[過去ログ] 俺の曽祖父は戦時強制徴用されました (907レス)
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(1): 2023/09/24(日)10:29 ID:FPXzfz5d(1/3) AAS
【特別寄稿】「強制連行論」とその守護者たち

「朝鮮人強制連行」という熟語が、日本に対する敵意や憎悪を喚起するとともに日本人の心に集団的なうしろめたさの感覚を植えつけるものであることは前に記した。これに似通ったものに、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺などを指して使われる「ホロコースト」の言葉がある。今日を生きるドイツ人は、この言葉に接して、先祖たちが犯した罪のために子孫である自分たちが今でも世界的な非難を受け続けることに、いささかの心の葛藤を覚えるに違いない。

 第二次大戦の敗戦国であるドイツと日本には、このように似たような体験があるといってよいが、「ホロコースト」が強制収容所に連行され、ガス室などで殺害された数百万人のユダヤ人等に対する虐殺やその過程を指して使われるのに対し、「朝鮮人強制連行」には、その言葉に見合う加害者や被害者の姿が見えないということは注意すべきである。

 戦時期、「徴兵」によって戦場に赴いた日本人を補充するために(戦争末期には朝鮮人も徴兵の対象となった)、朝鮮人が「労務動員」や「徴用」の名で「内地」や「外地」の炭坑や工場にかり出されたのは事実である。しかし「朝鮮人強制連行」は、戦場に赴いた日本人を補充するためにという重要な事実には触れないまま、「強制連行」という鮮烈な印象を与える熟語を使って、朝鮮人の被害者性を語るのである。

 孔子の末流である戦国時代の思想家・荀子は、詭弁には三つのタイプの誤りがあるという。「名前をもって、名前を混乱させる誤り…事実をもって名前を混乱させる誤り…名前をもって事実を混乱させる誤りである」
 それから2300年後の東アジアの世界が教えてくれるのは、詭弁の繰り返しの歴史である。60年代半ば、東京小平の朝鮮大学校教員であった朴慶植がその著書『朝鮮人強制連行の記録』(未来社)で実践したのは、戦時期に使われていた「徴用」や「労務動員」の名前を「強制連行」という言葉に置換することによって、朝鮮人徴用労働者を被害者に祭り上げるとともに、日本帝国の暴力性の印象を人びとの心に植えつけようとする試みであり、彼はやがてそれに成功するのである。
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(1): 2023/09/24(日)10:30 ID:FPXzfz5d(2/3) AAS
 しかしながら、その成功とは荀子のいう詭弁による成功であり、その分かりやすい例は朴の本の冒頭に8ページにわたって掲載されている16枚の口絵写真であろう。口絵写真は1ページ目の「岩手虐殺事件で殺された朝鮮人労働者1932」に始まって、8ページ目の「5.30間島事件、朝鮮人虐殺の惨状1930」に終わり、「まえがき」に続くが、残虐極まりない印象を与える写真の多くは、実は戦時期の日本人の朝鮮人に対する加害者性とは無縁である。
 しかし『朝鮮人強制連行の記録』という名の本を購入した読者がそれに気がつくのは容易ではないだろう。1ページ目の写真は「1932年」という記述をあえて「岩手虐殺事件で殺された朝鮮人労働者1932」として読者を煙にまこうとしている。「5.30間島事件、朝鮮人虐殺の惨状1930」のキャプションのある8ページ目のディスプレイはより詐欺的で、65年の初版では、上部の写真に、「土匪之為惨殺サレタル鮮人之幼児」の記述があり、下部のものには「鉄嶺ニテ銃殺セル馬賊ノ首」の字が見えたというが、手元にある5刷りの1966年版では、それがすでに消されている。なお下部にある「馬賊ノ首」の写真は後に朝日新聞が「南京大客殺」の「生首写真」として利用したものである。
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(1): 2023/09/24(日)10:30 ID:FPXzfz5d(3/3) AAS
 これはいずれも『朝鮮人強制連行の記録』の読者に、朝鮮人徴用労働者の被害者性や日本帝国の暴力性の印象を植えつけるための方法であり、朴慶植はずいぶん汚い手を使っていたのだなと思う。荀子風にいうなら、『朝鮮人強制連行の記録』とは名前(言葉)とともに「写真」を使って名前を混乱させるとともに事実を混乱させるものであり、それはやがて、日本や韓国に「強制連行」や「慰安婦」の言葉を媒介にしてしかあの時代を想像することができない大量の人間たちを生みだすのに貢献しているのである。

外村大の『朝鮮人強制連行』

 右の本を刊行した岩波書店、早くから「朝鮮人強制連行」という反日プロパガンダの流布に貢献した媒体である。
「朝鮮人強制連行」の熟語がはじめてメディアに登場したのも、管見するところ、その月刊誌『世界』に掲載された藤島宇内論文(1960年9月号)であり、当時『世界』には、金沢市出身の安江良介という若き編集者がいて、やがて彼はこの雑誌を北朝鮮の宣伝誌に塗り変えていく。
 その岩波書店の最近の「朝鮮人強制連行論」に、外村大著『朝鮮人強制連行』(岩波新書、2012年)がある。東大教授の外村大氏、今回の著書が刊行される前からそのホームページには「強制連行論」守護者としての顔を見せているが、この人にも朴慶植に対する崇拝の態度があることに気がつかせてくれたのもそのホームページである。
外部リンク:www.jfss.gr.jp
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