[過去ﾛｸﾞ] 海未「ホノカ探し・・・？」 [無断転載禁止]©2ch.net (789ﾚｽ)

海未「ホノカ探し・・・？」 [無断転載禁止]©2ch.net http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/

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421: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 00:20:22.48 ID:qj9hgGAZ 講堂は範囲が広かった 花陽「中々ないね・・・」 客席の方から花陽が話しかけた 海未「ステージの方もありませんでした・・・」 海未「もしかしたら、講堂は無いかもしれませんね・・・」 花陽の方を向いて返事をした その時、ある部屋が目についた 海未「そうだ・・・花陽っ！放送室・・・放送室を探していませんでした」 花陽「放送室か・・・あるのかな？」 海未「探してみないと分かりませんし....行ってみましょう！！」 放送室の繋がる階段を上がった http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/421

422: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 00:35:10.84 ID:qj9hgGAZ ｶﾞﾁｬｯ... ドアは何の変哲もなく開いた 海未「どれがどうなってるのですか・・・」 大量のボタンがそれぞれ不気味な光を出しながら点滅している 花陽「海未ちゃん・・・探してみよっか・・・」 海未「そ、そうですね・・・」 とは言っても、探す場所は少なくすぐ終わりそうだった まずは、周りと本棚を探す・・・ とても、人間の身体が入りそうな場所ではなかった 花陽「・・・ロッカーとか・・・かな？」 花陽がロッカーを開けた ﾎﾞﾄｯ... 放送室に嫌な音が響く 花陽「ひいいっ！！？」ｶﾞﾀｯ 花陽が思わず仰け反った 海未「花陽っ！！気をつけっ―――!!」 もう、遅かった 花陽の手は放送機器に触れていた ｷｲｲｲｲｨｨｨｨｨｨﾝ!!! 講堂中に耳に刺さる高音が響いた 花陽「あっ・・・ど、どうしよっ・・・！！？」 海未「花陽っ？！落ち着いてくださいっ！！まずは、拾って！それから逃げましょうっ！多分今の音を聞きつけてやってきます！！」 花陽「そ、、そ、そうだね！！わかった！！」 その時確認した 間違いなく穂乃果の身体の一部だった http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/422

423: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 00:45:40.38 ID:qj9hgGAZ 花陽「温かい・・・やっぱり穂乃果ちゃんは生きてるっ！！」 海未「花陽っ！急ぎましょうっ！！」 花陽「海未ちゃん！！ちなみに、この身体は穂乃果ちゃんの左足！！だと思うっ！！急ごっ？！」 花陽は穂乃果が生きていることが分かったのか元気を出していた 海未「とりあえず、今の音を聞いて朱色の子は襲ってくるはずですっ！」 講堂のルートを頭の中で組み立てた 海未「花陽？身体は責任を持って私が持ちます」 海未「いいですか？まず、講堂は出入り口が一つしかありません...なので、先に朱色の子が講堂に入ってくるのを待ちます！」 花陽「待つっ・・・って・・・えっ！？待つのっ！？」 私でも、何でこんな作戦を思いついたのか分からなかった 海未「朱色の子と出入り口で鉢合わせになると意味が無くなってしまいます！！もう、時間もありませんっ！手短に説明します！」 海未「まず、朱色の子が講堂に入る、そして、朱色の子が恐らく放送室にやってきます。」 海未「なので、まず私たちは今から講堂のステージの方に移動します。そこで、席の間と間に隠れましょう！」 自分でも大胆な作戦だと思う。生きるか死ぬかは朱色の子が来るタイミングにかかっている もしこれですぐ、朱色の子が来れば即死。来なければ生きる可能性が見える。 海未「花陽っ？！今、この一秒が命取りですっ！行きますよっ？！」 朱色の子が来ないことを祈りながら、私たちは階段を駆け下りた http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/423

424: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 02:05:24.14 ID:qj9hgGAZ 〜講堂ステージ側〜 海未「花陽っ！隠れましょうっ！！」 花陽「うんっ！！」 講堂の席の間に身を潜めた ﾍﾟﾀｯｯ... 案の定、朱色の子はやってきた 海未（放送室・・・放送室に行ってくださいっ！！） ﾍﾟﾀｯﾍﾟﾀｯﾍﾟﾀｯ... ﾍﾟﾀｯ... ﾀｯｯ... 足音は離れていき、放送室の方に向かっていった 海未「花陽っ！！行きますよっ？！」 花陽「そうだねっ！！行こうっ・・・！！」 朱色の子が放送室に行ったのを音で確認し、講堂の出入り口に向かって走っていった 海未「？！・・・足跡の血の量がおかしい・・・？」 もうすでに、誰かがやられたということを私は悟った。 花陽「海未ちゃん・・・これ・・・」 海未「花陽、考えないようにしましょう。皆、無事です、絶対に生きてますから」 花陽「う、うん・・・！それより、収めなきゃ・・・だよね！」 私たちは講堂を抜け、上手く朱色の子を翻弄した 講堂から裏門の前を通り、正門へと走り込んだ http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/424

425: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 02:58:57.23 ID:qj9hgGAZ 〜正面玄関〜 花陽「やった・・・やったよ・・・」ﾊｧﾊｧ... 海未「やりましたね・・・花陽っ？」ﾊｧｯ... 棺桶の前に立ち、２人は静かな喜びを感じていた 朱色の子を騙し、そして棺桶に収めることが出来る 少しだけでも、朱色の子に勝てた。という実感が嬉しかった 海未「それじゃあ、収めますよ？」 花陽「うんっ！！」 穂乃果の左足の向きを確認した 海未「待っていてくださいね・・・」ｽｯ ガタンッ.... 左足を棺桶に収めた 海未「・・・？」 違和感を感じたその時だった ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ..... 衝撃波のような物が私達を襲った 花陽「？！な、何これっ・・・？！」 海未「衝撃波・・・っ？ですかっ！」 私達だけでなく、校舎中に衝撃波は広がった 海未「な、何なんですかっ・・・！？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ 花陽「わ、わかんない・・・！けど、逃げようっ？！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/425

426: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 03:03:08.32 ID:qj9hgGAZ 数秒後、衝撃波は収まった 海未「・・・花陽っ」ｶﾞｼｯ 花陽の手を掴んだ 海未「逃げますよっ？！」 花陽「海未ちゃん・・・先に隠れようっ・・・！！」 海未「・・・た、確かにその通りですねっ！！よしっ！じゃあ、こっちです！！」 咄嗟に目の前にあったドアを開けた http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/426

427: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 03:10:51.11 ID:qj9hgGAZ ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ..... 真姫「ちょっ！ちょっと何これっ？！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ ことり「わ、わかんないよっ！！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ 真姫とことりは近くの机にしがみついた 〜数秒後〜 ことり「・・・収まった・・・かな？」 真姫「な、何なのよっ？一体！！」 ことり「地震？・・・じゃないよね.....けど、どこかで...」 真姫「・・・？」 ことりは、少しの間何かを考えていた 真姫「まあ、いいけどそれどころじゃないわ？探し続け・・・」 ｶﾞﾁｬ... ことまき「？！」 倉庫の鍵がいきなり開いた http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/427

428: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 03:21:07.67 ID:qj9hgGAZ 「・・・えっ？！真姫！？ことり！？」 ことまき「・・・？」 ことり「う、海未ちゃん？！」 海未「二人ともここに居たんですね？....良かった・・・生きてて・・・」 花陽「海未ちゃん、とにかく入ろうっ？」 ｶﾞﾁｬｯ 真姫「まさか...花陽も居たなんてね・・・」 花陽「二人とも無事そうで良かった・・・本当に・・・って！！それどころじゃないのっ！！」 花陽の口調が変わった 海未「そっそうなんですっ！！今・・・」 海未は、今起きた事を全て説明した ・・・・・・ 真姫「なるほどね。棺桶で身体を入れた瞬間ってことね・・・」 ことり「そっか・・・だから、ことりもっ！！」 ここまで、大人しく聞いていたことりが口を開いた 海未「そういえばことりも昨日身体を収めたのですよね？ということはその時も同じ衝撃を・・・？」 ことり「う〜ん....」 目を閉じその時のことを思い出そうとしていた ことり「うんうん、ここまで衝撃は強くなかった・・・と思う」 ことり「でも、私もその時はもう朱色の子に首を切られてたから・・・」 あまり、ことりの口からは聞きたくないセリフだった 真姫「ということはもしかして・・・」 花陽「・・・？何が・・・？」 真姫「昨日、１つ目を収めた時は衝撃波はそんなに強くなかった。けど、2個目で衝撃波は強くなった・・・」 真姫「もし・・・よ。もしもの話なんだけど・・・」 真姫にしては珍しく焦らす言い方だった http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/428

429: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 03:34:32.74 ID:qj9hgGAZ 真姫「穂乃果の身体を収める度に衝撃波が強くなるって・・・」 　　「これって、穂乃果と連動してるんじゃないかしら・・・？」 　　「心臓が鼓動を打つ感じで、身体を収める度に穂乃果の鼓動が大きくなる」 　　「今、身体サガシをしているこの空間は朱色の子が作り出している不思議な空間」 　　「例え、今何が起こっても信じるぐらいの覚悟はできてるわ....もし、この空間自体が穂乃果と直結しているなら...さっきの衝撃の意味も繋がるのよ」 　　 真姫は簡単に説明した うみことぱな「・・・」ﾎﾟｶｰﾝ 真姫「・・・だからね？もっと簡単に言うと！！」 真姫「衝撃波イコール穂乃果の心臓ってことよ・・・」 　　「そして、その衝撃波を生み出すためには穂乃果の身体を集める必要がある」 　 http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/429

430: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 03:42:03.62 ID:qj9hgGAZ 海未「・・・真姫、よく頭回りますね・・・」 海未は静かに心からの拍手を送った 真姫「でも、そうだとすると疑問点が出てくるのよ・・・」 また、真姫は考えるポーズを取った 真姫「なら、何故朱色の子はそんなことをする必要があるのかってところ」 　　「遊びたいって言うだけなのかもしれない。でも、そうなると絵里の取り憑かれた意味が分からないの・・・」 花陽「仲間の中に侵入して、みんなの関係をゴタゴタにしようとした・・・とかかな・・・？」 真姫「それもあるかもしれない。でも、そうするとアレは何なの？」 真姫は、一人一人顔を確認するように見つめた ことり「アレって・・・？」 真姫「絵里の残した【過去】と【記憶】のヒントの意味よ・・・」 　　「遊ぶだけなら、ヒントを与える必要なんてないのに・・・」 　　「それなら、なんで現実世界で邪魔をする必要があるの？理事長室に行こうとした時エリはわざと足止めをした」 　　「まるで、２人の自分が戦っているみたい・・・」 http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/430

431: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 03:46:53.71 ID:qj9hgGAZ 海未「２人の自分・・・？」 確かに、そう捉えることが出来る 絵里は私たちにヒントをくれた。けど、エリは邪魔をしてくる 絢瀬絵里の中には今、２つのエリが存在している。 なら、穂乃果は・・・？ 絵里の理論で言えば穂乃果ももう一人の穂乃果がどこかに居るはず・・・ ・・・？ 海未「・・・っ！！」 頭のなかに電撃が走ったようだった。 海未「真姫・・・話は分かりました。もし、今の考えならこういうことです」 海未は真姫の説明を引用しながら、話し始めた http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/431

432: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 04:07:51.34 ID:qj9hgGAZ 海未「まず、絵里のことは今説明しましたね？」 　　　 　　「この考えなら、穂乃果も同じようにホノカと穂乃果が居るはずなんです。」 　　「そうなれば、朱色の子の中に穂乃果がいる可能性がある・・・」 　　「なら・・・朱色の子は生徒の中から何故、穂乃果を選んだのか？というところです」 　　「そこの謎を解くのが・・・」 　　 海未・真姫「【記憶】と【過去】・・・」 ２人の考えは一致していた 海未「つまり、絵里の言っていた【過去】と【記憶】を見つけ出せば、穂乃果と絵里の謎は全て解くことが出来る」 　　「それに加えて、朱色の子の謎も解けるかもしれません・・・」 　　 　　「終わらせましょう・・・この呪いを....もう、次の世代に渡してはいけません。」 　　「もう、こんなの私達だけで充分です・・・」 真姫「つまり、私達のすることは穂乃果と絵里のを解放させること」 　　「そして、私達で呪いを終わらせること・・・ってことね」 　　「本当に責任感の強い人ね・・・海未って・・・」 　　「けど、そうするしか無さそうね・・・」 海未「見つけましょう・・・！【記憶】と【過去】を！！」 http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/432

433: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 04:15:25.48 ID:qj9hgGAZ 衝撃波は完全に途絶え、校舎の雰囲気は元に戻った 残す身体は後４つ つまり、穂乃果と絵里を解放させるまでにかかる時間もうっすらと見えてきた ゴールはもう目の前・・・狭い倉庫の中で４人は希望に満ち溢れていた あの音を聞くまでは・・・ ﾍﾟﾀｯﾍﾟﾀｯﾍﾟﾀｯ...... ドアの向こう側から音が聞こえる・・・ 狭い倉庫・・・逃げる場所など存在しなかった・・・ http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/433

434: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 04:16:48.30 ID:qj9hgGAZ ここまでです。 大体半分ぐらいまで来ました http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/434

435: 名無しで叶える物語(もんじゃ)＠無断転載は禁止 [sage] 2017/07/18(火) 08:34:05.41 ID:z6S0FMcj 穂 凄いボリュームだな http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/435

436: 名無しで叶える物語(わたあめ)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 10:37:52.14 ID:KV3mU5od おつ 原作知らないから余計ワクワクする http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/436

437: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 20:08:08.25 ID:Z7I8hafI 続けます http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/437

438: 名無しで叶える物語(はんぺん)＠無断転載は禁止 [sage] 2017/07/18(火) 20:16:02.39 ID:ePMFkVNX 無理せんでも大丈夫やで http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/438

439: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 20:43:44.32 ID:Z7I8hafI 理事長室に入るのはロックの服装をして校内放送で呼ばれた時以来だった にこ「・・・」 理事長室は身体サガシの冷酷な雰囲気とは違い、どこか暖かい風が流れていた にこ「何でここだけこんなに違うのかしら・・・」ｶﾞﾁｬｯ ドアにしっかりと鍵をかけ、理事長室を物色した にこ「穂乃果の身体がもしかしてここに・・・？」 理事長室に置いてある立派なタンスは堂々とした威厳を醸し出していた にこ「・・・」ﾄﾞｷﾄﾞｷ 本棚の取っ手に手をかけ、一つ目のタンスを開けた・・・ ｷﾞｨｰｯ... にこ「・・・服？」 一つ目のタンスには、ハンガーに掛かった高級そうな服が２枚ぶら下がっていただけだった ここは、ハズレだ・・・そう思い扉を閉めた タンスは残り３つ。 本当にこの部屋には何かがあるのだろうか....心のどこかで疑問を持ちながら２個目の扉を開いた http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/439

440: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)＠無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 20:54:00.63 ID:Z7I8hafI ﾍﾟﾀｯﾍﾟﾀｯﾍﾟﾀｯ.... 不運にも足音はドアの前で止まった ４人は息を止め、気配を消そうとした 「・・・」ﾊﾞｸﾊﾞｸﾊﾞｸﾊﾞｸ!! 心臓の鼓動が外にも聞こえているんじゃないか・・・ それぐらいに4人の緊張は絶頂間近だった ・・・ 海未（・・・音がしない・・・？） 1分位が経った....一番、ドアに近い海未は耳を研ぎ澄ませた 海未（行った・・・？） ドアの外からあの不気味な足音は消えていた。 しかし、この身体サガシにも慣れてきている。こんなことで朱色の子が引き下がる訳がない 私達4人はそれからもずっと静かに....静かに気配が消えるのを待った・・・ http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/440

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