[過去ログ] 平和憲法があるのに何故中国は侵略して来るの? 2 (1002レス)
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420: 2023/07/13(木)09:24 ID:ji6sN2mr(5/14) AAS
大正デモクラシーで「日比谷焼き打ち事件」
の鎮圧により大衆の底辺で燻っていた
対外強硬意見はパンドラの箱を開けたように
世に噴出した。そのことにより国家改造を目指す
急進的な思想を持つ者達もその波に乗り動き出す
ことになる。大正7年に「老壮会」という
思想団体が設立される。メンバーは、北一輝、
大川周明、満川亀太郎、堺利彦、下中彌三郎、
大杉栄、中野正剛、高畠素之、京都にいる為に
書簡参加として河上肇。右翼と左翼の混合ですが
社会主義者であることと急進的国家改造を
目指すことで一致しています。
河上の主張する「奢侈を廃し必要な生産を行う」
という主張は戦時中の「贅沢は敵だ」という
スローガンになります。北と大川の思想も
軍部の青年将校に大きな影響を与えました。
高畠はマルクスの「資本論」を翻訳したことで
有名です。しかし、後に国家社会主義者に
なっています。今も高畠が翻訳した「資本論」
が読まれてますが、翻訳した人が右翼だということを
知っている人はいるでしょうか?
下中彌三郎は戦後、社会党系の進歩的文化人に
なります。つまり、戦前は過激派、戦後は平和主義者。
戦前、国家主義者と社会主義者は矛盾を感じずに
同居していたことになります。
日本の社会主義化で戦前、右翼と左翼は統一戦線を組みました。
右翼は「一君万民」の国家社会主義と国家総力戦体制の為に、
左翼は国際共産主義実現の為の第一ステップとしての
日本社会主義化の為に、しかし、結局、一つの枠の中での
価値観の違いは、憎しみを生むだけだった。
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