【天候擬人化】にっしょくたん 2スレ目 (783レス)
【天候擬人化】にっしょくたん 2スレ目 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1307723856/
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259: ◆GAIA///6T. [] 2011/12/03(土) 21:42:29.78 ID:FHVth3+W 「こちらに」 にっしょくたちが……まあいつも通りうだうだと取るに足らないことをやっているところに、そいつはやってきた。 「アースクエイクという方が居ると聞き及んで来ました」 (……学生服?) (違うよたいふう、あれは軍服) 実際、大日本帝国陸軍のそれのようなそうでもないような形状の、夜闇のような漆黒の軍服を身に纏い、腰には軍刀を吊っていた。 軍帽を目深に被っており、表情は窺いにくい。しかし色が白く、線の細い、端正な顔立ちをしていることは認められた。 直立不動のまま続ける。 「彼はどちらに」 「ええと、あなたはどなたですか」 「……これは失礼致しました。小生、カゲロウと申します。見ての通り武で身を立てる者故に、誉れ高いアースクエイク殿と手合わせ願おうとはるばるやって参りました」 (……誉れ高いんだ。知らなかった) (あら、ちょっと見なおしたわね) (……ところでたいふう、ダイヤの目がなんだか綺羅綺羅してるんだけど) (……例の病気が始まったのね) 「カゲロウさん……素敵なお名前ですね」 「え?」 「私、ダイヤモンドダストと申しますの。」 「はあ」 「お訪ねの彼はあちらの方にいますわ」 両手でカゲロウの手を握るダイヤ。カゲロウは白い手袋をしていた。 あとで気付いたけどたいふうも手袋してるよね。 「ご武運をお祈り申し上げます」 「はぁ……ご丁寧にどうも」 カゲロウはやんわりと手を振りほどくと、示された方向へ歩いていった。 カゲロウは全然見てないのだがダイヤは後ろで小さく手を振り続ける。 「ダイヤってさ……ほんと惚れっぽいよね」 「はい?」 「そして冷めやすい」 「仰っている意味がよくわかりませんが」 「だってそうじゃない。ちょっとカッコいいヒトが来るとすぐ」 「あら、そういうことですか。 別に冷めてはいませんわよ」 「……どういうこと?」 「私はですね、初めて会った殿方のことはまず好きになることにしているんです」 「言ってる事がわからない、イカれているのかこの状況で」 「第一印象はいい方がいいんですよ。そして素敵な殿方だったら恋し続けるんです」 「うーん……わからないような、分からないような……」 「なんですかそれ」 「十人十色とはよく言ったものだねってこと」 「まだよくわかりませんが」 「気にしないことだよ。 ……ところで彼……カゲロウだっけ。ああいうのタイプなの?」 「いえ、もっと男らしい、筋骨隆々とした方が……ぽ」 「頬を染めるな。 ……アースみたいなのがいいってこと?」 「近いですね」 「ちょっと意外かも。 もっとこう、優男が好きなんだと思ってたのに」 「殿方はやはり男らしくなくてはなりません。 ああいう、ひょろっとしているヒトはちょっと。 お肉もそれなりにはついているようですが」 なんかこの辺の会話伏線らしいよ。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1307723856/259
267: ◆GAIA///6T. [] 2011/12/03(土) 21:47:04.78 ID:FHVth3+W そうして二人、無言で烏賊を咀嚼して――アースは時折杯を呷りながら――という奇妙な状況が暫く続いていたが、 「あ」 カゲロウが声を上げた。 「アースクエイクさん……その」 「何だ?」 「さっき……あちらで貴方の居場所を訊いてきたんです」 「で?」 「その……ダイヤモンドダストさん、とおっしゃいましたか」 「ああ、あいつがどうかしたのか?」 「その……ひょっとして……あの方に……」 「はっきり言えよ」 「ええと……彼女に……変わった趣味があったりしません?」 「変わった趣味?」 考えるまでもない。 「沢山ある」 「あー……伝わってないか……そりゃ伝わらないか……その……単刀直入に言って……同姓愛のケはありません?」 「は?」 「何やら熱っぽい視線を受けたもので……」 「ああ、そういうこと。 無いはずだが、俺の知る限りでは」 「バレてたわけではなかったんですね。 よかった」胸を撫で下ろすカゲロウ。 一番最初にその可能性を危惧することとかよく知らないダイヤに"惚れられた"ことをあんまり気にしていないことや何やでひょっとしてカゲロウの方にそっちのケがあるのではないか、ということは、 アースは邪推だと思ったのかわざわざ言ってやるまでもないことだと思ったのか、それとも根本的にそこまで気が回らなかったのか言及しなかった。事実彼女にその趣味はない。 代わりにこんなことを尋ねた。 「何だって男のふりなんてしてるんだ?」 少し顔色を曇らせるカゲロウ。 「先ほど貴方も仰ったでしょう、『女を殴る趣味はない』と。 武の道を往くには女の身は何かと不便なんです」 アースは特に返事をせず、ただあとでいかづちにあわせてやろうかと思った。 「……秘密にしておいていただけますか?」 「……ま、構いやしないがね」 残っていた瓶の中身を喇叭で呑み干す。酒をちゃんと酒として飲んでいるのかかなり怪しい。 「向こうににじはいたか?」 「にじ……?」 「見るからに虹っぽい奴だ」 「えー……多分」 「そうか。あいつは妙なところで鋭いから気をつけろ」 一度伸びをする。 「後、あそこにはどうせ居なかっただろうが、オーロラとりゅうせいという虫の好かん奴がいる。りゅうせいはワケの解らんことを言ってるだけだから問題は無いと思うが―― オーロラの野郎に遭ってしまったら一発で終わるぞ」 「は? ……何故です?」 「会ったら分かる。だから会うな」 「はあ……」 納得していない様子だ。当たり前だ。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1307723856/267
325: ◆GAIA///6T. [] 2012/02/07(火) 15:27:15.78 ID:UznWEg4m 戦闘? 描写しろ? いやだよ面倒臭い。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1307723856/325
720: 創る名無しに見る名無し [] 2016/07/28(木) 01:40:44.78 ID:SmvIXa8w 「あ、おーいにっしょく。ダイヤ何処にいるか知らないか?」 「さあ。そういえばここすうじつみかけませんね」 「だよな。何処ほっつき歩いてるんだか……」 「どうせまたげかいをあそびあるいてるにきまってます」 「ふふ……ふふふ……」 「あ、うわさをすれば」 「なんか憔悴して見えるが……」 「‥わいい‥‥しの‥‥‥スちゃん……どこに‥るの……出て‥‥で……」 「病んでる! なんかめっちゃ病んでる!」 「……ふん」 「どうしたダイヤ! 大丈夫か!? 正気に戻れ! 幽霊みたいだぞ!」 「……ゆうれい? ‥‥‥がいますの? この辺りに?」 「本格的にヤバイ!」 「あら、いかづち……一緒に探してくれませんか……?」 「ヘルプ! にっしょくヘルプ!」 「おちつきなさいいかづち。 いつものわるいくせがでてるだけです」 「へ? イケメンに釣られたのか?」 「そっちじゃなくて。 ……だいや、あなたいまはなにをさがしてるのですか」 「‥‥ラスちゃんです」 「ガミラス?」 「誰が銀河の彼方を目指してますか!」 「らぷらすですか」 「そうなんですよ! もう何km歩いたことか……幾つのタマゴを孵したことか……」 「あー、ゴメン、オレにも分かるように説明してくれないか?」 「ぽけもんごーですよ」 「……あー。」 「ピッピちゃんやヤドンちゃんはもう捕まえましたし、フリーザーちゃんはたぶんしばらく我慢した方がいいんでしょうけど…… ラプラスちゃんはちょくちょくジムにいるのを見かけるのに、うちには来てくれないんです……」 「すごくどうでもいいけどさ、オレらがスマートフォン持ってるの世界観的にいいの?」 「このために入手しました」 (契約がどうしたとかは聞かないほうがよさそうだな……) http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1307723856/720
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