日蓮ってver.74 (192レス)
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165: 12/15(日)20:43 ID:RwqpTdNT(3/4) AAS
真言宗破折
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真言宗とは、弘法大師・空海(くうかい)が東寺を根本道場として弘めた東密(とうみつ)を指している。
破 折
?法華経を第三の戯論と称する邪義
空海は、『大日経』の住心品と『菩提心論』をもとに十住心を立て、これによって真言と他宗を判釈するが、
その中で、第一より第五までを凡夫の善人と悪人・外道・声聞・緑覚に配し、
第六を法相宗、第七を三論宗、第八を天台宗、第九を華厳宗、そして第十を真言宗に配して、
真言を最極無上の宗としている。よって『法華経』は『華厳経』の次であることから、三重の劣とするのである。
しかし、『大日経』の住心品に、実際にその文言があるかということについて、
と文もなければ義もないと仰せである。
空海の依経とする『大日経』『金剛頂経』『蘇悉地経』を尋ね見ても、この文は存在せず、
法華を第三の戯論と貶す義が、空海の己義・虚言であることは明白である。

? 密経は法華の顕教に勝るという邪義
この説は、本来、釈尊の化導には方便と真実があり、四十余年の説教は方便権教であることを隠蔽した邪義であることはいうまでもない。
このような大日を釈尊に勝るとする空海の説が、所依の経である真言三部経に説かれているかといえば、やはり、それらの証拠となるべき文も義もないのである。
すなわち、『大日経』の五には、
「中央は毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)、東方は寶幢如来」
とあり、『金剛頂経』には、
「中央釋迦牟尼如来、東方不動如来」
とある。これらの経文に説かれる中央の如来とは、『普賢経』に、
「釋迦牟尼佛を毘盧舎那と名く」
更に、『華厳経』に、
「釋迦の異名を毘盧舎那と名く」
と説かれるのと同義であって、本来、諸経典には毘盧舎那を釈尊の異名とする意義が説かれているのである。
また、毘盧舎那を法身、盧舎那を報身、釈迦を応身に配する説もあるが、
真言でいう大日法身とはこの三身を各々別々に見た上での法身の徳を形容して立てた名称にすぎない。
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