[過去ログ] 産経抄ファンクラブ第260集 (1002レス)
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(4): 2019/12/08(日)08:30 ID:7S2T9+Fq0(1) AAS
産経抄 12月8日

 裁判所には、不老不死の魔物が棲(す)んでいるという。<司法はこのモンスターに囚われて多くの被害者遺族を苦しめてきた>。平成19年夏の闇サイト殺人事件を取材した大崎善生さんは、ノンフィクション『いつかの夏』で無念の筆を尖(とが)らせている。

 ▼若い女性を残虐な手口で殺(あや)めた3人組は、1人が死刑、2人が無期懲役と割れた。量刑を左右するのは、最高裁が36年も前に示した「永山基準」である。被害者の数や計画性といった動機など9項目が総合的に勘案され、悪質な犯行でさえ極刑を免れることも多い。

 ▼この基準が魔物の正体である。前例からの逸脱を嫌う裁判所は、主に感情の物差しで刑を量る国民にとって遠い向こう岸にある。橋渡し役との期待を担った裁判員裁判は導入から10年たち、形骸化の危機にある。この1週間で1審の死刑判決を上級審が2件覆した。

 ▼大阪で2人を襲った被告は覚醒剤中毒の後遺症、埼玉で6人を殺害したペルー国籍の被告は心神耗弱が考慮され無期懲役となった。計画性の低さが死刑回避の理由の一つという。遺族の感情も、時間をかけて極刑という答えを出した裁判員の苦悩も置き去りである。
省2
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