[過去ログ] フラットアース Part9 (1002レス)
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686
(1): 2023/01/19(木)15:16 AAS
次はこの話

和歌山の民謡
鯛島(たいじま)と清暑島(せいしょとう)
外部リンク[html]:wave.pref.wakayama.lg.jp

昔々、古座川の水があたたかくなってきた春の川口近くの海岸で、鯛(たい)の子と蛇の子が仲良く毎日遊びたわむれていました。そして、年を重ねるにつれて、いつしかお互いに恋心を抱くようになり、やるせなさと不安が積もっていきました。
「蛇さん、あのね。私は大きくなったら深い海に行かなければならないの。そうしたら、蛇さんは私のことなんか忘れてしまうでしょうね」
「そんなことはありませんよ。あなたこそ私が大きな蛇になったら、恐ろしがって私に寄りつかなくなるのと違うだろうか」
そうこうするうち、ある年の梅雨(つゆ)の時期に大雨が降り古座川が大水であふれてしまいました。そのため、遊び場だった岸も流れてしまいました。
687: 2023/01/19(木)15:16 AAS
蛇は仕方なく鯛に別れをつげ濁流(だくりゅう)をさかのぼって行きました。
鯛はそんな蛇を悲しく見送り、自分も深い海に帰る運命を悟(さと)り深海へ泳いで行きました。
鯛と蛇はこのようにして離れ離れになってしまいましたが、お互いに完全に忘れられず恋しさはつのるばかりでした。それで、とうとう蛇も鯛も岩になってしまいました。
集落(しゅうらく)の人たちは、鯛が岩になったものを鯛島、蛇が岩になったものを清暑島と呼ぶようになりました。
これを知った弁天さんと大黒さんは相談の末、鯛と蛇を逢わせてやるために漁師に舟をつくらせ、一年に一度だけ、鯛を船に乗せて古座川を上らせ蛇に逢わせてやることになりました。
これが古座の河内(こうち)祭りの始まりだそうです。
688: 2023/01/19(木)15:19 AAS
この話で古座川というワードが出てきたね

>>681の古座川流域には,「古座の足萎え病」の伝承があった

古座川という話が、この蛇が出てくる民謡と共通点

そして、鯛が岩になったものを鯛島、蛇が岩になったものを清暑島という話も見逃せない

これを頭に入れてほしい
689: 2023/01/19(木)15:23 AAS
次はこの記事ね(URLは貼れなかったので要検索)

鯛島 ~古座町目津(現串本町古座)~

目津海岸から約一キロ。海賊「藤四郎」で知られる九龍島(くろしま)の後に続くようにして鯛島が浮かんでいる。

「古座節」にいう。「古座の九龍島鬼や出た、蛇出た。大きな蛇げな、うそじゃげな。岸の九龍島慕うてきたか、沖の鯛島いじらしや」と。

全島が新第三紀層の砂岩。露出した岩肌の感じから、蛇に見たてたのだろうか。
省3
690: 2023/01/19(木)15:25 AAS
「九龍島」というワードが新たに出てきたね

これも覚えてほしい
691
(1): 2023/01/19(木)15:26 AAS
鯛島(たいじま)は、古座川の河口から約1キロメートル沖にある無人島。対岸から見ると鯛の姿に見え、ちょうど目にあたる位置に空洞があることから、「鯛島」の名がついた。

九龍島(くろしま)は、鯛島に隣接する無人島。鯛島より大きく、島内は亜熱帯性原生林に覆われている。「九龍島の自然林(スダジイ等の植物群落)」は町指定天然記念物となっている。

九龍島はかつて「黒島」と表記されていたが、新宮市教育委員会が管理する「熊野学」のWebサイトによれば、元和6年(1620)に古座浦で船遊びを行った南龍公(初代紀州徳川家藩主 徳川頼宣)が九龍島と表記を改め、島内に弁財天を祀ったとされる。
692: 2023/01/19(木)15:27 AAS
古座節については不詳。民謡「串本節」の歌詞を掲載しているWebサイトに、「古座の黒島 鬼出た蛇でた  大きな蛇ぢゃもの うそじゃげな」という、本文とほぼ同一のフレーズがあることから、本文掲載の古座節は串本節のバリエーションの一つではないかと思われる。
693: 2023/01/19(木)15:29 AAS
本文掲載の古座節にある「蛇」と「鯛島」に関しては、この地に伝わる「河内まつり」の起源譚として次のような民話が残されている。

蛇と鯛島の話は>>686と同じなので省略

ここで「河内まつり」というワードもチェック
694: 2023/01/19(木)15:31 AAS
民話にある清暑島は、古座川河口から約3キロメートル上流にある川中の島。もともとは河内島(こうちじま)と呼ばれていたが、津藩士の子で朱子学者でもあった斎藤拙堂(さいとう せつどう 1797 - 1865)が私的に清暑島(せいしょとう)と呼んだことから、現在では河内島・清暑島の両方の呼び名が共に定着している。

蛇が岩になった清暑島は河内島とも言う ここもチェック
695: 2023/01/19(木)15:33 AAS
河内祭りにおいて参拝の対象となる「河内様」は河内島そのものであり、鳥居や拝殿を持たない非常に原始的な形態の神社であると言える。このため、本来の河内祭りは自然崇拝的な素朴な水神信仰であったものが、後代になって、平安時代末期に熊野水軍の一派である古座水軍が源平合戦に参加して勝利を得て無事に帰還した際に氏神である河内神社に戦勝報告を行ったことにより、現在のような華やかな祭りになったと伝えられている。

蛇の岩(河内島)そのものが信仰対象

ここも重要
696: 2023/01/19(木)15:35 AAS
次はこの2つの島

九龍島と鯛島(くろしまとたいじま)
外部リンク[html]:www.mikumano.net

国指定重要無形文化財・河内祭でも重要視される島

九龍島と鯛島は、古座川河口沖約1kmに浮かぶ無人島で、国道42号から見ることができます。

九龍島は亜熱帯性原生のタブノキの群落が見られる珍しい島です。島の頂上には九龍島神社があり、漁業の神として弁財天が祀られています。
697
(2): 2023/01/19(木)15:38 AAS
黎島
古座浦の海中にある。南竜院殿が御巡国のときにこの島を九竜島とお呼びになった。上に弁財天の社がある。風景は蓬壺(※蓬莱山)に似ている。鼎のように三足の足があるという。

(玉川玄龍『熊野巡覧記』)

黎は黒。南竜院殿は徳川家康の10男で、紀州徳川家の祖、徳川頼信(1602?1671)のこと。九龍島は徳川頼信がそう呼ぶまでは、その黒々とした森から黒島と呼ばれました。

>鼎のように三足の足があるという

ここでまた鼎が出てきた
省2
698
(1): 2023/01/19(木)15:39 AAS
さらに詳しく

蓬壺は蓬莱山のこと。蓬莱山の形が壼に似ているとされることからの異称。
仙人が住む蓬莱山に似ているという九龍島。その海面下には三本の足があると伝えられます。
島には「あかり穴」「暗がり穴」という二つの洞窟がありますが、海面下にも大きな洞窟があって三本足に見えるようになっているのかもしれません。
昔、地震による大津波で海の水が引いた後、島が三本足で立っていたと伝えられます。
699
(1): 2023/01/19(木)15:41 AAS
ここで重要なのは、蓬莱山という自然物に、三本足で立っていた、という伝承が残っていること
700: 2023/01/19(木)15:42 AAS
古座川流域の5地区(古座・古田・高池・宇津木・月の瀬)で催される河内祭(こうちまつり)でも九龍島は重要な場所とされています。河内祭は古座川河口にある古座神社に祀られる河内神社の分霊を御舟に乗せて、元々の御神体である河内島まで里帰りさせるお祭りです。国の重要無形民俗文化財に指定されています。
701
(1): 2023/01/19(木)15:49 AAS
>>698
あっごめん、>>698は蓬莱山ではなく、九龍島に三本の足がありますと書かれてるね

蓬莱山っていう九龍島の岩か何かと勘違いしてたわ すまん

三本の足があるという伝承があるのは九龍島っそのものね

ここもチェック
702: 2023/01/19(木)15:50 AAS
>>699
>>701
×蓬莱山
〇九龍島
703: 2023/01/19(木)15:52 AAS
現在では河内祭は7月第4土曜日・日曜日に斎行されます。1日目の宵宮では古座神社で「河内大明神」の神額に河内神社の分霊を移す遷座式が行われ、その後に分霊が宿る神額を御舟に乗せて古座川を遡って河内島に向かいます。その際に御舟は河内島に向かう前にいったん逆方向の九龍島に向けて進み、海上で清めのための海水を汲んでから河内島に向かいます。

 また2日目の本祭では「ショウロウ」と呼ばれる神の「依りまし」役の三人の児童らを当舟に乗せて水上渡御が行われます。当舟が河内島対岸の川原に到着すると、ショウロウは川原に拵えられたショウロウ座と呼ばれる席に着座します。ショウロウ座は河内島ではなく九龍島に向けて据えられており、ショウロウは川原からは見えない4kmほど下流の九龍島に向かって座ります。
 古座川流域の住民にとって九龍島は特別な島です。
704: 2023/01/19(木)15:53 AAS
古座川流域の住民にとって九龍島は特別な島

そして、九龍島は三本の足があるという伝承がある

ここをしっかり覚えておいてね
705: 2023/01/19(木)15:55 AAS
次は鯛島

鯛が岩になったとされる鯛島

その名の通り鯛のような姿をしている鯛島。『紀伊国名所図会』には次のように記されてます(筆者による現代語訳)

鯛島
九龍島に続いているところにある。
形態があたかも鯛が遊泳しているのに似ているのでこの名がある。

(『紀伊国名所図会』)
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