中島みゆきの名曲 (198レス)
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164: 2024/05/27(月)19:28 ID:P4R6ViGu(1) AAS
「キツネ狩りの歌」

 資金500万ずつ出し合い資本金1000万円で会社を立ち上げ共同経営を開始した。
 互いに会社経営未経験の素人ではなく、何年かの会社経営の経験があり、
 年商数億規模で安定していた。そんなもの同士が組む共同経営だった...

 「二人とも仕事も順調だし、このまま二人で会社立ち上げよう!」という流れになった。

 当初は順調で「イイ感じじゃない!」夜な夜なオフィスビルが集中する丸の内や
 眠らない街・新宿の某ホテルのラウンジや大都会東京の夜景が一面に見えるBARで

  「乾杯!」「カンパーイ!!」と繰り返し酒を酌み交わし合った友。

 その後、毎月、目標数値に届かない日々が続くようになっていった...
 「あれっ!?」一応、売れてはいたが、当初予定の予算ペースと比べると

  売れていない。想像していたよりは売れない。でも、そんなことは、
  新規事業ではよくあることだと思っていたが、う〜ん、何かがおかしい
  
 そんな状況が3〜4ヶ月くらい続く中、メインの取引先のA社社長が友人と同郷と
 言うことでB to Bの付き合いにも少し厚み出るような感じで信頼しきっていた。
 
 取引先A社社長と友人が近しいことから、A社の仕事は友人に、それ以外は私が
 進めると言う構図で暫く会社は進んでいた。そんな折、友人からメールが来た。

 会社を去りたいと言う。何の相談も無しに急に辞めると言うメールで来たことに
 違和感を凄く感じたので、動揺していたのは確か、それを隠して友人の黒田に電話。

 電話越しでは何となくよそよそしく、テンションも低めの友人の黒田は特に核心に
 触れるような内容もなく「A社との繋がりはB to Bだし、僕が辞めても会社に
 仕事は残るし、そのままやっていけると思うから、別に困らないでしょ」という。
 
 彼が会社を辞めても繋がりはなくなるわけじゃないし、それはそれで割り切ろうと
  感情を押し殺して電話を切った。それが去年の12月中頃だった...
 
 
 数日後、A社社長から電話があった。「年末だし、ご飯でもどうですか?」と
 いう誘いだった。社長と飲みながら今後の会社の在り方を話していた...

 そんな時だった。社長が不意に「お宅の会社との取引は今年で終わらせていただきます。
 発注した仕事は辞めた友人黒田君中心に回して来たし、今後は彼と一緒に仕事をして
 いこうと思います」いきなりこんなことを打ち明けられた。

 つまり、A社社長と友人の黒田君との間で「うちの仕事は黒田君が管轄していた。
 そうなると別に会社を通さなくても君が直接やってくれた方がスムーズだよね
 色々と…」どこかのタイミングでそんな話し合いが出来ていたんだと思う。
 
  その話を告げられた時、悔しさと絶望感で血の気が引いた...
 A社はメインの取引先なので、A社から発注がないと言う事は、次の日から会社の
 仕事はほぼゼロになる。うまくいっている時に運転資金として数百万の借り入れを

  会社でしていたので、その負債は一人で返していかなくてはならない現実。
   信頼しきっていた二人に裏切られた絶望感が襲った......
 

   今ではいい経験と良い勉強をさせてもらったと思うことにしている。
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