:12 ID:IjQg6JMM 「快楽の償い」 『ルーマとキスしたくない? 体育館の裏で。』 そう書かれた貼紙が廊下の片隅にこっそり貼られているのを見つけた野郎どもは、教室から女子がいなくなると徒党を組んで談義を始めました。 「やってみたい! ぜひやってみたい!」 「確かに魅力的だ。そりゃ非常に魅力的だよ。でもなぁ」 「・・・・・・ 相手はルーマだ。絶対、無事には帰れないぜ。」 野郎どもと言えどもおいそれと申し込むわけには行きません。ルーマちゃんといえば他の子に比べて妙に発達した犬歯に加えて、赤い瞳に白い肌。 住んでいる不気味なお城の周りには蝙蝠が飛び交い、地下からは嘆きの声や鎖を引き摺る音が聞こえるとの噂もあります。好奇心以上に怖いのです。 「俺は干からびたくないや。」 「・・・おい、マカロニーノが居ないぜ。何処行きやがった?」 /////////////////////////////////////////////////////////////////////////// http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/668
669: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 22:36:07 ID:IjQg6JMM 「ねえ! ねえ! ルーマちゃ〜ん♪ これ貼ったの君だろ? ぜひこの僕と☆」 「あら、あんたが来たの? お一人?」 「うん、君みたいな魅力的で素敵な女性と釣り合うのは僕以外には居ないからね♪」 /////////////////////////////////////////////////////////////////////////// 数日後、マカロニーノ君の魂の脱け殻が公園で発見されました。 「あんな奴の魂なんか吸うんじゃなかった〜(涙)。マザコンになっちゃった・・・ 治るかなあ(泣)。」 http://news.livedoor.com/article/detail/4163518/ ルーマニア18歳女性の処女をイタリア人が約130万円で落札。しかしビザとか税金とかの問題が発生。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/669
670: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 22:44:22 ID:IjQg6JMM 「壊れた人形」 土曜日の朝── カンコ君が目を醒ますと、戸棚の上から人形が落ちていました。 「……アイゴー、壊れちゃったニダ」 床に落ちて壊れた人形を見つめて、カンコ君は小さく呟きました。 「遊びに行こうとした矢先に……まったく、困ったもんニダ」 せっかくの休日が台無しになった気分でしたが、そのままにはできません。 ぶつぶつ言いながらも、仕方なく片付け始めたカンコ君でしたが── ふと、人形の顔──既成のパーツでは気に入らなくてわざわざ作り直した 顔の部分に指が触れたとき…… 「あ、あれ?な、何だか視界が滲んできたニダ……」 それが、自分の目から溢れた涙だということを、一瞬理解できませんでした。 「な、何だって、ウリが今さらこんな古い薄汚れた人形なんかに……」 そんな強がりを口にしたカンコ君でしたが、人形の思い出が甦ってきます。 人形を自分で買ったときの誇らしい気持ち── ニホンちゃんのライオン頭の人形と繰り広げた戦いの日々── アメリー君から貰ったカッコいい指揮棒を装着した姿── クルミを割ったり、ミカンを盗んだりと、お茶目な真似をしたこと── http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/670
671: スレ統一ル [ルに基づき移管[sage] 2010/05/07(金) 22:51:04 ID:IjQg6JMM 短い間にも百出する想い出の数々、そういえば最近疎遠なキッチョム 兄さんも、この人形だけは気に入っていたっけ……… いつの間にか、カンコ君は壊れた人形を胸に抱いて泣き崩れていました。 何だか自分がとても可哀想に、けど、可哀想な自分がなぜか心地よくて 「……ずーっと、このままでいたい気分二ダ……」 しかし── ┣"┣"━━━━━━ン!!! 「う、うわぁぁぁっ!な、何事ニカッ!!」 「ウェーハッハッハ!新型花火の実験成功ニダ!!」 「き、キッチョム兄さん、何やってるニカ!?」 カンコ君ちの家庭の事情は、そんなカンコ君の心境なんか無視して どんどん混迷の様相を深めていくのでした。 (了) サヨナラ(ToT)ノシ のむたん。 いくつもの笑ネタをありがとう。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1259836537/671
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