【天候擬人化】にっしょくたん 2スレ目 (783レス)
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◆GAIA///6T.
2011/07/01(金)04:45
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85: ◆GAIA///6T. [] 2011/07/01(金) 04:45:23.91 ID:toiMEcAV とある昼下がり。 からころと下駄を鳴らしながら、和服を着流した男がのんびり歩いていた。 「……たまにはこういうのもいいものだな」 呟く。 先刻まで曇っていたところに晴れ間が見えたので(彼は普段それをしないので これを理由とするには些か根拠に乏しいがともかく)、散歩に出ることにしたのだ。 彼の名は、かまいたち。 普段の彼は忍装束を身に纏い、面頬で以て口の部分を覆っているのであるが、無論今はそれらはない。 追い討ちを掛ける如くに、普段の奇妙な、それこそ「鎌のような」としか言い表せないような髪型も、 無理矢理にでこそあるが真っ直ぐに下ろされており、 これを彼とごく親しい間柄の者たちが見たとしても彼と認めることは出来ないであろう。 あまりに本来あるべき彼の姿とかけ離れているので、この情景を描写するならば彼は後姿か、 さもなくば彼と同じ名を冠すゲームよろしく光の如き影の如きシルエットとなっていること請け合いだ。 閑話休題。 からころ、からころ。 かまいたちは歩く。そこに普段の鋭さは微塵もない。風は切らず、息も切らせず。ただただ弛み切っていた。 滅多にないことであるが、長閑な陽気と心地よい風で、彼は笑みを浮かべていた。 何時になく清々しい気分の中で、 (これで隣にたいふうがいれば尚よかったのだが) 思う。 そして、 (この際アースの野郎と三人でも、それはそれで) 普段は仇敵、目の敵にしている男の事も考える。 たいふうを巡ってどつきあいをしている相手であり、有り得ぬ寛大さだ。 あまりにも色々とかけ離れすぎて本当に別人なんじゃないかと思うほどになってきた。 からころ、からころ。 さて、かまいたちが歩いているのは伝統的な和風住宅が立ち並ぶ住宅街である。 かまいたちの住居もここから少し離れたところにあるが、果たして擬人化達が纏まって住んでいるのか、 それとも普通の人たちに紛れて暮らしているのかは分からない。 そもそもただの一発ネタで今後この設定は未来永劫でてこないと思ったほうがいい。生かせる気さえしない。 からころ、からころ。 細かい情景描写をしようと思ったがところどころに色鮮やかな紫陽花が花を咲かせていたり とある家には風鈴が下げられ涼しげな音を鳴らしていたりまた別の家では爺さんが乾布摩擦をしていたり その近くの家では子ども達が毬ついて遊んでいたりと何の代わり映えもしない様子が続くのみで何も言うことが ないのであった。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1307723856/85
とある昼下がり からころと下駄を鳴らしながら和服を着流した男がのんびり歩いていた たまにはこういうのもいいものだな く 先刻まで曇っていたところに晴れ間が見えたので彼は普段それをしないので これを理由とするには些か根拠に乏しいがともかく散歩に出ることにしたのだ 彼の名はかまいたち 普段の彼は忍装束を身に纏い面頬で以て口の部分を覆っているのであるが無論今はそれらはない 追い討ちを掛ける如くに普段の奇妙なそれこそ鎌のようなとしか言い表せないような髪型も 無理矢理にでこそあるが真っ直ぐに下ろされており これを彼とごく親しい間柄の者たちが見たとしても彼と認めることは出来ないであろう あまりに本来あるべき彼の姿とかけ離れているのでこの情景を描写するならば彼は後姿か さもなくば彼と同じ名を冠すゲームよろしく光の如き影の如きシルエットとなっていること請け合いだ 閑話休題 からころからころ かまいたちは歩くそこに普段の鋭さは微塵もない風は切らず息も切らせずただただ弛み切っていた 滅多にないことであるが長閑な陽気と心地よい風で彼は笑みを浮かべていた 何時になく清しい気分の中で これで隣にたいふうがいれば尚よかったのだが 思う そして この際アースの野郎と三人でもそれはそれで 普段は仇敵目の敵にしている男の事も考える たいふうを巡ってどつきあいをしている相手であり有り得ぬ寛大さだ あまりにも色とかけ離れすぎて本当に別人なんじゃないかと思うほどになってきた からころからころ さてかまいたちが歩いているのは伝統的な和風住宅が立ち並ぶ住宅街である かまいたちの住居もここから少し離れたところにあるが果たして擬人化達が纏まって住んでいるのか それとも普通の人たちに紛れて暮らしているのかは分からない そもそもただの一発ネタで今後この設定は未来永劫でてこないと思ったほうがいい生かせる気さえしない からころからころ 細かい情景描写をしようと思ったがところどころに色鮮やかな紫陽花が花を咲かせていたり とある家には風鈴が下げられ涼しげな音を鳴らしていたりまた別の家では爺さんが乾布摩擦をしていたり その近くの家では子ども達がついて遊んでいたりと何の代わり映えもしない様子が続くのみで何も言うことが ないのであった
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