[過去ログ] 夏限定・稲川淳一の怪談 (126レス)
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113: 2012/08/01(水)23:42 AAS
これは、私が小学生の時に体験した話です。

私の住んでいた家は、二階建ての木造建築でした。

ある日、学校から帰ると誰もいませんでした。
まだまだ好奇心旺盛だった私は、二階の屋根裏に上がり、探検もどきの事をしていました。

その時、瞬間的に凄くイヤな空気を感じました。私の家系は霊感が強く、私も例外ではありませんでした。

私は、急いで屋根裏の入り口に戻ろうとしました。

すると、足首を何かに掴まれました。
後ろを向いた私は、怖さで固まりました。

そこには骨と皮だけの姿の何かがいました。

目があるべき所には、黒い空洞が広がっているだけ…。

『…て、ど…して…どうして殺したのよぉ!!!!!』

それは女性の声でした。私は必死で逃げました。

光が見えて、少しホッとしたのも束の間…。

後ろから、何かの擦れる音。アレが追いかけて来てる!?
私は再び、必死で逃げました。

屋根裏から抜け出し、やっとのことで、明るいところに出ました。

息をするのも忘れるくらい必死になっていた私は、そこでようやく深呼吸をしました。

やっと落ち着いたと思ったとき、私の横から声がしたのです…。
『逃がさない!殺してやる!!!』

気がついて、目を開けると、そこには親の顔が…。

中学に上がって、家を引っ越しました。

彼女は今でも、探しているのでしょうか…。

自分を殺した相手を…。
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