日蓮ってver.74 (192レス)
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101(1): 11/28(木)05:55 ID:A8YQd88Y(1) AAS
「色即是空」解釈の例
①弘法大師によれば 色空本より不二なり、事理元より来同なり
現象としての物質存在(色)は、もとよりこのかた究極的在り方である空と、同一である。
現象と理法とは、本来的に同一 と解かれます。また 他にも以下の如く多様な解釈が有り得ます
②「形ある物は 色々な因と条件によって、つくられた無常なものである」 や
「見えている物は、実は見えない深淵な真理(例えば三法印や一心縁起など)に支えられて表に顕現したものである」
③色蘊のどこにも我(アートマン)無し や この身体は(本来)私のものでない
五蘊(色)の中に我非ずと照見するなら、即ち真理を体得し、是により生死の迷い(執着、苦の起源)を 空じる(消滅させる)事が出来る
④肉体に「我は有るとも無いとも言えない。何故なら、それは因縁として意識されるだけのものである(我空)からで
しかし我空もまだ迷いで、我有・我空を超えた中道・中諦を想定するよう説いた熟語 というような解釈
⑤一切衆生の身心の中に本来清浄の理あること(観自在菩薩の三摩地門)現象はわけへだてなく清浄であって、認識における主観も客観もともに合一している。そのような
心の本性を知るものを称して、仏(大日如来)という(一道無為心) 、 身心脱落(道元) 、
⑥この世界は全てアートマンが創り出した 圧倒的実在性も具えた幻影である(ヤージュニャヴァルキヤ&華厳の三界虚妄など)
⑦物質も虚空も本来区別は無いものである 現象は万物の本源から派生したものである 色なる顕われも(名の無かった天地の始原にあっては、無色も色も)元来差別
の無い「空」なる本体であった 形ある物は名前がつけられただけのものに過ぎない (老子的解釈&名色の縁起)
⑧諸の相は相に非ず 応に住する処無くして真実のさとりの心をおこすべきである(金剛般若経的解釈) 五蘊は仮初の顕われに過ぎない
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