[過去ログ] 野々村元県議の今後を考える3 (944レス)
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124: 2022/10/01(土)01:22 ID:AMPQ3x2p0(3/11) AAS
しらす(知らす・治らす・添らす)
国の様子を知り、国民に寄り添い、世が治まることを願い祈る。
権力や財力ではなく、「在り方」を体現することで影響を及ぼす

うしはく(領はく・主はく)
主として土地や人民を領有する
力や財力を用いて、力を背景にした支配を展開することが想定されている。

これは、古事記や日本書紀の中の「国譲り」のお話のところに書かれているものです
「汝がうしはける葦原中国は、天照大御神の御子が知らす国であると任命された。汝の考えはいかがか?」
大国主神という神様が国作りを行い、葦原中国つまり地上世界を治めていたところに、天照大御神が建御雷神を使いに出した時に発せられた言葉です。

古事記はよく日本書紀と対比されますが、ほぼ同じ時期に完成した古事記と日本書紀では、その記述と作成された目的に大きな違いがあります。
まず日本書紀は、正確な漢文で書かれています。
正確な漢文で書かれているということは、7〜8世紀の日本が、当時の国際社会にあって、ちゃんとした歴史を持つ国であることを証明するという、
端的に言えば外交上の国際社会向けの文書でもあるということになります。

古事記においては、これは国内向けの史書であるだけに、貴族や全国の各豪族のもともとの出自が明らかにされるとともに、その編纂にあたっては「
邦家之経緯、王化之鴻基焉 」、すなわち「我が国の存立の経緯と、天皇を中心とした大きな事業の基礎とする」という大きな目的が掲げられました。
そしてその古事記が、我が国の根幹として繰り返し書いているのが、「シラス」という概念です

我が国統治の特徴は、国家最高の存在を「シラス」権威とし、その下に「ウシハク」政治権力者を置いたことにあります。
そして、ここが重要なところですが、国家最高の存在が、ウシハク権力者が私有しようとする領土領民を、「おほみたから」としたということです。

つまり、ウシハク権力者が私的に支配しようとする領土領民は、ウシハク権力者よりも上位の国家最高権威である天皇によって「おほみたから」とされている、天皇の領土領民と既定されているのです。

自分のものであれば、勝手に処分したり、殺したり奪ったりすることは、所有者の勝手です。
けれど我が国では、すべての領土領民は天皇の「おほみたから」であり、その天皇は神々とつながる「シラス」存在なのです。
こうなると、いかに権力者といえども、身勝手な処分行為は一切できなくなります。
それどころか、権力者の位置づけは、「おほみたから」である領土領民が、すこしでも豊かに安全に安心して暮らせるようにしていくことこそが、権力の持つ意味だということになります。

西洋社会が19世紀の市民革命によって、ようやく手に入れた市民の権利が、我が国では古代から、あたりまえのように、天皇によって市民に与えられていたのです。
天皇という存在は、単に世界最古の王朝ということだけに意味があるのではありません。
私たちは、天皇という存在によって、ウシハク権力者からの自由を得ているのです。
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