田中芳樹総合134 (806レス)
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587: (ワッチョイ 339b-2Kaa [14.14.203.80]) 10/03(木)10:15 ID:+5VDywsz0(1/5) AAS
>>579
タイラーは、主人公とヒロインが3巻で結婚する式場が「銀映殿」

この小説って1巻の時から銀英伝を意識しているのかなってずっと疑念?を抱いていたんだが
これで確信が取れた
作者にしてみれば、カミングアウト?した方が楽だと思ったんだろうけど

主人公のタイラーはヤンを恐ろしく強運かつ楽天家にして、軍人として人を殺す罪悪感とか葛藤をゼロにして
さらに釣りバカ日誌の浜ちゃんを融合させたような感じw
ラインハルトは、敵軍のタイラーのイケメンライバルと、そのライバルが仕えるロリ皇帝に分裂した感じで、
そのロリ皇帝はタイラーの弟子であるユリアン的なとくっつくw
588: (ワッチョイ 339b-2Kaa [14.14.203.80]) 10/03(木)10:35 ID:+5VDywsz0(2/5) AAS
ついでに艦隊数は基本的に銀英伝の十分の一くらい
一個艦隊が2、3000隻、基本的に艦隊決戦は数千隻単位での戦いが多い
万単位ではほとんで出て来ないから、銀英伝と比較すると
スケール的にやや物足りない

メカニック考証は作者が戦闘機・軍艦オタクだけあって、銀英伝より上かも
ただ兵器の破壊力のエスカレート度とか、荒唐無稽度も上

作者の吉岡平も去年亡くなったんだよな、ガイエよりずいぶん年下なのに
山本弘も唐沢俊一も年下なのにもう逝った
ガイエもいつどうなるか…でも同年代か少し先輩の高千穂遥、梶尾真治、山田正紀、鏡明、かんべむさしらは健在
この世代(いわゆる日本SF第二世代)の方がしぶといのかも
590: (ワッチョイ 339b-2Kaa [14.14.203.80]) 10/03(木)15:45 ID:+5VDywsz0(3/5) AAS
温帯はあの世代で、めずらしく早世?したな
温帯とガイエはデビュー誌である幻影城時代の同志という感じで、交流が深かったみたい
「今でも出版社のパーティとかで田中芳樹のあの温厚そうな顔を見ると、青春時代を思い出す」みたいな事を温帯が言っていた

それとガイエと同世代・同期入選の連城三紀彦も、既に亡くなっているな、温帯と同じくガンで
この人は直木賞を取ってる上に、綾辻や法月ら、新本格の作家たちにも多大な影響を与えて尊敬されている意外な?大物
晩年、ガイエがリュックに映画やアニメのDVDを詰めて名古屋の連城の家まで行って、一緒に観ていたみたいだから仲良かったみたい
若い頃は「うる星やつら」を読む事を勧めたとかw

連城と栗本温帯と(ずっと年上だが幻影城の先輩の)泡坂妻夫の三人が亡くなって、なんか急に慌てたように、
ずっと放置していたタイタニア、アルスラーン、創竜伝を立て続けに片付けた

自分に時間が無限にあるわけじゃないって盟友たちの死で痛感したんじゃないのか
省1
592: (ワッチョイ 339b-2Kaa [14.14.203.80]) 10/03(木)16:30 ID:+5VDywsz0(4/5) AAS
ただただ書かずにいた無為の時間(およそ延べ30年)が、元々あった才能を風化させてしまったのが切ない

栗本温帯や赤川次郎とか西村京太郎みたいに、あまりにも作品を多産しすぎて才能が枯れたんじゃないんだもんな
ガイエは、ただただブランクが長すぎて、才能や元々あった構想が自然風化・経年劣化・腐敗した印象
温帯ら三人も作家生活後期の近年はアレなクオリティの作品だけど、若い頃はガイエと同じく才能が光り輝いていた
でも数百冊とか書いてるうちに、さすがに溢れる才能とネタも枯渇してしまった
594
(1): (ワッチョイ 339b-2Kaa [14.14.203.80]) 10/03(木)19:28 ID:+5VDywsz0(5/5) AAS
2000年頃に完結した世界線の、アルスラーン、創竜伝、タイアニアの最終巻と
現実の最終巻をぜひ読み比べてみたい
かなり内容が違うと思う。描写力だけじゃなくて、たぶんプロット自体も

2000年だとガイエ48歳、まだまだ働き盛りで、作家として脂が乗っている頃だし
何もせず、せっかくの脂を腐らせたな
603: (ワッチョイ 339b-2Kaa [14.14.203.80]) 10/04(金)01:02 ID:qd6EVV1T0(1/2) AAS
ガイエは自作の架空の国名・地名はモデルにした地域の国名・地名から付けるパターンがほとんどでしょ
温帯は国名なんてフィーリングで適当に付けているのと違うか?
ガイエみたいに小説書くのをサボって歴史の文献を漁って、深く広く取材するタイプじゃないと思うし
だからこそ温帯の方が、ガイエと逆に調べるよりも先に書く方を優先させるから圧倒的に作品数が多いんだけどね
606: (ワッチョイ 339b-2Kaa [14.14.203.80]) 10/04(金)03:31 ID:qd6EVV1T0(2/2) AAS
京太郎先生は、デビュー時から一作品に斬新なトリックを一つ入れる事を目標にしていたが、
さすがに年に何冊も本をコンスタントに出していると、どんどんトリックのアイデアが枯渇してきて、
もう無理だと思って、吹っ切れてトリックを毎回毎回入れる事は諦めて、
十津川警部のキャラで見せようと開き直って、そこから、月刊作家、西村京太郎が誕生する

でもやっぱり初期のトリック主体の作品の方が遥かに質が高くて面白い
619: (ワッチョイ 339b-2Kaa [14.14.203.80]) 10/05(土)11:18 ID:7Z/grYwP0(1/5) AAS
漫画版は、水地・蜃海・虹川の扱い方がぞんざいすぎて嫌だった

あと終を主役に推すやり方が無理矢理すぎて不自然だった
芸能事務所のゴリ押しみたいな感じでw
623: (ワッチョイ 339b-2Kaa [14.14.203.80]) 10/05(土)15:11 ID:7Z/grYwP0(2/5) AAS
名前が酷い、始以外は学校でからかわれた、みたいな事は作中でも突っ込まれていたな

ちなみに竜堂兄弟の父親の名はあまり知られていないが「竜童つなぐ(漢字忘れた)」
司爺さんにしてみれば、自分の息子は孫の四兄弟に「つなぐ」ための存在でしかないと分かった上での名付けだな、これも別の意味でひでー
母親の名前は確か設定されていなかったような気がする

名前以上に不気味がられそうなのは、竜堂兄弟って四人全員誕生日が同じなんだよな(1月17日)
二人兄弟ならまだしも、四人だと、気味悪く思われそう
628: (ワッチョイ 339b-2Kaa [14.14.203.80]) 10/05(土)17:32 ID:7Z/grYwP0(3/5) AAS
「転」が終に当たるのなら、やっぱり三男坊が主役っぽくなるな

それまで普通に続けて来た事を「転」って事は、こいつが何か特異な事をするって事だろうし

史実では1巻の時点では余を主役にするつもりだったのかな
潜在能力は最大とあったし、でも結局、潜在したまま終わった感があるな
余が他の兄弟を圧倒するような力はほとんど見せなかったし、人身でも竜身でも始が一貫して最強っぽかった
人の姿でもなっちゃんとタイマンして軽くKOしたし、竜の時も重力を操るってほぼ無敵な気がするし
630: (ワッチョイ 339b-2Kaa [14.14.203.80]) 10/05(土)18:16 ID:7Z/grYwP0(4/5) AAS
黒竜王の能力は雨だけじゃなく天候全般じゃね?ほとんど雨しか使ってないけど

強力な太陽を出して、「サン」のスタンドみたいに熱攻撃が出来るなら凄いけど、
そんな描写ないし、単なる推測の域を出ない
632
(3): (ワッチョイ 339b-2Kaa [14.14.203.80]) 10/05(土)22:20 ID:7Z/grYwP0(5/5) AAS
西洋の竜のメタファー?が四人姉妹なんじゃね
なんでも金と力と合理主義で解決しようとする西洋文明
でもそんなものは東洋の竜王に勝てないっていうのが
一番書きたかった事だと思うし

ガイエというと右寄りの風潮を敵視している事ばかりクローズアップされるけど
西洋文明嫌いも結構なものだし
イラク戦争の後に出た11巻なんて、全編アメリカの悪口だったし
タウンゼント、レディL、ランバート・クラークの登場からアメリカ嫌いの気は充分あったけど
ただ、ガイエも作中の竜堂始も、大英博物館だけは否定できないんだよな、あの建物が世界各国から略奪してきたものが並んでいて
巨大な盗品の陳列棚みたいな事は書いているんだけど、こんな施設は閉鎖して、略奪物は各国に返却しろ的な事は言わない、
省2
635: (ワッチョイ 2b9b-LW0K [14.14.203.80]) 10/06(日)07:23 ID:R7ex8vPr0(1/7) AAS
七都市は、あれは最初から全1巻のつもりで書いたのか
それとも、1巻を書き上げた当初は続編も書くつもりもあったのか
まあ銀英伝も創竜伝も、あんな中途半端な終わり方でも
最初は全1巻のつもりだったわけだしなあ
七都市は逆に続編を書くつもりがあった方が不自然に思える

アルスラーンとマヴァールは当初からs数巻かけて書くと決めて書いているから
確かに1巻だけだと全然まとまっていない

個人的に好きなのはマヴァールかな
北国の世界観の描写が、若きガイエの筆だと緻密な上に真に迫ってくるくらい活き活きとしていたし、
終わり方も予定調和で予想出来る感じだったけど、まあ、綺麗にまとめるにはこれしかねえなって感じだったし
省4
637: (ワッチョイ 2b9b-LW0K [14.14.203.80]) 10/06(日)07:45 ID:R7ex8vPr0(2/7) AAS
ブルームハルトの祖父さんみたいなもんか

もし時代が戦前で、ガイエが特高警察に危険思想のアカ作家として逮捕されたら
「俺は単なる不平屋なのにな」「マルクス主義運動なんてするつもりないし」って思っただろうな

不平屋止まりだったからこそ(若い頃は)エンタメに全振り出来たとも言える
これがガチの思想家になっちゃうと、エンタメ作品としては確実につまらなくなる
640: (ワッチョイ 2b9b-LW0K [14.14.203.80]) 10/06(日)12:01 ID:R7ex8vPr0(3/7) AAS
それはガイエではなくナルサス卿の意見だから
643: (ワッチョイ 2b9b-LW0K [14.14.203.80]) 10/06(日)14:31 ID:R7ex8vPr0(4/7) AAS
天野さんに、「天野さんのイメージでいいのでナルサスの描いた絵を挿絵の中に入れてください」と依頼頼したら、天野さん困っただろうなw
高確率で断られるか

同じくアニメ版創竜伝で、中村大樹さんに「終の歌を中村さんのご自由な歌い方でいいのでお願いします」と頼んだら、
やっぱり断られた可能性が高いw
644: (ワッチョイ 2b9b-LW0K [14.14.203.80]) 10/06(日)14:35 ID:R7ex8vPr0(5/7) AAS
終の歌の酷さを表現するのに、「竜童終の歌、ナルサスの絵と並び称されているのを知らないのですか」って
続に言わせたのは、メタ的で卑怯だがw有効な方法ではあったw
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(2): (ワッチョイ 2b9b-LW0K [14.14.203.80]) 10/06(日)15:09 ID:R7ex8vPr0(6/7) AAS
90年代前半のOVA版は、四兄弟をOPとEDで天野イラスト風のデザインにするという冒険wをやっていた
でも本編じゃさすがにあのキャラデザじゃ無理だったのか、本編との乖離がありすぎて、OPの人たちは一体誰?みたいな感じに
なってしまっていた(曲自体はOPもEDも結構良かったのに)
まあ個人的にクランプ絵の四兄弟はディフォルメ強すぎて好かんが、今はこっちにするのが無難なんだろうなあ
650: (ワッチョイ 2b9b-LW0K [14.14.203.80]) 10/06(日)19:27 ID:R7ex8vPr0(7/7) AAS
FFの天野イラストの幻想的な魅力にやられた少年が
アルスラーン、マヴァール、創竜伝ら、天野絵表紙のガイエ作品に走ったケースは多そう

本屋で、「これってFFの絵じゃん」と、表紙イラストでジャケ買い。つまりリアル厨房の時の俺の事だけどw
自分と同じ道を歩んだ同士が、ⅢとⅣがヒットしたFFブレイク期の91、2年頃には全国に結構いたと思っている
657
(1): (ワッチョイ 2b9b-LW0K [14.14.203.80]) 10/08(火)13:44 ID:2UV8pG2o0(1/4) AAS
あまり知られていないけど、ノベルズ版創竜伝(たぶん1、2巻だけ)の本編挿絵を描いているのは
天野さんではなく(天野は表紙のみ)、末武康光という人

この人を調べてみたら、大友克洋の元アシだけど漫画は描いておらずアニメ業界の人なんだな
確かに小説の挿絵なのに細い線やスクリーントーンとか多用していて、大友系の絵だな
これはこれで、平井和正とか眉村卓とか昔のSF小説の劇画調のイラストみたいで(生頼範義とか)、好きだったのにな
3巻から表紙も本編挿絵も天野さんだけに統一しちゃったから、竜童兄弟に天野・クランプ以外に
第三の絵師がいた事は忘れられちゃってるかも

銀英伝のイラストレーターも道原かつみ以降の人ばかりが取り上げられるが
この人も今では漫画家で食ってないから(道原も既にそうか)知名度低いけど、本編の挿絵を担当した鴨下幸久の絵も
ザ・80年代という感じの可愛い感じの漫画絵で好きだったな
省1
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