[過去ログ] STAP細胞の懐疑点 PART654 (1001レス)
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84: sage 2014/08/21(木)13:43 AAS
滲出性加齢黄斑変性は網膜と色素上皮層の間になぜか滲出液がたまって
網膜と色素上皮層がはなれてしまって それでいわばfeederと距離が離れて網膜が変性する病気
色素上皮層自体はほぼ正常と考えるのが今の主流
もともとほぼ正常な色素上皮層をわざわざiPS上皮シートに置換しても治療効果は期待できない
そこはもともと正常だからだ

iPSではない色素上皮移植が網膜変性を遅らせる外国の古い動物実験例はあるが 他の研究者による再現があるなら教えてほしい
実施機関のCDBでそれを確認するiPS網膜色素上皮シート動物実験やっているなら断片でない治療成績を公表していただきたい
人体応用するのだからiPSでない色素上皮の20年前の外国の実験例のみでは医学と倫理の根拠として不足である
AMDは多因子疾患であるので病因は滲出液の漏出やくみ出しに関与する分子の異常が複数あり 中には色素上皮細胞に分布する原因遺伝子産物もあると考えられる
そのような限られた症例には色素上皮移植に意義がありそうにも見えるが
患者本人の細胞から作成するiPS細胞移植では同じ遺伝子に異常があるので 健常人の細胞からの移植と比べると病気再発可能性が高い
必然的再発はAMDに限らずiPS移植全体の克服困難な致命的限界である

現時点ではまじめにこの多因子疾患を基礎研究で解明するのが治療実現への王道である
黄斑があるのはヒトとサルのみ 滲出性加齢黄斑変性モデル動物は存在しない
疾患モデルを作成するのが王道だがびビトン医師は全く別方向

網膜神経節細胞から第2番脳神経である視神経に情報が伝わるところと色素上皮層とは無関係なので視力改善はおこらない
つまり治療効果は期待できない 何らかの治療効果があるなら説明を

ビトンの発表資料によると 色素上皮層を置換するために 置換iPS上皮シートより少し大きい穴を網膜にあけてそこからiPS上皮シートをつっこむ手術をする
機能している部分をふくむ患者の大切な網膜に穴をあけるばかりかその穴の辺縁から正常な部分も巻き込んで網膜の剥離が懸念される
取り替えなくていい色素上皮をとりかえるために網膜破壊と網膜剥離をおこす術式
患者に視力改善メリットが期待できないばかりか 腫瘍発生の危険度は未発表なので不明
このように治療効果が期待できないiPS人体実験を可能にした規制緩和の検証が必要である
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