[過去ログ] ファンタジーっぽい作品を創作するスレ 3 (71レス)
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6: 2015/08/31(月)21:05 ID:F9guH7iD(1) AAS
「山の中の出来事と、とある異質」
それは、とある山中での出来事だった。山名は今は…秘す。
登山に来ていた自分はついうっかり、道に迷って森の中を彷徨う事になったのだが。
その際に、物陰で…奇妙な音を聞いた。鹿か何かが居るかと思い、
そっちの方をのぞき込むと、そこには鹿の足が確かに見えたが、同時にその鹿に匹敵する様な、
巨大な円筒形の様な手足の無い動物?が…、屈むようなイメージで、肉食動物が獲物を食する時の様な音を立てていた。
顔に相当するモノは、こちら側からはその時は見えなかったが。
背筋にゾッとするモノを感じつつ、物陰から観察するに、それは体の上の方に蛇の様な鱗を持っていて、
そして時折咀嚼する様に頭?を持ちあげる際に、その頭部に相当する部分が見えた。
平たい円筒形の部分から、幾本もの触手がうねっている。それは飲み込む様なしぐさをしつつ、
ふと周囲を見回す様な動きをして。
”それ”が、触手に囲まれた、多分ヤツメウナギの様な、その血に塗れ牙に覆われた口を見た瞬間に、自分はその場を走り出して、逃げた。
何とかそのまま、自分は山道に戻る事は出来たし、そのまま無事に、登頂こそ断念したが下山は出来たのだが。
自分が遭遇したモノが現実か夢か、暫く、あんな生物が要るモノか疑心暗鬼になって数日を苦悶の中で過ごす事になって。
つい、その辺の事をネットに書いてしまった。XX山で、奇妙な物を見た。
奇妙な事は起こった。その後、直ぐに”その”板は閉鎖されてしまい、閲覧も書き込みも出来ない様になり。
その後暫くして”家”に、妙に統一感のある制服を着た人々が訪ねてきた。貴方が遭遇しただろうモノの、詳細を知りたい。
それは事細かく伝えたのだが。その後、「貴方は以後、我々の監視対象に成ります」と告げられ、そして登山は固く…禁じられた。
何の権利があって?それは言う機会を失った、貴方の生命の為だと言う言葉には、尋常ならざる事態が起こった事は、解った。
このメモも、今の時代では監視されているのかもしれない。ともかく書き残しておけば…、少しだけ気が紛れる気はする。無駄だとしても。
「オカイソギンチャク」
仔馬ほどの大きさがある、巨大なイソギンチャク。
脚部らしいモノは無いが、常に上下に伸縮している。
身体は鱗に覆われた部分も一部に見えるが、全体は粘性の肉質。
そんな風には見えないが地面に潜る事も出来、獲物をじっと待つ。
獲物が近づくとその驚異的な跳躍力で飛びつき、口の周りにある触手で捉え噛みつく。
牙には強力な毒が有り、獲物はそれにより動けなくなり、そのまま貪り食われる。
彼らの獲物を捕まえる際の知性は脅威的で、狩りの失敗はほぼ無い。
獲物が通るまでじっと耐えられる忍耐も誇り、周囲に溶け込むカモフラージュも口の周りに有る触手を用い、器用に自力で行える。
ただ、触手自身のパワーその物はそんなに強く無く、噛まれる前に脱出出来れば、逃げられない事もない。
ただし、彼らは”とある条件”を満たせば物体をすり抜ける事が出来るらしく、捕獲は非常に困難だと言う。
ちょっと創作したモンスターネタ。
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