[過去ログ] 「進化論」覆す?獲得形質はRNAにより遺伝する 2©2ch.net (344レス)
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1(3): 転載ダメ©2ch.net [sageteoff] 2017/08/26(土)08:24 ID:uXBfTz/A0(1/5) AAS
米コロンビア大学、線虫で証明
米コロンビア大学の研究チームは、獲得形質が遺伝することを示す直接的な証拠を世界に先駆けて発見したと、Cell(2011; 147: 1248-1256)に報告した。
ダーウィンの進化論によって否定されたと思われていたラマルクによる獲得形質の遺伝が、必ずしも起こりえないことではないと示されたことになる。
再評価されつつある獲得形質の遺伝
獲得形質は生物個体が一生の間に獲得した新しい能力や特徴のことで、ラマルクは、キリンの首に代表されるような一代で少しだけ伸びた首という獲得形質が、
次世代に遺伝することを繰り返した結果、少しずつ長くなって、あの長い首を進化させたのだという進化理論を提唱した。
しかし、ランダムな突然変異と適者生存の原理により、同様にキリンの長い首を説明できたダーウィンの進化論が、遺伝子の本体やその遺伝メカニズムといった物理的根拠を得ることにより市民権を獲得したのに対し、
そのメカニズムを説明し切れなかったラマルクの説は、生物学の表舞台からの降板を余儀なくされたのだった。
ところが近年、獲得形質が遺伝したと考えられる事例が多く報告されるようになり(関連記事)、そのメカニズムを含む議論が再燃しつつあった。
そんな中、コロンビア大学のOded Rechavi氏らは、獲得形質遺伝のメカニズムが、ダーウィン進化論もよりどころとする従来の遺伝のメカニズムでもなければ、
省4
2: 2017/08/26(土)08:25 ID:uXBfTz/A0(2/5) AAS
RNA干渉によって獲得した形質は遺伝するか
Rechavi氏らは、獲得形質を与えるものとして、ウイルスなどに感染した際、その複製過程で生じる2本鎖RNAを検知、分解し、感染を阻止するための防御機構であるRNA干渉という現象に着目した。
RNA干渉による感染防御は通常、ヒトの免疫のように、そのウイルスに感染した個体一代限りの獲得形質と考えられるからだ。
ただし、後の世代でウイルスに感染すれば、再びこのRNA干渉による感染防御が成立するため、初代で一度感染させ、獲得形質を成立させた後は、後の世代で再び新たに成立させない工夫が必要だった。
それが、RNA干渉に必要な遺伝子を欠損していて、RNA干渉を行えない突然変異体とかけ合わせるという方法だった。
Flock Houseウイルスと呼ばれる線虫のウイルス遺伝子を組み込んだトランスジェニック線虫を使って、熱ショックプロモータによりウイルス遺伝子を強制発現させると、RNA干渉が発動し、ウイルス遺伝子の増幅は阻止され、獲得形質が成立する。
次にこの個体を、RNA干渉に必要な遺伝子を欠損している突然変異体とかけ合わせると、通常であればメンデルの法則にのっとって熱ショックによりウイルス遺伝子が増幅する個体が、孫世代では1:3の割合で出現するはずだった。
なぜなら、これらの個体は、既にRNA干渉に必要な遺伝子を完全に失っているので、ウイルス遺伝子の増幅を阻止できないはずだからだ。
しかし、ウイルス遺伝子を増幅できた個体は、ひ孫世代まで全く現れなかった。さらに一部の個体では、100世代目でも現れなかったという。
したがって、これらの個体におけるウイルス遺伝子の増幅阻止能力は、継代の途中で新たに獲得したものではなく、初代で得た獲得形質が世代を経て継承されたものだと考えられるのだ。
3: 2017/08/26(土)08:25 ID:uXBfTz/A0(3/5) AAS
獲得形質として遺伝するRNA分子
Rechavi氏らは、さらに線虫の遺伝学を駆使した入念な対照実験と、遺伝的背景や世代の異なる線虫が持つ短鎖RNAの配列解読を行った。
その結果、初代の個体におけるRNA干渉の過程で生成され、最終的にウイルス遺伝子の増幅を阻害するウイルス遺伝子特異的短鎖RNAが、RNA干渉を行えない突然変異体との継代の間でも、希釈されることなく維持されていることを明らかにした。
また、この短鎖RNAの維持に線虫自身が持つ内在性のRNA依存性RNA合成酵素が必要なことも分かった。
これらの結果から、初代の個体で獲得した形質は、短鎖RNA分子という形で次世代へと伝えられた可能性が示唆されたことになる。
今回、明らかになったRNAによる獲得形質の遺伝というメカニズムが、RNA干渉によって得られた獲得形質にだけ成り立つもので、あらゆる獲得形質の遺伝を説明することはできないのではないのかという疑問は、当然あるだろう。
しかし、研究の流れに一定の方向性を与えた画期的な成果であることは間違いないと思われる。
外部リンク[html]:ohno.coresv.com
4: 2017/08/26(土)08:26 ID:uXBfTz/A0(4/5) AAS
[ナゾ謎かがく]「恐怖の記憶」が遺伝する? 常識覆す実験結果に脚光
科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」に昨年12月、議論を呼ぶ論文が載った。「恐怖の記憶」が子孫に遺伝することをネズミの実験で示したという。
学習や経験は遺伝しないとする生物学の常識を覆しかねない。
米エモリー大学の研究者はネズミに化学物質アセトフェノンのにおいをかがせて電気ショックを与えた。アセトフェノンはアーモンドやサクランボに似たにおいがする。
実験を繰り返すとネズミはにおいをかいだだけで痛みに身構えるようになる。これだけなら、よく知られた条件反射だ。
研究グループが電気ショックを学習したネズミの子どもを調べたところ、アセトフェノンのにおいをかいだだけで反応する傾向がみられた。
学習していないネズミの子らと比べると、においに対する反応が敏感だった。この現象は孫の世代にもみられたという。
学習した親ネズミとその子孫では脳の神経細胞にも変化がみられた。アセトフェノンのにおいを感じるレセプター(受容体)が、普通のネズミより増えていたのだ。
この実験結果をエモリー大学の研究者らは「恐怖の記憶」が子や孫に伝わったことを示唆したと解釈する。ただ、仕組みはわかっていないとも論文に明記した。
5: 2017/08/26(土)08:27 ID:uXBfTz/A0(5/5) AAS
フランスの生物学者、ラマルクは19世紀初めに唱えた生物進化に関する仮説で「獲得形質の遺伝」を主張した。キリンの首が長いのは何世代もの間、キリンが高いところへ首を伸ばす努力をした結果だとみた。
祖先の経験や学習の結果が遺伝することが生物進化の原動力のひとつだと考えた。
しかしラマルクの仮説は、生物学の発展のなかで否定された。進化は突然変異の中から生存や生殖に有利なものが自然に選択されて起きると今は考えられている。親が獲得した経験は遺伝しない。これが定説だ。
近年「エピジェネティクス」と呼ぶ現象が注目を集めている。遺伝子自体には変異がなくても、遺伝子の集合体であるDNAに他の分子がくっつくことで遺伝子の働きが制限されることがある。
研究者らはエピジェネティクスが今回の実験に関わる可能性を探っている。
この実験からは電気ショックの経験がどうやって細胞レベルにおける何らかの変化をもたらすのかはわからない。
国立遺伝学研究所の五條堀孝教授は「もし本当ならラマルクの再評価になりうるが、現状では証拠が足りない」と話す。
(編集委員 滝順一)
[日経新聞1月5日朝刊P.15]
外部リンク[html]:www.asyura2.com
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