【勇者放浪記】トリックスターファンタジーTRPGスレ [無断転載禁止]©2ch.net (184レス)
【勇者放浪記】トリックスターファンタジーTRPGスレ [無断転載禁止]©2ch.net http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1465608188/
上
下
前
次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
7: GM ◆zTA3Hlbo9w [sage] 2016/06/11(土) 12:01:33.50 ID:ZJ2RR4p7 「しばらくは無理だな。こりゃ…」 雨は強く、湿地帯はすっかり水嵩が増し、水棲モンスターたちがうようよし始めた。 トリスタンにも巨大なマッドスネイルの姿が見える。 丘へ向かうと、そこには少女が男二人とトラブルを起こしているようだった。 「おいィ!よくもロイを殺ってくれたなネーチャ…」 「とりあえず持ってるんだろ?カネ。お前いかにも良いところの、って感じだしな」 既に肩を捕まれているが、少女も男たちに反論する。 「私は殺してなんていないもん!まだ生きてる。確認しに行きなさいよ!」 「そう言ったからってここで戻れるかよぉ…お前逃げるだろ?あ?」 剣を抜こうとするもの、既にもう一人の男に腰をつかまれ、剣には触れることは敵わない。危険だ。 「だいたいあんたたちが先に…あっ…!」 少女の太股にナイフが刺さり、続いて腹に一撃が入る。 男たちの服装ーチェインメイルと兜、小手などの服装に比べ、少女は剣以外はほぼ丸腰も同然。 皮装備でそれも腹や太股や露出したその服装は、無防備であると同時に扇情的ですらある。 「きゃあ!」 少女は服を脱がされていき、ついには押し倒され、男の一人がまたがった。 一人がもう一人の男に聞く。 「ヤるのか…?」「あぁ…ヤる。それから殺す。ロイには悪ぃが、そのくらいしねえと、収まりがつかねえもんでな!」 トリスタンは駆け出していた。 「やめろぉ!その子を離せ!嫌がってるだろがあ!!」 男たちが振り向く。 「あ?今お楽しみ中だから、ガキはさっさといきな!ん…?武器か、じゃあ殺しておくか」 男たち二人がトリスタンに斬りかかろうとした刹那、トリスタンはその後ろへと足を進めていた。 片足から血を噴き出し倒れた男たちのことは一瞥もせず、少女の方に駆け出しつつ呟く。 「安心しろ。その傷は魔法の傷だから、お前らの脚は当分は薬草でも万能薬でも治せないぜ…」 片足を完全に無力化され、這いずるようにして丘を降りていく男たちを尻目に、トリスタンは少女へと近づいた。 しかし、地面に生えていた蔦が足に絡みつき、少女へと覆いかぶさる形となってしまう。柔らかい感触が顔を覆った。 「わ、うぷ…うぷぷ、ぷ…うっ、こ…これは…?!」 その生暖かいものを、まるでオーブでも掴むかのように手づかみにし、トリスタンは驚愕の声を上げた。 それは紛れもなく少女の乳房だった。トリスタンの顔を鉄拳が襲い、さらに突き飛ばされたところに強烈な蹴りが見舞われる。 「こ…このドスケベ!! あんたもか!」 トリスタンは敵もいないということで暫く横になり、少女が無事なのを確認すると話しかけた。 先ほど脱がされていたせいで少女は皮のブレストアーマーの中の下着を露出していた。 雨か汗のせいか先端部分も透け、その形がはっきりしていることは言うまでもない。 「お、俺はあいつらの仲間じゃない…トリスタンってんだ。君みたいな女の子が一人でこんなところにいるなんて…危ないよ」 少女は立ち上がったトリスタンを見て、負けじと立ち上がり、胸を隠すように腕組みをして見せた。 「あんたに助けられたことは褒めてあげる。でも、子供扱いしてるけど、私、多分あんたと歳、そんなに変わらないと思うけど」 よくよく見ればトリスタンよりも背が高く、胸に限らず肉付きも張り、艶があり大人びている。子供っぽいのは声のせいか。 「どうでもいいよ。君、名前は…?」 「…… イリス…」 イリスは装備こそは高級なものの、どうやら魔法も使えなければ、回復薬すらないらしい。 トリスタンは傷のある太股の手当てと、腹にも回復薬を塗ってあげた。 二人は丘の上で雨宿りをしながら、しばらく静かに語り合った。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1465608188/7
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 177 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
0.003s