[過去ログ] やはり「ソフトバンク・ショック」がやってこようとしている…のか? WeWork、米国金融混乱は前兆か (56レス)
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1(2): きつねうどん ★ 2019/10/06(日)07:22 ID:CAP_USER(1/3) AAS
プールの水が抜かれる?
6月14日の記事「まさかとは思うが『ソフトバンク・ショック』はありえるのか?」で危惧していた内容がいよいよ現実のものになるかもしれない。
この記事の副題に「ITバブル崩壊前夜と似てきた」とあるように、問題はソフトバンクだけにあるのではなく、同じようにベンチャー・バブルの波に乗ってきたIPO業界にも降りかかるから、世界規模の激震になる可能性もある。
ベンチャー・キャピタリストの友人によれば、米国IPOの総額がこの2年で2000億ドルを超え、ITバブルが崩壊した2000年の2年前からの状況とまったく同じ状況である。
市場が過熱して、有望な投資先がなくなったため「チューリップの球根」(1637年がピークであったチューリップ・バブルでは、球根1個の値段が土地5ヘクタール相当まで上昇)にまで多くのベンチャー・キャピタルが手を出したといえよう。
ソフトバンク・グループの主要投資先の1つであるWeWork(ウィーワーク)は、まさに「チューリップの球根」の好例といえよう。
それだけでは無い。9月30日の記事「もう特別扱いはありえない GAFAの栄華は終わることになる」で述べたように、これまでIT関連の覇者であったGAFAに対する風向きもがらりと変わっており、これからは「防戦」に注力せざるを得ず、将来有望なビジネスを大量の資金で取り込むモデルも転機を迎える。つまり、ベンチャー市場への資金供給が細るということだ。
最近では、アップルやアマゾンに投資をして「心配」なバフェットだが、こんなことも述べている。
「プールの水を抜いて、はじめて誰が裸で泳いでいるのかが分かる」
要するに、プールに水が満たされている限り、プールサイドから誰が水着を着ているかを確認するのは困難だが、すべての水を抜き去ればすぐわかるということである。
バブルも、プールの水で「本物」と「偽物」の区別がつかない状態だが、水が無くなってしまえば「偽物」はすぐにわかり、「偽物」に対する売りが殺到してバブル崩壊となる。
この時には、パニックになった人々が「本物」も安値で売ってしまうことが多く、バフェットは、そのたたき売りされている「本物」を買い集めて財を成したのである。
ベンチャー・バブルを引き起こした金余り
現在のベンチャー・バブルを引き起こしている金余りは、「貧富の差の拡大による一極集中」によって引き起された側面が大きい。
年収500万円の家庭の収入が2割=100万円増えれば、その資金は「それまで我慢していた『欲しかった物』」の購入に使われるであろうが、年収10億円の家庭の収入が2割=2億円増えたとしても、新たに欲しいものはほとんどなく、大部分は消費されずに資産運用に回るであろう。
企業においても、中小企業の業況が今一つなのに、大企業が空前の利益を稼ぎ農大な内部留保をため込む。
そのように「一極集中によって滞留した資金」がベンチャー・バブルを加速してきたのだが、あまりにも一極集中が進みすぎたため、その一極集中を是正しようという動きが世界中で起こっている。これはベンチャー市場への資金流入という観点から大いに逆風だ。
さらに、WeWorkに類する「チューリップの球根」にまで手を出す、「投資先不足」も顕著だ。
1990年代中盤からのIT・インターネットの大発展も概ね四半世紀が経ち、落ち着いてきている。また、金余りの中で投資家が血眼になって案件を探したため、有望な投資案件はほとんど残っていない。
したがって、ビジョンファンドのように、先に大量の資金を集めてしまったら、「有望ではない投資先」にも無理やり投資せざるを得ない状況になるのだ。
WeWork騒動はベンチャー・バブルの終わりか
シェア・オフィス、レンタル・オフィスと呼ばれるようなWeWorkのビジネスモデルが、全くダメだというわけでは無い。むしろ、堅実なビジネス展開をするのであれば、まずまずの部類に入るかもしれない。
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