日蓮ってver.74 (192レス)
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166: 12/15(日)20:49 ID:RwqpTdNT(4/4) AAS
『法華経』の三身相即の上の法身との勝劣は明らかなのである。
更に、仏には必ず八相成道が具わるのであり、
大日如来が我々を成仏させることができる仏であるとするならば、釈尊のように、
八相成道(はっそうじょうどう)をもって世に出現していなければならない。

釈尊は、その時機に応じて、結縁の衆生を救うべく、現実に印度に応誕して十九歳で出家され、
三十歳で菩提樹下にて無上道を得、以後、八十歳で涅槃されるまで衆生を教化されたのである。
しかし、大日如来には、このような仏としての八相成道が全く存在していない。

実際に『大日経』が説かれた経緯が全く不明なのである。
よって、大日如来は本来、釈尊の化他の説教中に出ずる分身としての法身仏であることが明白であり、これを空海が寿量品の釈尊よりも勝れるなどとすることは、本末転倒の邪説というべきである。

? 台密の理同事勝を破す
台密の慈覚・智証は、『大日経』について理は『法華経』と同じであるが、『法華経』にはない
身業印契・口業真言の法門が説かれているゆえ、『大日経』が勝れるとする。
まず、理が同じとは、『法華経』のみに説くところの一念三千の法門が『大日経』にもあるというものであるが、
これは慈覚・智証が入唐後に、善無畏・金剛智等の説に誑かされて、
真言と天台を習い損(そこ)ね、天台に背いて立てた邪義なのである。
彼等は、『金剛頂経疏』や『蘇悉地経疏』を作成して、この邪義を主張しているが、
その根拠は善無畏の『大日経疏』による。
『大日経疏』とは善無畏が中国に『大日経』を弘めるために作成した魔書であり、
当時、特に勝れていた天台宗の法門を盗み入れ、大日経が法華経と並ぶ高い経典であるとしたものである。

また、一念三千の法理を天台宗から盗んだ善無畏は、更に天台宗に勝とうとして、
「其の上、印と真言とをかざり、法華経と大日経との勝劣を判ずる時、理同事勝の釈をつくれり」(同)
と示されるように、身業印契・口業真言を取り入れ、『大日経』は『法華経』より勝れるとしたのである。
要は、教の勝劣が基本とならねばならないのである。
以上、真言宗の教義を検証したが、道理のうえからも、また文証からも、
善無畏や空海の主張が欺瞞と誑惑に満ちたものであることが理解されよう。
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