[過去ログ] 現代文総合スレッド Part66 (1001レス)
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943: 2014/06/07(土)04:18 ID:VmeeUa2B0(1) AAS
講談社『「超」勉強法』(野口悠紀雄)130〜131ページ コーヒーブレイクより。「一読・難解、二読・誤解、三読・不可解」


悪文の代表として、しばしば『日本国憲法』の前文が引き合いにだされる。例えば、つぎの文章を見よう。

「われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる」

いきなり主語が二つ出てくるので、混乱する。「無視してはならないのであって」などと唐突に言われると、なぜ? と問い返したくなる。英語の原文を見ると、「信じる」は、?ここと、?「普遍的なものであり」と、?「責務であると」の3箇所に掛かっていることが、
thatの使い方でわかる。しかし、日本語では、なかなかそうは読めない。「政治道徳の法則」とは何を指すのであろう? 「無視してはならない」ことか? 英語では、laws of political moralityと、複数・定冠詞なしになっているので、そうではないことがわかる。
残念ながら、やはり英語は日本語より正確なのか?

もっとも、何となく雰囲気はわかる(要するに、国際協調が大切ということだろう)。また、わからなくとも、日常生活に支障はない。
省6
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