[過去ログ]
海未「ホノカ探し・・・?」 [無断転載禁止]©2ch.net (789レス)
海未「ホノカ探し・・・?」 [無断転載禁止]©2ch.net http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/
上
下
前
次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
433: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 04:15:25.48 ID:qj9hgGAZ 衝撃波は完全に途絶え、校舎の雰囲気は元に戻った 残す身体は後4つ つまり、穂乃果と絵里を解放させるまでにかかる時間もうっすらと見えてきた ゴールはもう目の前・・・狭い倉庫の中で4人は希望に満ち溢れていた あの音を聞くまでは・・・ ペタッペタッペタッ...... ドアの向こう側から音が聞こえる・・・ 狭い倉庫・・・逃げる場所など存在しなかった・・・ http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/433
434: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 04:16:48.30 ID:qj9hgGAZ ここまでです。 大体半分ぐらいまで来ました http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/434
435: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@無断転載は禁止 [sage] 2017/07/18(火) 08:34:05.41 ID:z6S0FMcj 穂 凄いボリュームだな http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/435
436: 名無しで叶える物語(わたあめ)@無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 10:37:52.14 ID:KV3mU5od おつ 原作知らないから余計ワクワクする http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/436
437: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 20:08:08.25 ID:Z7I8hafI 続けます http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/437
438: 名無しで叶える物語(はんぺん)@無断転載は禁止 [sage] 2017/07/18(火) 20:16:02.39 ID:ePMFkVNX 無理せんでも大丈夫やで http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/438
439: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 20:43:44.32 ID:Z7I8hafI 理事長室に入るのはロックの服装をして校内放送で呼ばれた時以来だった にこ「・・・」 理事長室は身体サガシの冷酷な雰囲気とは違い、どこか暖かい風が流れていた にこ「何でここだけこんなに違うのかしら・・・」ガチャッ ドアにしっかりと鍵をかけ、理事長室を物色した にこ「穂乃果の身体がもしかしてここに・・・?」 理事長室に置いてある立派なタンスは堂々とした威厳を醸し出していた にこ「・・・」ドキドキ 本棚の取っ手に手をかけ、一つ目のタンスを開けた・・・ ギィーッ... にこ「・・・服?」 一つ目のタンスには、ハンガーに掛かった高級そうな服が2枚ぶら下がっていただけだった ここは、ハズレだ・・・そう思い扉を閉めた タンスは残り3つ。 本当にこの部屋には何かがあるのだろうか....心のどこかで疑問を持ちながら2個目の扉を開いた http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/439
440: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 20:54:00.63 ID:Z7I8hafI ペタッペタッペタッ.... 不運にも足音はドアの前で止まった 4人は息を止め、気配を消そうとした 「・・・」バクバクバクバク!! 心臓の鼓動が外にも聞こえているんじゃないか・・・ それぐらいに4人の緊張は絶頂間近だった ・・・ 海未(・・・音がしない・・・?) 1分位が経った....一番、ドアに近い海未は耳を研ぎ澄ませた 海未(行った・・・?) ドアの外からあの不気味な足音は消えていた。 しかし、この身体サガシにも慣れてきている。こんなことで朱色の子が引き下がる訳がない 私達4人はそれからもずっと静かに....静かに気配が消えるのを待った・・・ http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/440
441: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 21:15:04.07 ID:Z7I8hafI 真姫(・・・?) 楽譜をずっと見つめていると、何か文字のようなものが所々に散りばめられていた 確認できる文字を頭に叩き込んだ 『明日』『手』『終わ』『知ら』『しく』 真姫(このページにはこれだけね・・・) 次のページをめくろうとした グッ... 真姫(・・・ん?引っかかって・・・) そこだけページとページがノリ付けされていて開かないようになっていた 真姫(気になるわね・・・)スッ 音を出来るだけ立てないようにそのページのノリ付けを丁寧に剥がしていった ことりが何してるの?という表情でこっちを見ていた 何も気にせず作業を続けた.... 少しずつ少しずつ丁寧に左手と右手を交差させながら剥がしていく 外の朱色の子の存在を忘れかけ、妙に気を惹かれる楽譜の作業の方に気が集中していた http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/441
442: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 21:27:39.32 ID:Z7I8hafI 手を止めた 剥がすのにあまり、時間は取らなかった 気付かなかったが私はいつの間にか額に汗をかいていた 真姫(・・・)ゴクッ 顔を上げると3人共興味津々に楽譜を見ていた 海未の方を見た 海未(・・・)コクッ 真姫(・・・)コクッ 私たちは無言のやり取りをした 恐らく、「開いていいですよ、真姫」と言っているんだろうな、と自己解決した 皆の期待を胸に、謎のページをゆっくりと開いた・・・ http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/442
443: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 21:38:42.36 ID:Z7I8hafI にこ「これで、最後ね・・・」 いよいよ4つ目のタンスの前に立った それまでのタンスは全て見掛け倒しで、中には参考になりそうなものは一つも入っていなかった にこ「・・・よしっ」グッ 取っ手に力を込める ギッ... にこ「・・・!」 タンスは今までの倍、重く感じた ギギッ.... にこ「何でこんなにっ・・・?!」 タンスが少しだけ開いた・・・ にこ「?!」 バンッ!!! 大きな音を立てて扉が一気に開いた http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/443
444: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 22:02:25.87 ID:Z7I8hafI にこ「なっ・・・何これっ・・・?!」ビュオオオオッッッ..... タンスに部屋中のプリントや絵画が吸い込まれていった にこ「・・・くっ・・・!!」ガシッ 近くの理事長席にしがみついた・・・私の身体までもがタンスの中に吸い込まれそうになっていた タンスの中は真っ暗で、何もない。小規模なブラックホールがそこには存在した。 そんな中、一つの声が私の脳を刺激した 『おいで・・・』 にこ「・・・?!だっ、誰っ?!」キョロキョロ 部屋中を見渡しても私以外誰も居なかった。 ・・・けど、その声は何処か暖かく私を招いているようだった・・・ にこ「・・・あれっ・・・?」シュゥゥッ... 風は少しずつ弱くなっていった 『おいで・・・』 再び招かれる.... にこ「........」フラッ 暖かい風が私を包み込むように流れた 『おいで・・・』 にこ「.......」スッ... タンスの中に手を伸ばし、私は『招かれた』・・・ ビュオオオオオオオオオッッッッッッ....... ...... 理事長室は静けさを取り戻し、普段の理事長室に戻った にこ「・・・?」 次に私が目覚めた時はもう、そこは私の知っている世界ではなかった・・・ http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/444
445: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 22:04:21.35 ID:Z7I8hafI 一旦ここまでです http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/445
446: 名無しで叶える物語(わんこそば)@無断転載は禁止 [] 2017/07/18(火) 22:30:15.12 ID:Vfoe66LL 乙 http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/446
447: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@無断転載は禁止 [sage] 2017/07/19(水) 07:48:01.32 ID:iJmGpDm8 ほ http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/447
448: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@無断転載は禁止 [] 2017/07/19(水) 19:59:36.06 ID:x/X27cZ2 謎のページをめくった・・・ 真姫(・・・?) 五線譜の上に音符は散りばめられていなかった 代わりに作曲者だろうか?名前のようなものが薄っすらと書いてあった 真姫(・・・名前かしら?でも、作曲者だとすると名前の数が多すぎるような・・・) ざっと数えただけでも9人の名前が載っていた 海未「・・・!」スッ 海未が指を指した先の名前をよく見てみる..... 真姫(なんで、この子達の名前だけ・・・?) その2人の名前の所には後で付け加えられたのか、上から斜線が引いてあった 花陽「・・・!!」 花陽は目を大きく開き、ノートを指差した 真姫(こ、この文字・・・?) 右ページには消しゴムで消されているがハッキリと跡が残っていた 『廃校』 http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/448
449: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@無断転載は禁止 [] 2017/07/19(水) 20:19:59.99 ID:x/X27cZ2 このページを見て一番大きく反応したのはことりだった ことり(廃校・・・?確かお母さんから聞いたけど、この学校は私達が入る前は廃校の危機はなかったはずなのに......それに・・・) ノートを真姫の手から受け取り、そして確認した ことり(このノート・・・最近のものじゃないし....最近どころかずっと前のもの・・・だよね・・・?) 『廃校』の二文字が大きく書かれた右ページにはそれ以外のものは書いてはいなかった ことりが次のページをめくろうとした時だった... ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリッ!! 「?!!」ガタッ 思わず全員が反応してしまった そうだ....私たちはノートに気を取られすぎて忘れてしまっていたのだ ドア一枚挟んだ向こう側に朱色の子が居ることを・・・ ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリッ!! 私達の反応を楽しむように朱色の子はドアを引っ掻き続ける http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/449
450: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@無断転載は禁止 [] 2017/07/19(水) 20:40:24.26 ID:x/X27cZ2 海未「・・・!!仕方ないですっ!何もしないよりは動きましょう!!」 隠れることを諦めて海未は口を開いた ガリガリガリガリガリ....... 海未の声が聞こえたのか朱色の子はドアを引っ掻くのを止めた 海未「・・・とりあえずここでじっとしてても何も始まりません!!手当たり次第に倉庫を探し尽くしましょう!!」 海未「ここの扉は鉄ですし流石にいきなり開けられることは無いと思うので・・・急ぎましょう!!」バッ 海未は言葉通り、手当たり次第に探し始めた それに続き花陽も反対方向を必死に探し出した 真姫とことりは前方を分けて探す・・・ 誰も何も言わずとも勝手に役割は決まった 誰も文句を言わずに黙々と.... http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/450
451: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@無断転載は禁止 [] 2017/07/19(水) 21:25:29.14 ID:x/X27cZ2 ドオォォンッ!! 「?!」 ドオォォンッ!! 朱色の子がドアに体当たりを始めたのか物凄い音が倉庫中に響いた 花陽「ど、どう・・・どうしよっ・・・!?」フルフル 花陽が震える声で言った ドオオオォォンッ!! 3度目の衝撃は今までの比では無かった 扉が少しヘコみ、その間から廊下の光が一筋倉庫を照らした 真姫「このままじゃ.....」グッ 私たちは今にも壊れそうなドアから後ずさりをした ただし、一人を除いては・・・ 海未「・・・真姫、ことり、花陽・・・必ず頼みますよ?」 海未は私達にそう残すと扉の方に近づいた ガチャッ!! 真姫「ちょっ!!海未っ.....?!」 声を掛けたときにはもう遅かった 海未は手で顔を覆いながらドアの外へと走った ペタッ...ペタペタペタペタペタッ.... 不気味な足音は海未の走った方を目掛け、追いかけていった 残された私たちはしばらくの間何も考えることができなかった http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/451
452: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@無断転載は禁止 [] 2017/07/19(水) 22:04:57.21 ID:x/X27cZ2 にこ「・・・ん・・・っ?」ムクッ 身体を起こし、辺りを見回した にこ「何処・・・ここ・・・?」 木造の建物の前に寝転がっていた にこ「あれ・・・さっきまで理事長室に・・・?」 どこを見ても、周りは知らない建物ばかり・・・ それに、どの建物も木造・・・まるで昔にタイムスリップしたようだった にこ「・・・フフッ」スタスタ 私の中の好奇心は留まることを知らなかった http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497263054/452
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 337 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
0.007s