[過去ログ] やはり「ソフトバンク・ショック」がやってこようとしている…のか? WeWork、米国金融混乱は前兆か (56レス)
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2: きつねうどん ★ 2019/10/06(日)07:23 ID:CAP_USER(2/3) AAS
しかし、シェア・オフィスに類する業態は、ホテルや航空会社と同じように「売り上げに物理的制約」がある。

例えば、客室数200のホテルは200室がいっぱいになればそれ以上売り上げを伸ばすことができない。また、座席数300の飛行機も同様である。

もちろん、料金値上げや付加価値(飲食など……)で売り上げを伸ばすことは可能だが、それほど大きなものは望めない。

したがって、規模を拡大することが、売り上げを伸ばす手っ取り早い手段なのだが、これには大きなリスクがある。

自己資金でホテルを建設したり、航空機を購入することは不可能ではないが、非常に高価なものなので、通常は借り入れや市場からの資金調達などで賄う。

しかし、売り上げ(収入)の上限があるのに、借入金を含めた運営コスト(支出)はほぼ固定で、売り上げが減少した時の「赤字幅の拡大」は加速度的だ。

サーズなどの伝染病や9.11テロの際に、需要が激減し、このような業界は苦境に落ちいった。これから、世界経済の風向きが変わって、オフィス需要にも同じことが起きるかもしれない……。

シェア・オフィスの場合は、賃借などのケースが多いはずだが、航空機の場合もリースを使うことが多い。しかし、リースを使っても莫大なリスクがあるのが航空業界だ。

つまり、WeWorkのビジネスモデルは、「儲けに上限があるのに、リスクが莫大」であり、そもそも、多額の資金を投下して短期で高い収益を得るなどということは難しいのだ。

このような、基本的なことを忘れたかのように、ソフトバンク・グループが投資を行ったのは、よほど能力の低い人間が投資判断を行っているのか、あるいは多額の運用資金の投資先によほど困っているかのどちらかであろう。

従業員に貸し付けてファンドに投資させるのは……
ビジョンファンドが多額の資金を集めることができた背景には、一種のマジックがある。

このファンドの資本のおよそ4割(約4兆円)は、年間7%のリターンを確約した優先株の形を取っている。ファンドが債券と同じように利払いを行う優先株を取り入れることは異例であり、「親子上場」などと同じように、違法ではないが「禁じ手」である。

実際、ソフトバンクは、7%のクーポンを確実に支払うため、資産売却で得た利益を手元に置かざるを得ない。

借金で規模を拡大するというのは、ソフトバンク・グループの「お家芸」とも言えるが、ファンドにまでそのスタイルを持ち込んだのは「重大な問題」であると考える。

また、ビジョンファンドの残りの6割(約6兆円、普通株)の保有者の約半分は、ソフトバンク・グループとその従業員である。

『フィナンシャル・タイムズ』(FT)紙によると、ビジョンファンドの追加出資(第2弾)において、「社員に出資金の大半を融資し、邦銀が支援する」ということだが、これも禁じ手である。

例えば、パナソニックやトヨタ自動車が従業員に、大々的に販売キャンペーンを行っている自社商品購入のためのローンを邦銀と組んで従業員に提供したらどうであろうか? 

法律上は問題ないかもしれないが、「社員たちの感じる無言の圧力」は相当なものであるはずだ。場合によっては「会社ぐるみのパワハラ」と認定されかねない。
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