[過去ログ] 産経抄ファンクラブ第253集 (1002レス)
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881(2): 2019/05/22(水)05:52 ID:SCTwtqh60(1) AAS
産経抄 5月22日
「全国一般風ノ向キハ定(さだま)リナシ天気ハ変リ易(やす)シ 但(ただ)シ雨天勝チ」。全国的に風向きは時に決まらず、天気は変わりやすく、雨が降りやすい。
明治17(1884)年6月1日、日本で初めて天気予報が発表された。もっとも、内容はなんとも大ざっぱである。
▼当時は観測所の数も少なく、低気圧の仕組みについても解明されていなかった。その後も、予報はなかなか当たらない。業を煮やした中央新聞が26年6月、社説で中央気象台にかみついた。
予報官は気象学会誌ですぐ反論する。「予報もしくは予言の百発百中は得て望むべからざるものなり」。
▼百発百中は無理にしても、予報の精度は飛躍的に向上している。厳重な警戒を呼びかけていた気象庁の予報通り、昨日、東日本の太平洋側を中心に局地的豪雨に見舞われた。
通勤ラッシュに向かう人たちは、心の準備ができていたのだろう。心配していた混乱は起きなかった。
▼その気象庁が6月19日から、12日先までの気温の予報をホームページで毎日提供することになった。温度変化による農産物の障害発生の防止や熱中症対策に役立ててもらうのが狙いだ。電力の需要変化の予測や季節商品の在庫調整にも活用できる。
▼気象庁予報課長などを歴任した古川武彦さんは、気象に携わることを天職と心得ている人たちを「天気野郎」と呼んでいる。「どちらかといえば世の中を機敏に渡ることを善としない、あるいは不得意」な人が多いらしい(『人と技術で語る天気予報史』)。
▼かつて予報官の経験や主観が物を言った天気予報は、今やスーパーコンピューターを駆使した数値予報に取って代わられた。それでも、天気野郎たちの誠実な仕事に支えられている点では、いささかの変化もない。
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