[過去ログ] みんなで観鈴ちんを囲んで 第3回忌 (954レス)
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(1): 02/06/26 00:06 ID:H/WKgMF9(1/5) AAS
萌スペに134を提出するべきか?w

Kanon+AIR

 観鈴は雪が降る中ベンチにもたれて眠っていた。
 もうここ何日か食物を口にしていない。
 観鈴の体に限界が近付いていた。
 だが街の人々は観鈴から目をそらして通り過ぎる。
 それが観鈴をさらに孤独な気持ちにした。
 そんな中観鈴の前で1人の女性が立ち止まった。
 彼女の名前は水瀬秋子。この雪降る街の住人。
 秋子は観鈴のほおをなでると小さく微笑んで自分の家まで連れ帰った。
948
(1): 02/06/26 00:08 ID:H/WKgMF9(2/5) AAS
 どれくらいの時間が経っただろうか。観鈴は薄暗い部屋の中で目を覚ました。
「あ、あれ……」
「あら、目を覚ましましたか?」
「ここはどこ……それにこれは?」
 観鈴の首には首輪が付けられていた。
 その首輪を秋子は引っぱり上げる。
 ジャラッ
「うぐっ!」
 いきなり首輪を引き上げられ観鈴の首が締め付けられた。
 そして秋子は優しい声で冷酷に言い放つ。
省11
949
(1): 02/06/26 00:10 ID:H/WKgMF9(3/5) AAS
 ……夕食は彩りよく並んでいた。ただし観鈴以外の分の事だが。
 観鈴の席には真新しい食器が並んでいるだけだった。
「秋子さん、わたしのご飯はどこなのかな?」
「すいませんね、今日はご飯が余ってなくてあなたの分は無いんですよ」
「が、がお……」
 水瀬家が全員揃って夕食が始まる。
 だが観鈴は空の皿を眺めているだけだった。
 その内に真琴がトイレに出かけていった。
 真琴の皿にはまだハンバーグが二切れ程残っている。
 観鈴は秋子の目を盗み真琴の皿からハンバーグを一切れ盗んだ。
省4
950
(1): 02/06/26 00:13 ID:H/WKgMF9(4/5) AAS
「うわっ」
「うわっ、じゃないわよぅ! あんたが取ったんでしょ!」
「が、がお…わたし知らない…」
 観鈴は嘘をついて逃げようとしたが鎖でずるずると引きずられた。
「この嘘つき! あんたなんか死んじゃえぇぇぇぇぇ!!!!」
 真琴は絶叫すると鎖を持ったまま観鈴を背負う。
「うぐっ!! うぅぅ!!」
 観鈴は真琴の背中でもがきながら呼吸困難で失神した。
「あらあら、その子は明日から学校があるんだから少し手加減しないと」
「だってこいつが真琴のハンバーグ取ったんだもん!」
省4
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