[過去ログ] 産経抄ファンクラブ第285集 (1002レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
17(4): 2022/03/03(木)09:03 ID:iRaQWQ030(1) AAS
3月3日
ロシアの侵攻が刻一刻と迫っていた1月下旬、ウクライナはドイツから武器が届くのを首を長くして待っていた。そこへ届いたのはヘルメット5千個を供与するとの知らせである。
▼ボクシング元ヘビー級チャンピオンの経歴を持つ首都キエフのクリチコ市長は、ドイツ紙の取材に怒りをぶちまけた。「次に送ってくれるのは枕か」。武器の輸出では世界第4位の実績を持つドイツがなぜつれないのか。
▼政府が紛争地には輸出しない方針を守ってきたからだ。とりわけウクライナには、第二次大戦中にナチスが大きな被害をもたらした負い目もある。しかし、欧州では戦後最大といえる軍事行動が実際に始まると、ドイツは大きな方向転換を迫られる。「ウクライナを見捨てるな」。世論の後押しもあった。
▼ドイツ政府はウクライナに対し、対戦車砲1000門、携帯型地対空ミサイル500基の供与を発表した。それだけではない。これまで国内総生産(GDP)比1・5%程度に抑えてきた国防費を今後、2%まで拡大するというのだ。
▼ドイツがロシアに弱腰だったのには、もう一つ理由があった。天然ガスの輸入の半分をロシアに頼ってきた。メルケル前首相が原子力発電の廃止を決めたことにより、ロシアへのエネルギー依存がますます進んでいる。これでいいわけがない。ドイツ政府は、今年末までに廃止するはずだった原発の稼働延長を検討しているという。
▼日本のメディアは「ドイツを見習え論」が大好きである。日本に比べて適正だったとする戦後処理や多数の移民の受け入れ、脱原発…。小欄はいちいち反論してきたが、今度ばかりは同調する。緊迫した国際情勢を直視して、現実的な政策に舵(かじ)を切ったドイツを見習え。
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 985 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.009s